映画
ハプニング
MOVIXで「ハプニング」を観ました。
久しぶりの映画です。ババさんのお見舞ひに行ってゐる間は、なんとなく映画に行くのを自主規制してゐる所がありました。だって、映画を観に行ったらその話をババさんにする事になるし、それを聞いたらババさんは死ぬほど羨ましがるでせうから。なにしろ、ものすごーく、映画を観に行きたがってゐましたからね、ババさん。
原監督来店?
土曜日だといふのにヒマだなー、とお客さんの不入りを嘆いてゐたら、夜になつて突如として大忙しになりました。最近は、もう、こんなのばかりです。あまりにお客さんの来る時間帯が集中し過ぎる。そんなに集中されても、席数は限られてゐるので、お断りするしかないのです。もう少しみんなが時間をずらして来てくれれば・・・と、これはお店の人間の持つ切ないワガママな想ひでせう。
スーパーフライの帰還
『アメリカン・ギャングスター』マーク・ジェイコブスン(ハヤカワ文庫)を読みました。
これは映画『アメリカン・ギャングスター』の元になつたもので、本物のフランク・ルーカス(『アメリカン・ギャングスター』の主役。70年代の麻薬王)を訪ね、昔の話をあれこれ聞き出す、といふルポです。こいつがまた! 非常に面白かつたのです。映画の何十倍も面白い。これをそのまま映画化すれば良かつたのに…、と思はず呟いてしまひました。ま、そのまま映画化しても、今のリドリー・スコットではやはり面白くないかもしれませんが。
マイ・ウェイ
おもしろかおのすけさんが来店されました。
おもしろさんはいつもオパールにステキな映画年間ベスト10を投稿してくれてまして、私はいつもそれを読むのを楽しみにしてゐるのですが、今年は昨年以来調子が悪いといふ事で未だ投稿はなし。なんと、その事を謝りに来てくれたとの事で、とんでもありません! こんな一文の得にもならない事を、わざわざ毎年頼んでゐる我々がワガママな訳でして、無理はなさらないで下さい。…とか言ひながら、しつかり「でも出来たら今からでも書いて下さい」と頼んでしまひましたー。
アメリカン・ギャングスター
実をいふと昨日、『玉村方久斗展』を観た後に、MOVIXにて『アメリカン・ギャングスター』(リドリー・スコット監督)を観に行つたのです。この映画は、実在したフランク・ルーカスといふ黒人のギャング(麻薬王)を描いた作品で、フランク・ルーカスを演じるのはデンゼル・ワシントン。T.IやRZA、コモンなどのラッパーが多数出演してゐたり、ソウルの名曲をバンバン使つてゐたりと、ブラックミュージックファンには何かと話題の作品。故に私も昨年から「アメリカンギャンスタ、アメリカンギャンスタ!」と騒いでゐた訳で、えー、だから、この映画について何もコメントせずに通りすぎる事は……許されないでせうね。はぁ。
スィーニー・トッド
MOVIXで「スィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」(ティム・バートン監督)を観ました。
まー、例によつてネタばれも含んで思ひついた事をダラダラ書きますので、まだ観てない人は読まない方がよいでせう。また、もう観た人も、自分なりの「スィーニー・トッド」を大事にしたいのなら、私の主観に満ち満ちた文章は読まない方がよいと思はれますー。
ナショナル・トレジャー
MOVIXにて『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』を観ました。
ジェリー・ブラッカイマー制作、といふ事で、予想される通りの大味な作品。もう少し丁寧に作られないんかいな、と少々ゲンナリしながらの鑑賞でした。とはいへ、各所にキラリと光る面白さがあり、それなりに楽しめたのも事実です。その“キラリ”とは……“陰謀論”です。
椿三十郎
話題の『椿三十郎』のリメイク映画(角川春樹製作・森田芳光監督)を観に行きました。
彼女について私が知つてゐる二、三の事柄
みなみ会館で『彼女について私が知つてゐる二、三の事柄』を観ました。ゴダールの1966年の作品です。
グッド・シェパード
MOVIXで『グッド・シェパード』(ロバート・デ・ニーロ監督)を観ました。
マット・デイモン主演で、アメリカ諜報部員(OSS→CIA)を演じます。イエール大学に入学し、そこの友愛クラブである“スカル & ボーンズ”に入会、スカウトされて諜報部員になつて、祖国アメリカのために謀略活動に邁進する男。まー、簡単に言へばスパイの世界を描いてゐるのですが、『007』や『ミッションインポッシブル』の様なおとぎ話ではありません。あくまでリアルに、リアルに現実のスパイの世界を描いてゐるので(と言つてもフィクションですが)、それはそれは寒々しい世界が描かれます。
セッソ・マット
京都駅ビルシネマで『セッソ・マット』(ディーノ・リージ監督/1973年)を観ました。
これは70年代のイタリア映画で、ま、艶笑譚の寄せ集め映画です。音楽がアルマンド・トロヴァヨーリで、このサントラが、かの90年代のサントラブームの時にカルト化した事で有名。私もサントラは持つてゐて、当時かなり愛聴し、一体どんな映画なんだ? と妄想を膨らませてゐたものでした。
ストンプ・ザ・ヤード
MOVIXにて『ストンプ・ザ・ヤード』を観ました。
いはゆるダンスムービーで、クリス・ブラウンとニーヨといふ二人のR&Bアーティストが出演してゐる事でも話題の作品です。
デス・プルーフ
TOHOシネマズ二条に『デス・プルーフ in グラインドハウス』(タランティーノ監督)を観にいきました。
これはタランティーノが盟友ロドリゲスと組んで、現代に“グラインドハウス”(B級映画専門館)を蘇らさうとして作つたもの。それぞれ1本づつ“如何にもグラインドハウスな映画”を撮つて、アメリカでは2本立てとして公開した様ですが、日本では1本づつ単独での公開となつた模様。そのタランティーノ版が、この『デス・プルーフ』です。
映画の秋
サトウさん夫妻が来店されました。
「やー、『河童のクゥ』を観てないんで、ババさんに怒られたんですよ」
と、サトウさん。
確かに『河童のクゥ』はババさんのこの夏一押し作品。でも、サトウさんが観てゐない、とは?
イタリア、イタリア
powerくんがイタリアに移住するからといふ訳ではないでせうが、何故かイタリアが流行つてゐます。
「NEUTRAL」(白夜書房)といふ雑誌がありますが、これが「イタリアという美しい奇蹟」といふ特集を組んでゐます。中には、確かに溜息が出る様な美しいイタリアの写真の数々が。
残菊物語
DVDで『残菊物語』を観ました。
先日も述べた様に、二代目尾上菊之助を描いた溝口健二の傑作映画。最後に船乗り込みのシーンがあるとて、せつかく私も船乗り込みに参加したのだから、その興奮も醒めやらぬうちに観ておかう、といふ訳です。
いやー、面白かつた! 別にどうッて事のないお話なのですが、それが何故ここまで面白いのか? と、首を傾げてしまふ程の面白さです。
『アポカリプト』について
ババさんと、映画『アポカリプト』について話し合ひました。
「いやー、最高に面白かつたですね! メル・ギブソン最高!」
ええ、確かにアクション映画としては秀逸ですよね。ツボを押さへまくつてゐる、といふか。でも、マヤ文明の歴史や風俗をメチャメチャに歪めてゐる、といふ非難もあるんですよね。なんでまた、メル・ギブソンはそんな事をしたんでせう。
アポカリプト
TOHOシネマズ二条で『アポカリプト』メル・ギブソン監督を観ました。
マヤ文明を描いた映画で、キャストは主にメキシコ人やマヤ人の素人を起用、台詞もマヤ語を使つた、といふので話題になつた作品です。そもそもアメリカ人は字幕を嫌ひます。読むのが面倒くさいから。だから、基本的にアメリカでは外国語の映画は吹き替へ、ハリウッドで作る映画は最初から外国人も全て英語を喋ります。また、アメリカ人は有名人の出てゐない映画を敬遠します。映画の内容より俳優の方に興味があるからです。この様なアメリカ人の国で、なんとこの映画は興行成績一位の大ヒット! 字幕で有名人も出てゐないのに、なんで??? と、これもまた話題になつてゐる映画でもあるのです。
しかし、私はこの映画を観て、これはヒットするんぢやないか? と思ひました。何故なら、これ、『マッドマックス』やん! と、思つたからです。
シューター
MOVIXにて『シューター』アントワン・フークア監督を観ました。
私はこの映画を観て、強く思ひましたね。イーストウッドの後を継ぐのは、このアントワン・フークアではないか、と。それほど、暴き系で且つリバタリなエンターテインメント映画であつたのです。
大日本人
私はテレビを観ないので、松本人志とか、よく知らないのですね。そりゃ、ダウンタウンのデビュー時は知つてゐますし(まだテレビを観てゐた)、「松本人志論」みたいな本も読んだ事があるので、大体の感じは分かります。彼がポストたけしの位置に居るお笑ひ界のカリスマである、とか、福子らしい、とか。とはいへ、やはりそれぐらゐでは何も知らないに等しく、この彼の初映画監督作を観て、へー、松本人志ッて、こんな人なんだー、と感心する所が多々ありました。まづ、それから述べてみませう。
バベル
MOVIXで『バベル』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)を観ました。
この映画、かなり賛否両論分かれてゐる様で、ッて、私の周りでは「否」の方が多いですが、「賛」はババさんによる、「どこかのミニシアターにフラリと入つて、何も知らずにたまたま観たのがこの映画だつた、と思へば、なかなか面白い。映像もカッコいいし。」といふ説くらゐです。
楽日/幽閉者
みなみ会館に、『楽日』ツァイ・ミンリャン監督と、『幽閉者(テロリスト)』足立正生監督を、観に行きました。
まづは『楽日』。これは強力でしたね。ツァイ・ミンリャンといへば、傑作として語り継がれる『青春神話』も『愛情萬歳』も観てゐない愚かな私ですが、辛うじて『河』だけは観てゐます。『河』は、不自然なまでに長いショット、首が曲がるといふ訳の分からない病気、その病気を直すべく東奔西走する主人公とその父親、その二人が、なぜかそれぞれゲイのハッテン場に行つて性交の場で遭遇する…といふあまりに唐突な展開に、大きな衝撃を受けたものでした。では『楽日』は?
BLOOD DIAMOND
MOVIXにて『ブラッド・ダイヤモンド』エドワード・ズウィック監督(2006年アメリカ映画)を観ました。
舞台はアフリカのシエラレオネ共和国。1961年にイギリスから独立した国ですが、長い間植民地支配されてゐた国にありがちな様に、政府が腐敗と乱脈を極め、世界最貧国と認定された様な所です。そんな政府に対抗して、RUF(革命統一戦線)といふ組織が結成されます。
『二十四の瞳』について
ババさん来店。『二十四の瞳』について語り合ひました。
「いやー、ボクは今回で4か5回目だけれど、いつ観てもやはり素晴らしい! 特に今回はデジタルリマスターで画面も随分きれいだつたし。もう、何回も観てるもんだから、最初に大石先生が自転車で現れるシーンでいきなり涙ぐんでしまつて…」
二十四の瞳
MOVIXで『二十四の瞳』デジタルリマスター版(木下惠介監督・1954年)を観ました。
日本映画屈指の名作と言はれ、これを観てゐないと映画に興味があるとは言へない、また日本人とも言へない、ともいはれるこの作品。私は本日初めて観ましたので、昨日まで日本人ではありませんでした。ははは。すいません。
ギャング・シティ
ビデオで『ギャングシティ』を観ました。
これは2PACの遺作となつた映画で、2PACはこの映画の撮影終了1週間後に殺されてしまひました。そんなこんなで、観なければ、と思ひつつ、どうも話題先行の感があつて、映画そのものは面白くないんぢやないか? などと考へて、今まで観ないで来てしまつたのです。ところが、観てみるとこれがまた、なかなか良い作品であつたのです。キラリと光る佳作、とでも申しませうかね。キラリ!
パフューム
MOVIXで『パフューム ある人殺しの物語』を観てきました。
これは、まァ、世に二つとない究極の「鼻」を持つた主人公が、究極の「匂ひ」、つまりは究極の「香水」を作る話なのです。
ドリームガールズ
MOVIXにて『ドリームガールズ』を観ました。ブラックミュージックファンの間では1年以上前から騒がれてゐた作品で、シュープリームスをモデルにして作られた80年代のミュージカルの映画化です。なによりもビヨンセがダイアナ・ロス(を思はせる)役をやる、といふのが話題の的でした。何故なら、ビヨンセ及び彼女のグループ“デスティニーズ・チャイルド”は、ダイアナ・ロス及び“シュープリームス”と非常に重なるものがあるからです。
DOA
TOHOシネマズ二条にて『DOA』を観ました。これはなんでも、全世界で700万本以上も売り上げた日本製のゲーム『DEAD OR ALIVE』をベースにした映画らしいです。ま、要は『DEAD OR ALIVE』といふ世界一の強者をきめる格闘技大会がありましてですねー、世界中から選び抜かれた猛者がその大会に参加するためにある島に集まる。その大会に参加しながら、主人公たちはその大会の裏に秘められた秘密・陰謀を探る…、といつたお話。『燃えよドラゴン』のパクリか? …と言へば全くその通り。また主人公は滅法強い女の子3人なんですが、それッて『チャーリーズエンジェル』の二番煎じか? …と言へばそれも全くその通りで、ただしストーリーはいい加減だし、演出・映像・雰囲気、全てもの凄く安い。つまりはB級(C級?)映画なのであつた。
幸せのちから
MOVIXにて『幸せのちから(The Pursuit of Happyness)』を観ました。文無しのどん底生活から大金持ちになつた男の実話を基に、ウィル・スミス親子がその親子を演じる、といふ事で話題になつてゐる映画です。確かによく出来てゐます。ウィル・スミス親子もかなりの好演。が…、なんとなく釈然としない映画であつたのです。
恋人たちの失われた革命
東京都写真美術館ホールにて『恋人たちの失われた革命』フィリップ・ガレル監督(2005年)を観ました。
ゴダールの後継者と呼ばれ、現在フランスで最も妥協なき芸術派の映画監督フィリップ・ガレル。そのガレルが描く1968年パリの5月革命。モノクロで182分。主演は息子のルイ・ガレル。と、聞けば、もう強烈に面白さうなのですが、普通に臨めば確実に爆睡する、と確信いたしましたので、同美術館で行はれてゐた「細江英公展」を早めに切り上げ、椅子で1時間ほど仮眠をとつてから映画に臨みました。
映画鼎談
気がつけば年が押し詰まつてゐた。いつでも、気がつけば年が押し詰まつてゐたり、年が始まつてゐたり、年の真ん中だつたりする様な気がするが、それは別に不思議な事でもないのかもしれない。
『硫黄島からの手紙』について
ババさん来店。「観てきましたよ、『硫黄島からの手紙』……打ちのめされました。」
あ、良かつたですか。それは、良かつた。私も『硫黄島からの手紙』は良かつたんですけど、これは、一寸賛否両論分かれるかな? と、見終わつた後に危惧してたんです。
散るぞ悲しき
さて、昨日の日記で、是非日本人の手で硫黄島の戦ひを映画化して欲しい、と書きましたが、もしさうなれば題名はどうなるでせうか。やはり、『散るぞ悲しき』ですかねェ。これは無論、話題の書『散るぞ悲しき』梯久美子著(新潮社)から採つた題名です。
硫黄島からの手紙
MOVIXにて『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド監督)を観てきました。硫黄島二部作のひとつです。もう一本の『父親たちの星条旗』がアメリカ側から硫黄島の戦ひを描いたもの、こちらが日本側から描いたもの、といふ事で、つまりは出演者は全て日本人(米兵除く)、そして日本語を喋つてゐる、といふ映画です。ハリウッドが作る日本を舞台にした映画と言へば、たとへ出演者を日本人にしても、何故か英語を喋つてゐたり、日本語を喋つたとしてもヘンテコだつたり、日本の風俗が現実とかけ離れてゐたりと、珍妙になりがちなのですが(最近でも『ラストサムライ』『SAYURI』『ワイルドスピード3』など)、この『硫黄島からの手紙』は違ひます。キチンとした素晴らしい「日本映画」となつてゐました! イーストウッド凄い! …て、いふか、なんでこれを日本人が撮れんかな、と少々情けない気持ちにもなる、複雑な映画でもありました。
エニイギブンサンデー
ババさん来店。
あ、ババさん、さういへば先日DVDで『ANY GIVEN SUNDAY』を観ましたよ。
「うーん、オリバー・ストーンですね。なんで今頃?」
いや、コータローくんに貸して貰つたんです。コータローくんのオススメなんですよ。
「さうですか。う〜ん、どんなんだつたかなー。あまり、印象に残つてないな」
硫黄島の砂
DVDで『硫黄島の砂』(アラン・ドワン監督、1949年)を観ました。
この映画は『父親たちの星条旗』のパンフレットで蓮實重彦が、イーストウッドの当該作品と深い饗応関係にある、と指摘してゐたもの。それは是非観なくてはならん! と、レンタルビデオ屋さんに走つた、といふ次第です。
主演はジョン・ウェイン。海兵隊を指揮する鬼軍曹である彼は、新兵たちを一人前の戦士に鍛へあげ、タラワ島、硫黄島と彼らを率ゐて転戦します。が、最後に硫黄島での戦闘中に死亡し、同時に擂鉢山に“例の星条旗”が立てられ、それが映画のラストを飾るシーンとなつて、海兵隊の勇気と活躍が讃へられながら幕を閉ぢる、といつた映画です。確かに『父親たちの星条旗』は“例の星条旗”を巡つての映画であるので、この『硫黄島の砂』は当然踏まえられてゐるでせう。『父親たちの星条旗』との饗応シーン、実際の硫黄島での戦闘を収めたと思はれる映像の挿入、など、様々な意味で興味深く、堪能できました。
「父親星条旗」について
powerくん来店。「観ましたよ、『父親たちの星条旗』! うーん、なかなか面白かつたですね。個人的には前作『ミリオンダラーベイビー』の方が好きですけど」
ロフトプラスワンにて上映
可能涼介から電話。
「あのさァ、11月25日の土曜日に、新宿のロフトプラスワンで、野上の新作映画『RED RED RIVER』をやる事になつたんだよ」
オトシモノ
本日は久々に「あへこは」を開催しました。「あへこは」とは、「あへて怖い映画を観る会」の略でして、怖がりで恐怖映画なんてトンデモナイ! 怖い映画を観るくらゐなら死んだ方がマシ! といふ人間が、それでも敢へて、怖い映画を観よう、といふ会のことです。会員は私とヤマネくんの二人。結成以来、ことあるごとに勧誘を繰り返してきたのですが、一向に会員が増えないのは、多分みんな怖くて“敢へて”怖い映画を観ることが出来ないんだな。フフン。我々の蛮勇の程が知られると思ひます。
父親たちの星条旗
MOVIXにて『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド監督)を観ました。これは第二次世界大戦の硫黄島における日米の死闘、太平洋戦争中最も激烈と言はれた戦ひ、を日米双方の視点から描く! といふ構想のもと、『硫黄島からの手紙』と2本同時に撮られた作品のひとつ。アメリカ側から描かれた方の作品です。それにしてもイーストウッド、70歳を超えてゐるのにこんなにアクチュアルで緩みのない作品を、しかも2本同時に撮つてしまへるなんて、凄過ぎます。やはり現在世界最高の映画監督なのではないか、と個人的に思ふ所以です。
明治天皇と日露大戦争
ババさん来店。『太陽』を観た、といふ。『太陽』は昭和天皇を描いたソクーロフの映画。ああ、もうやつてゐるのか。観にいかなくては、とは思ふのだけれど、時間がなぁ。行けるかな?
秘められたアスリートの記録
本日はメトロにて、メトロ大學「ツール・ド・フランス 秘められたアスリートの記録」が行はれた。これは本日、明日の二日間に渡り、ツール・ド・フランス関係の映画を皆で鑑賞、さらにゲストを呼んでのトークショーもあり! といふイベントである。司会はなんと、ババさん。京都を代表する自転車ツーキニスト & 映画カンショーラーであるババさんは、まづ適任と言へるだらう。
グエムル2回目
ナクラくん & サワさん来店。サワさんが「ババさん、『グエムル』を2回も観に行つたさうぢやないですかー! 凄ーい。あんなに面白くない映画を2回も観るなんて!」
トリプルX ネクストレベル
DVDで『トリプルX ネクストレベル』を観る。これはロブ・コーエン監督、ヴィン・ディーゼル主演の『トリプルX』の続編である。
シドナン
ヒマだ。恐ろしく。書くこともないので、昨日の日記の補足でもしておきます。
昨日私は、シド・ビシャスこそパンクだ、と書いた訳だけれど、どうも今の若い人たちはアレックス・コックス監督の『シド & ナンシー』からシドのイメージを持つてきてゐる様で、困る。
ワイルドスピード3
TOHOシネマズ二条にて、『ワイルドスピード3』を観る。が、これが、また…変な映画であつた。
J.S.A.
DVDで『J.S.A.』を観る。遅ればせながら、といふ感がなきにしもあらず、だが、この映画、公開当時は『シュリ』の次! みたいな宣伝がなされてゐて、『シュリ』が全くダメだつた私は、そんなら観なくていいや、と行かなかつたのだ。が、『グエムル』のあまりの素晴らしさと、『殺人の追憶』『グエムル』でのソン・ガンホの好演にすつかりやられてしまつたので、韓国映画+ソン・ガンホといふチョイスで、さらに『オールドボーイ』のパク・チャヌク監督といふ要素も加はつて、『J.S.A.』を観たといふ次第である。
評価の差
ナクラくん & サワさん来店。二人は先日『グエムル』を観に行つたのだが、ナクラくんは「凄く良かつた。今までの怪獣映画と違つて、日常の中に地続きに怪獣が出て来るといふ間抜けさが、最高でした」と言ふのに対し、サワさんは「全然面白くなかつた。途中で寝ました」との事。うむ、かういふ評価の差、といふのは面白い。
マイアミ・バイス
TOHOシネマ二条にて『マイアミ・バイス』を観る。マイケル・マン監督の新作。しかし、これが…個人的には全くダメであつた。
グエムル
TOHOシネマ二条にて『グエムル』を観る。『殺人の追憶』で映画ファンを唸らせたポン・ジュノ監督の新作である。なんと怪獣映画。そしてこれがまた、うう〜む、と唸らざるを得ない、傑作映画となつてゐたのであつた。
トキカケ
ヤマネくん来店。「ども。いやー、今日ボクが言ひたいのはですね、ッて、誰かさんの真似ぢやないですけど、江原についてですよ! 江原は酷い!!」
江原? 誰それ?
丹下左膳余話 百萬両の壷
京都文化博物館にて『丹下左膳余話 百萬両の壷』山中貞雄監督を観る。えー、世の中には観てゐないと話にならない、といふ映画がありましてー、ま、『七人の侍』だとか『東京物語』だとか『無法松の一生』とか色々日本映画にもある訳なんですがー、この『丹下左膳余話 百萬両の壷』もそんな映画の一本である。私は、この映画をまだ観た事がない、といふ人に会ふ度に、「そんな事では話にならないよ」と全く呆れた様な顔で言ひ、今すぐにでも観るように! と忠告し続けたりしてたのですが、実はそんな私自身がまだ観てゐなかつたのであつた。ワハハハ。
手をつなぐ子等
京都文化博物館で『手をつなぐ子等』稲垣浩監督(昭和23)を観る。これは戦前から京都滋野小学校で特殊学級を担当してをり、知的障害児教育のパイオニアとして知られる田村一二の同名小説が原作で、それを読んで感動した伊丹万作が、自ら監督すべく脚本を書いたものの、肺結核で逝去。結局、盟友であつた稲垣浩が追悼の意を込めて撮り上げたといふ、映画史的にも重要な作品である。
チームアメリカ ワールドポリス
DVDで『チームアメリカ ワールドポリス』を観る。これは昨年あたりに公開された映画で、確かババさんが「気が狂ふほど面白かつた」と言つて居た作品。サウスパークのスタッフによる人形劇で、内容はと言ふと、世界の警察を自任する“チームアメリカ”のメンバーがテロリストたちをやッつけまくる! といつた感じで、様々な有名人たち(主にハリウッドスター)がそつくりさんの人形で出演(?)して居る。…と書けば、大体映画の内容は想像がつくとは思ふけれど、正しく想像通りの内容で、なかなか楽しめました。
ロマン座
本日はROMANZAにて、マツヤマさんが新たに購入した映写機とスクリーンの点検会が行はれた。これはホームシアターを楽しまうと機械類一式を購入したマツヤマさんが、自身は「機械に弱いので…」といふ理由で、何人かの人を呼んで、その試運転・点検を手伝つて貰おうと考へて企画した会である。オパールからは、若くて暇であるといふ理由から、テラリーを送り込んだ。
渡辺文樹
渡辺文樹の新作『御巣鷹山』が京都に来てゐた。渡辺文樹は知る人ぞ知るインディーの映画監督で、新作を撮つてはそれを持つて全国を廻り、各地で場所を借りて自主上映する、といふ活動を行つてゐる人。彼の新作が来ると、まるでプロレスの宣伝みたいな怪しげなポスターが街中に貼りまくられるのでそれと知られる。なんだこの怪しいポスターは? と、疑問に思つてた人も多いのではないだらうか。今回も一週間ほど前から河原町の電柱にポスターが貼り巡らされてゐたので、ああ、来たな、とは思つてゐた。私も前から一度は観たいとは思つてゐたのだが、なかなか時間も合はずにゐた所、なんとワリイシさんが観に行つてきた(7月5日)といふではないか! ゆ、勇気あるなー。早速、話を聞いてみた。
ひとりで映画を
ハッシー & YO!ちやん来店。「キシシシシ! ボクもたうたう、一人で映画を観ることができるやうになりました。これもオパールさんのおかげです。キシシシシシ!」
そんなん、別に普通やん。
「いや、ボクの周りでは一人で映画を観る奴なんてゐませんよ。そんな奴、一人も!」
インサイド・マン
TOHOシネマズ二条にて『インサイド・マン』を観る。スパイク・リー待望の新作である。スパイク・リーに関しては、前作の『SHE HATE ME』が日本で公開されず、私は勝手に「何かの陰謀だ!」と騒いでゐたのだが、どうやらアメリカでは興行的にも批評的にも惨敗だつたさうで、それで日本までやつて来なかつた、といふ事らしい。ううむ、ホンマか?
足立正生の新作
先日日記で書いた足立正生の新作だが、なんとすでに完成してゐるやうで、来る7月1日と2日に京都造形芸術大学で全国初! 先行特別試写が行はれるやうである。その新作の名は『幽閉者(テロリスト)』。主演の岡本公三役は田口トモロヲ。他の出演者は荻野目慶子にPANTA、大久保鷹に赤瀬川源平、ARATAと、なかなか豪華(?)である。この二日間は、『幽閉者(テロリスト)』以外にも『椀』『鎖陰』『銀河系』『赤軍ーPFLP・世界戦争宣言』などの旧作も同時上映するやうだし、さらに! シンポジウムが行はれ、足立正生監督自身もやつてきて参加する予定だといふ。うーむ、これは貴重な。パレスチナでの知られざる活動の様子が語られるかもしれない。
ダ・ヴィンチ・コード
ババさん来店。さういへばババさんは映画『ダ・ヴィンチ・コード』は観たんですか?
「観ましたよ。恐ろしく退屈な映画でしたが…。小説の方がズッと面白いです。が、実は一番面白いのは、副島隆彦の『ダ・ヴィンチ・コード』論ですよ!」
ナイロビの蜂
MOVIXにて『ナイロビの蜂』を観る。壮大なアフリカを舞台に繰り広げられる男女のラブストーリー、てな感じで宣伝されてゐますが、いや、確かにラブストーリーとしても秀逸、非常に完成度の高い素晴らしいものなのですが、この映画はそれだけではない。アフリカがどれだけ世界の食ひ物になつてゐるか、それを厳しく告発する暴き系(exposure)映画なのであつた! ガガーン!!!