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2006年08月10日(Thu)

チームアメリカ ワールドポリス 映画

 DVDで『チームアメリカ ワールドポリス』を観る。これは昨年あたりに公開された映画で、確かババさんが「気が狂ふほど面白かつた」と言つて居た作品。サウスパークのスタッフによる人形劇で、内容はと言ふと、世界の警察を自任する“チームアメリカ”のメンバーがテロリストたちをやッつけまくる! といつた感じで、様々な有名人たち(主にハリウッドスター)がそつくりさんの人形で出演(?)して居る。…と書けば、大体映画の内容は想像がつくとは思ふけれど、正しく想像通りの内容で、なかなか楽しめました。

チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン (2006/07/07)

 なにより、アンチセレブ!!! といふ信条が貫徹して居て、そこがいい。その信条に基づいて、全てのセレブなものを破壊し尽くすのだ。アメリカの属国(今や植民地?)である日本でも、セレブブームといふ気持ち悪い流行は続いて居てうんざりするけれど、本国アメリカでは、そらもうトンデモない事になつて居るのは想像に難くない訳で、それ故にこの様なアンチセレブな作品が作られる事は、当たり前かもしれないがやはりホッとしたりするのであつた。アメリカにもマトモな感覚を持つた人が居る、と。

 ショーン・ペンやスーザン・サランドン、サミュエル・L・ジャクソンなんかが次々殺されていく様は痛快! …とは思はないけれど、なんか凄い。私は彼・彼女らのファンだし、別に悪意なんか抱いて居ないけれど、やつぱハリウッドスターはお金貰ひ過ぎだな。アメリカに居る厖大な貧困層を思ふと。とは思ふ。

 で、アメリカの価値観を追つかけてゐる日本でもこの様な映画が作られるであらうか。などと考へてしまふ訳だが、なんか無理な様な気がする。セレブブームとは、要するに金持ちや有名人など強者がカッコいい! といふ価値観の風靡の事だが、日本人はもともとお上(強者)に媚びる卑しい心根があるからなァ……いや、いやいや、さうでない精神もあるはず。是非、日本版「チーム アメリカ」を!

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