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2015年04月23日(Thu)

バードマン/ダラダラ・・・/けいおん! etc

4月14日〜4月22日

バードマン

MOVIXにて「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観てきました。今年のアカデミー賞(第87回)にて、作品賞・脚本賞(オリジナル脚本)・監督賞・撮影賞の4部門を獲得した話題作です。
この映画、ナールズバークレイの「クレイジー」を使った予告編がえらくカッコ良く、期待満々で観に行ったのですが・・・・・・、あぁ、アカデミー賞ね。なるほど、わかる。思はせ振りだけどスカスカの中身、生真面目過ぎてダサダサの佇まひ、無難を絵に描いた様な作品。まー、アカデミー賞って、せいぜいこんなんかもねー、とある意味納得の作品でした。

別にアカデミー賞を穫った作品が必ず下らない、といふ訳ではないでせう。でも、今回は「アメリカンスナイパー」が主要な賞をひとつも穫ってない事からも分かる様に(音響賞だけ穫ってる!)、とにかく無難を目指した選考だった様です。「アメリカンスナイパー」は、作品の素晴らしさはみんな認めてゐたものの、賞は穫れないだらう、と事前に言はれてゐたのです。なぜなら、国論を二分しての議論の対象になってる作品だから。イーストウッド作品に関しては、「ミリオンダラーベイビー」が第77回アカデミー賞の作品賞を穫った時に、かなりゴタゴタあったみたいで(あの作品も、安楽死を巡って国論を二分した)、それに懲りた・・・と言はれてゐたのです。しかし、そんな無難を目指した選考が面白い訳はない。結果として・・・「バードマン」です。
いや、ほんと、なにそれ?っていふくらゐ、表面的で内容のない映画だったなぁ、といふのが私の感想。まるで最初から最後までワンショットで撮ったかの様なシームレスな映像、現実とフョクションが交錯するメタな構造、ハリウッドとブロードウェイの対立といふエンタメとアートを巡る自己言及的な主題・・・なんかが話題になってますが、別にねぇ。メタな構造や自己言及的主題なんかは、うまくやれば目覚ましい効果をあげられますが、この映画は“ただやってみただけ”にしか思へない。アート映画っぽくしたかった?単なる藝術コンプレックスに思へるんですが・・・。
撮影賞を撮った映像もねぇ・・・、なんかダラダラとワンショットに仕立て上げてるだけで、ハッとする様なカッコいい映像が全くない。退屈極まりない映像。溝口の「忠臣蔵」とか観て勉強し直して欲しいなぁ、とか思ってしまひました。
しかしなにより気に喰はないのが、題名に「無知がもたらす予期せぬ奇跡」とある割には、「奇跡」なんてどこにもない事です。つまらない現実と妄想があるだけ。こんなん、看板に偽りありだらうー、と思って原題を確かめてみたら、「THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE」とある。ん?VIRTUEって「美徳」ぢゃないの?つまり、これ「無知がもたらす予期せぬ美徳」ぢゃないの。なんだこのメチャクチャな邦題はー!
主人公のリーガンは、元売れっ子の映画スターだったが今は落ち目で、なんとかブロードウェイでアートっぽい舞台をやって評判を取り戻さうと頑張ってゐる。が、なかなかうまくいかず、共演するブロードウェイのスター役者のマークからは、お前の演技はリアルがない!とか罵倒されて、で、そのマーク本人は、舞台上で本物の酒を飲んで酔っぱらったり、女優さんと本当にセックスをしようとしたりする。リアルの追求だ、とかいって。追ひつめられたリーガンは、たうたう自殺の場面で本物の銃を使ふ事にする・・・。
無知故に言はれた通りに“リアル”を追求したら、思ひがけず素晴らしい効果を得てしまった、と。これぞ無知がもたらす美徳だ、と。ふーん。ブラックユーモアのつもりなのかな。まぁ、さうだとしても、生真面目すぎて全然おもろないわー。
唯一良かったのが、音楽。延々と続くドラムソロは、なかなかスリリングで、ダラダラ映像よりよっぽど良い。これがなかったら、2時間も観てられなかったかも。
音楽が好きな人は、観に行ってもいいかもしれません。

ダラダラ・・・

いやー・・・・なんか今週は身体の調子が悪くて・・・もうずっとグダーっとしてゐました。休みの日も家でずーっとダラダラと・・・、ひたすらレコード聴いてた感じ。ミーターズとかギル・スコット=ヘロンとかを引っ張り出してひたすら・・・やー、ミーターズってやっぱジョシー時代だよなー、とか昔は思ってたんだけど、今回はリプリーズ時代のが沁みたわー、特に「キャベッジアレイ」。いいわー、「BIRDS」とか、ニール・ヤングの曲だけど。・・・で、ギルはねぇ、いつの時代もいいけど、今回は「MIDNIGHT BAND」ね。すげー、いいわー、・・・でも、この盤、私のやつは反ってるんだよねぇ・・・一曲目がうまく鳴らない。う〜ん・・・ま、どーでもいい話ですねぇ・・・。要するに、あんま日記とか書く気がおきない、といふ事で。

けいおん!

・・・ちょっと元気が出たので、もう少し書くか。
いま、アニメ「けいおん!」を観とるのです。これねぇ、京都が舞台だし、所謂「空気系」といひますか、登場人物の女の子たちが単にダラダラしてるだけの作品・・・と聞いてゐたので、う〜ん、それ面白いかなぁ、「萌え」が分からないと面白くないんぢゃないかなぁ、と、敬遠気味だったんですが・・・実際に観ると、すごーく面白い!
確かに、内容は単に女子高生の日常を描いただけのものですし、色々とギャグは挟まるのですが(原作が四コマらしい)、はっきり言ってしょーもないものが多い。下らん。が、しょーもなければしょーもない程、下らなければ下らない程、彼女たちが輝く!とでも言ひますか・・・。
なにがそんなに面白いのか、今の私では考へる事ができませんが、M先生は「そこに楽園のイデアが描かれてゐるから」と仰ってゐました。さうなのかもしれません。
にしても、唯ちゃんいいわー、ゴロゴロ・・・。

Comments

投稿者 オーソン : 2015年04月23日 21:27

『バードマン』予告編が一番面白かったですね。どの場面であの音楽がかかるのかと待っていたのですが…。予告でも使われている車が爆発するシーンで流れるのかと思いきや、流れず。爆破等も予告以上のものはなく、拍子抜けしました。
長まわしはその1シーンで緊張感がある絵を作ることができていれば、すごい効果があると思うのですが、この映画では単に間延びした印象しか受けなかったですね。同じ撮影監督でも『トゥモローワールド』の戦闘シーン長回しは良かっただけに残念です。
この出来栄えだったら、作品賞は『6才のぼく~』で良かったのでは?ゴールデングローブ賞が『6才~』だったから、順当に選ばれると思ったんですが…。アカデミー賞は大手メジャーの作品以外には本当に厳しいですね…。

投稿者 元店主 : 2015年05月01日 18:56

オーソンへ

ちょっとバタバタして返事遅れたー。
・・・いや、私は正直なところ、アカデミー賞とかあんま興味ないんだよね。ってか、パンク/ニューウェーブ世代なので(?)所謂“賞”とかに不信感がある。反射的に、賞を穫ったものなんて下らないのでは、とか思ってしまうくらいなんだよ。だから、まぁ、今回の「バードマン」なんかは如何にもアカデミー賞、とか思うし、「6歳〜」は穫らなくて良かったんじゃない?とか思ってしまう。まぁ、どっちでもいいんだけど。

新しい職場は慣れたかい?また、ちょくちょく帰ってきてやー。

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