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2009年02月18日(Wed)

チェ 映画

実を言ふと、今年に入ってからすでに2本、映画を観てゐます。
「チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳 別れの手紙」の2本です。

いやー、まー、ねー、なんか新生オパールの事もあってバタバタと忙しいし、なかなかこの日記を書く事ができない。映画の事もねー、記録として、観た事ぐらゐは書いておきたいんだけど、いざ書くとなれば、なかなか「某月某日 ***鑑賞」とだけ書いて済ます訳にもいかず、ズルズルと、日にちだけが経っていって、もう、やはり書かずに済まさう、と思ったんだけれど、マツヤマさんが順調にレビューを書いてくれてゐる事だし、それに応へるためにも、やっぱ書きます。

で、「チェ」ですが、ううーむ・・・・・・、これがまた、一言でいへば、“ビミョ〜〜〜”な、映画でした。個人的に。
はっきり言って、監督のソダーバーグのスタンスがよく見えないのが、大いに気持ち悪い。これは「トラフィック」を観た時にも感じた事ですが、そして、その時は敢て書かなかった事ですが、今やはっきり書いてしまひませう。私はかういふのは“卑怯”だと思ひます!ババーン!!

チェ・ゲバラを描く、といふだけで十分政治的なのに、非政治的に事実のみをタンタンと描いた、などといふ事はあり得ません。映画のラスト、ゲバラが殺されるところで、いきなり映画がゲバラの視点になる点とか、日記に基づいてゐる、と云ひながらも、描かれる明らかにフィクションである挿話から考へるに、どうもソダーバーグはゲバラに肯定的、らしい、と思へます。が、やはり同時に、さう断定される事を巧妙に回避してゐる様に思へるのです。
ゲバラは毀誉褒貶の激しい人です。ゲバラの事をどう評するか、で、その人の立場が推し量られてしまふ所も、あります。ゲバラは“革命のロマンティスト”と賞賛されたりします。が、これは裏を返せば、いつまでも幼稚な人間、といふ事です。また、“非常に優秀なゲリラ戦士”と讃へられる事もあります。が、これも、非常に残虐非道な人間、と見る事も可能なのです。どの様にゲバラをみるかは、その人の立場・思想次第でせう。
ソダーバーグはクレバーな人ですから、どちらの立場からも攻撃されない様、巧みに立ち回ってゐるとしか思へない。私は、かういふのを“卑怯”と感じてしまふのですね。

確かに、ソダーバーグの映画を撮る技は堂に入ってゐます。うまい。合はせて4時間ほどの映画を、それも大したストーリーもなく、説明もない、退屈ともいへる映画を、面白く見せる技は大したものだと感心せざるを得ません。が、それだけに、かういふ“卑怯”なやり方は罪が重いのではないでせうか。

「チェ」2部作を見終へてから数週間。う〜ん、どうなのかなー、この映画ー、と、色々考へ続けて、出した結論がこれです。これが私のスタンスです。

これからの映画に必要なのは、「勇気」と「誠実」である!ババーン!

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