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<title>元店主の日記</title>
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<modified>2012-01-27T05:02:55Z</modified>
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<title>御結婚</title>
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<issued>2012-01-27T04:43:47Z</issued>
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<summary type="text/plain">たうたう解禁になった様で・・・。書いた方がいいのか、むしろ書くべきなのか。まぁ、...</summary>
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<dc:subject>010112)可能涼介さん</dc:subject>
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<![CDATA[<p>たうたう解禁になった様で・・・。書いた方がいいのか、むしろ書くべきなのか。まぁ、とりあへず、そろそろと・・・。</p>
]]>
<![CDATA[<p>昨年、私の竹馬の友・・・といふよりは、腐れ縁といった方が相応しい“畏友”可能涼介が、結婚しました。相手は、なんと！超人気作家であり、文壇の大御所といってもいい山田詠美さん。なんといふか、いまだ信じられない様な気持ちで・・・。</p>
<p>最初、私が可能から「いま、山田詠美とつき合ってるんだよ」といふ電話を貰った時、私は「ああ、可能もたうたう頭が・・・」と思ったものです。むろん、可能が山田さんとも親しい作家の島田雅彦あたりと仲良くしてゐるのは知ってましたし、こんな事で見栄を張ったりウソをついたりする様な人間ではないのは分かってゐましたので、多分、山田さんと何回か遊んで貰って、それにすっかり夢中になった可能の一方的な妄想であらう、と。私は考へた訳です。<br />だって、ねぇ、山田詠美といへば、「ベッドタイムアイズ」で「ソウルミュージック　ラバーズオンリー」な人だよ。もちろん直接会った事なんかないので、実際はどの様な人か知りませんでしたが、やっぱイメージはブラザー＆シスターな感じでせう。私の知ってゐる可能は・・・そんな人間では全くないですから。そら信じろといふ方が無理。とはいへ、その電話で可能がいきなり「イッツアァシェ〜」とか歌ひ出した事に、些か不吉な感じを覚えたのも事実ですが。</p>
<p>ところが、しばらくして可能が山田さんと一緒にオパールに遊びに来てくれました。その様子をみて、私は愕然としました。な、なんか、めっちゃ仲良ささうやん！<br />その日、二人は「がんこ寿司」に行ってきた様で、可能が「いやー、この人ガンコだからさぁ、それを治さうと思ってオレが強引に連れてったんだよ。まぁ、一種の同種療法だな」と言へば、「わたし、スタボーンハートだからさ」とソウルフルに答へる山田さん。また、山田さんが「私たち二人のテーマ曲はさぁ、デバージの『I Like It』なのよね」といへば、可能が「アイライケ、アイライケ・・・」と歌ったりして、私は二人の仲睦まじい様子に、立ってゐるのが精一杯といふ体たらくでした。</p>
<p>私が何より衝撃を受けたのは、可能の外見の変貌ぶりです。可能涼介といへば、山田さんとは違ひ、超ドマイナーの作家で、食ふや食はずの生活を長年送ってきた人間。故に削ぎ落した様に痩せてゐたのですが、その時はなんかふっくらしてゐる！きけば毎日の様に山田さんの手料理を食べてゐるとの事で、１０キロ以上も太ったとのこと。「会った時はインテリヤクザみたいだったのに、こんなに太っちゃって、詐欺だと思はなーい？」と山田さん。いや、私こそ詐欺に会った様な心持ちで御座居ますよ、山田さん！<br />また、可能は基本、服装には無頓着で、私の着なくなった服なんかを持っていって平気で着てゐる様な人間ですが、なんか妙にオシャレな格好をしてゐる・・・。これも実は山田さんが全部服を選んでくれてゐるさうで、わー、なにが一体どうなってんだかー！と、私とトモコでピョンピョン跳ね回ったりしました。</p>
<p>それから何度かオパールには二人で来てくれたのですが、いっつもとっても仲が良い。うーむ、これは本物だなぁ、と思ってゐたら、遂に御結婚と相成った模様。いや、目出たい。おめでたうございます。</p>
<p>ただねぇ、可能は結構ややこしい人間だから・・・。まぁ、知ってる人は知ってるだらうけど、今も文壇内で色々と揉めてゐる様子。私の様な一般人には文壇内のさういったゴチャゴチャはよく分かりませんが、山田さんに迷惑がかからないかなぁ、といふのが心配です。<br />とはいへ、原発問題に関して「政府はウソをついてゐる。東京も危ない。そのうちバタバタと人が死に始める！」と気炎をあげる可能に対して、「なにバカなこと言ってんの」とばかりに山田さんは微動だにしないといふ話なので、私が心配するなんて烏滸がましい事なのかもしれません。なんといってもスタボーンハートですからね！</p>
<p>といった訳で、お二人には私の大好きなこの曲を捧げます。</p>

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<title>バタバタ１月</title>
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<modified>2012-01-23T10:33:58Z</modified>
<issued>2012-01-23T10:32:25Z</issued>
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<summary type="text/plain">気がつけば、今月に入ってから一本も日記を書かないうちに、１月も終はらうとしてゐる...</summary>
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<dc:subject>999)etc</dc:subject>
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<![CDATA[<p>気がつけば、今月に入ってから一本も日記を書かないうちに、１月も終はらうとしてゐる・・・（ま、これは太陽暦の話だけどね）。<br />１月は前半が忙しくて、後半がヒマなのであった。で、今はヒマ。てな訳で、そろそろと日記でも書かうかと、思ひ立った訳です。</p>
]]>
<![CDATA[<p>とりあへず、年末から年始にかけては私の祖母の“惚け騒動”でひと騒ぎありました。私の祖母は今年で白寿。つまりは９９歳な訳ですが−、これが昨年末にいきなり倒れ、手足が動かなくなったとかで、スワ脳卒中か！と慌てて病院に行けば、“インフルエンザ”との診断。むろん予防注射はしてるのですが、してたってかかる時はかかるからねぇ。んで、老人は入院させると惚けの危険がある、とは分かってゐたんだけれど、年末の忙しい時ではあるし、インフルエンザなんで入院させた方がよいとの事になり入院させ、次の日に様子を見に行ったら、顔中の筋肉が緩み別人の相貌。自分の子供が誰か分からず、腕をしきりに虚空に踊らせて何かを掴まうとしてゐる様子。うわー、たった一日で惚けてしまったー！これはえらいこっちゃー！となり、祖母の子供たちが集まり相談。祖母はひとりで暮らしてゐたので、これからは毎日誰かがついて面倒をみなければならない・・・との話になり、バッタバタ。私の母は祖母の近所に住んでゐるので、これまでも毎日面倒を見には通ってゐたんだけれど、惚けてしまうとまた違ふ話になってくる。夜もずっとついてなくてはならなくなるからね。つまりー、諸々の事情を鑑みると、私の母が親戚中で一番の苦労を背負い込む事になるのは必定との仕儀になった訳であります。<br />そんなこんながあったからか、３１日は珍しく母が（妹と共に）オパールに来て年越し。「うわー、今年は大変な年になりさうやわー」と、飲めないワインを飲みながらしんみりとしてをりました。</p>
<p>ところが年が明けて私が実家に電話をすると、「あれからすぐに家に連れて帰ったら、次の日には治ってた」との返事。な、なんぢゃそらー！と思ったのだけれど、要は祖母は“惚け”ではなく“譫妄”といふ奴で、老人がしばしばなる精神の錯乱状態だった模様です。“惚け”とよく間違へられるみたいですが、脳の萎縮・損傷である“惚け”とは違ひ、治るのが特徴。それと、“惚け”がゆっくり進行するのに対し、急激になるのも特徴との事で、ならたった一日で様子が激変した事からこれは“惚け”ではなく“譫妄”だとすぐに判断できたんぢゃないのか、医者！・・・と思ふんだけれど、多分、医者もさう思ったけれど、もし治らなかったら嫌だし、とにかく家に返した、といふ事情ではないでせうか。まぁ、それで治ればみんな万々歳だしねぇ。</p>
<p>そんなこんなでいきなりバタバタして明けた平成２４年ですが、オパールの方は去年に較べると、あまり忙しくなかったです。正月に続いてやってくる十日ゑびすも、今年はヒマヒマで・・・。それでも、年末年始といふものは、常連さんたちや、遠くに行ってしまったかつての常連さんたちなどがやってきますし、さうなれば閉店時間も無視して遅くまで語り明かす事にもなります、ワインのボトルも何本も空くし、連日連夜疲れが溜まる中、たまの休みは実家に帰ったり、歌舞伎や文楽に行ったり、課題の映画に行ったりと・・・なにかと忙しいのです、一月の前半は。過労で熱だして倒れたりもしましたしね、はははー。</p>
<p>そんな訳で、今年もよろしくお願ひ致します。</p>
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<title>12月の音楽</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafeopal.com/diary/2011/12/30-160021.php" />
<modified>2011-12-30T07:18:45Z</modified>
<issued>2011-12-30T07:00:21Z</issued>
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<summary type="text/plain">今年はなんか映画に関する日記ばかりになってしまった。これは、まぁ、今年はもっとち...</summary>
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<dc:subject>003)音楽</dc:subject>
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<![CDATA[<p>今年はなんか映画に関する日記ばかりになってしまった。<br />これは、まぁ、今年はもっとちゃんと映画を観ようと、強制起訴シリーズを始めたり、観た映画はとにかく日記に感想を記す、と決めたのでこんな事になった訳だけれど、映画の事ばかり書いてるのもなんだし、映画好きと誤解されるのも癪なので、来年は観た映画の事をいちいち日記に書くのは止めます。</p>
]]>
<![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005G66WIW/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&tag=cafeopal07-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B005G66WIW" style="float: right; margin: 0 1em"><img border="0" src="http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&Format=_SL160_&ASIN=B005G66WIW&MarketPlace=JP&ID=AsinImage&WS=1&tag=cafeopal07-22&ServiceVersion=20070822" ></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cafeopal07-22&l=as2&o=9&a=B005G66WIW" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
で、今年最後の日記（？）は、最近聴いてる音楽について。<br />なんと言っても我が家での１２月のヘビロテは、これ。由紀さおりとピンク・マルティーニによるコラボレーションアルバム「1969」。これは、由紀さおりが「夜明けのスキャット」で（改名・再）デビューした1969年の様々な曲をカバーしたもの。もう、びっくりするほど素晴らしい。もともと昭和４０年代歌謡といふのは好きなのだけれど、改めてその凄さを堪能しました。<br />この頃の歌謡曲にある独特の哀感、ある種の闇さ、といふのは、戦前の中山晋平や本居長世にもあるものだし、もっと遡って義太夫とかにもある、そして今のJ-POPとやらにはない、日本独自のものだと思ふのです。これが失はれていくのは、日本のソウルが失はれていくのに等しいのではないか！・・・などと、ちょいと憂国の情に駆られながら、自らのうちに深く沈静できるアルバム。<br />ちなみにピンク・マルティーニはアメリカ西海岸のバンドで、彼らの演奏が、昭和４０年代歌謡独自のモダンさをよく表してゐて、とても洒落てゐます。で、むろんこのアルバムは海外で話題になってるんですよねー、当然のことながら。余裕で世界水準。今の日本の音楽で、ここまでのものはさうさうないのではないでせうか。</p>

<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0064COETQ/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&tag=cafeopal07-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B0064COETQ" style="float: right; margin: 0 1em"><img border="0" src="http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&Format=_SL160_&ASIN=B0064COETQ&MarketPlace=JP&ID=AsinImage&WS=1&tag=cafeopal07-22&ServiceVersion=20070822" ></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cafeopal07-22&l=as2&o=9&a=B0064COETQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
次に、エイミー・ワインハウスの未発表曲集「Lioness: Hidden Treasures」。まぁ、かういった人気ミュージシャンの死後に出される未発表曲集といふのは、イマイチのものが多いのですが（マイケルのもちょっと・・・だったしなぁ）、これはいい！<br />そもそもいいアルバムには２種類ありまして・・・。ひとつは、一聴してガツーンとくるんだけれど、強力すぎてそんなにたくさんは聴けないタイプ。以前この日記で絶賛したジル・スコットのやつなんかはこっちのタイプ。もうひとつは、それとは逆に聴けば聴くほどシミジミと沁みてきて、もう何度も何度も聴いてしまふアルバム。今年のでいへば、エル・デバージの復活作とか、マーシャ・アンブロージアスの初ソロ作とか。死ぬほど聴きました。<br />で、エイミー・ワインハウスの未発表曲集は、後者。一日に最低でも２回は聴かないと落ち着かない。とにかく、彼女のボーカリストとしての魅力は半端なかったんだなー、と改めて思ひ知らされます。世界制覇目前で、その短い生涯を終えてしまったのはつくづく残念です。あー、ほんとに残念！無念！・・・合掌。</p>

<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005UQFPUO/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&tag=cafeopal07-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B005UQFPUO" style="float: right; margin: 0 1em"><img border="0" src="http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&Format=_SL160_&ASIN=B005UQFPUO&MarketPlace=JP&ID=AsinImage&WS=1&tag=cafeopal07-22&ServiceVersion=20070822" ></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cafeopal07-22&l=as2&o=9&a=B005UQFPUO" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
最後に、マリーザ・モンチの「あなたが本当に知りたいこと」。MPB、いはゆるブラジリアン・ポップスですが、いやいや、ここには私の考へる“いい意味でのポップス”の最良の形がある！聴くべーし！なんて。</p>

<p>と、いふ事で、みなさんよいお年をー。</p>
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<title>タンタン</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafeopal.com/diary/2011/12/26-124836.php" />
<modified>2011-12-26T03:51:02Z</modified>
<issued>2011-12-26T03:48:36Z</issued>
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<created>2011-12-26T03:48:36Z</created>
<summary type="text/plain">１２月の強制起訴映画は「タンタン」です！スピルバーグの新作です！原作は勿論、エル...</summary>
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<name>shohei</name>

<email>shohei@mail.bbexcite.jp</email>
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<dc:subject>002)映画</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafeopal.com/diary/">
<![CDATA[<p>１２月の強制起訴映画は「タンタン」です！スピルバーグの新作です！原作は勿論、エルジェのBD（バンド・デシネ）「タンタンの冒険」です！！<br />
・・・つーても、最近の若い子は「なにそれ？パンダ？」とか言ふのでビックリします。今の子って「タンタン」知らないの？タンタンヘアーとか、昔モッくんがやってたんだけど・・・。<br />
とにかく、世界で最も有名なマンガ（←敢てかう呼びます）のひとつであらう「タンタンの冒険」がスピルバーグによって映画化！一部では結構話題のはずなんですが・・・。</p>
]]>
<![CDATA[<style type="text/css"><!--
.bestten dl {clear:both;}
.bestten dl dd{margin-left:5em;margin-bottom:0.7em;}
.bestten dl dt{float:left;width:5em;}
.star { text-align: center; font-family: osaka; color: #777; padding: 1em 0 }
--></style>

<div class="bestten">

<p class="star">★</p>



<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>やー、もう、最高でしたね！最高！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>なに言ってるんだよ！最低だよ！強制起訴シリーズ史上、最低最悪だよ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ええー、マツヤマさんダメだったんですかー。最高なのにー</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>オレは苦痛で仕方なかったよ！もう、かういふのがあるからアニメは嫌なんだ・・・っていふ、正にそんな最悪のアニメだったよ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ふーん。ケンタロウさんはどうだったんですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>うん、私は・・・まぁ、なんか凄いなぁー、とは思った。でも、面白いかと問はれれば、それは・・・あんまり面白くなかったかな。</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>ちっとも面白くないよ！一体、どこらへんがどーゆーふーに、面白いのか、誰か説明してくれよ</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ええっと、まづ、タイトルバックが良かったです。洒落てると思ひました。</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>ああ、あそこは良かったかな。なんか『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』みたいで</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>みたい、ぢゃなくて、そのものですよ。スピルバーグは『キャッチ〜』の発展形をこの作品でやったんですよ！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>えー、私は『キャッチ〜』を観てないので何ともいへないんですが・・・、で、続いてノミ市でタンタンが似顔絵書いて貰ってるとこから始まるぢゃないですか。あの似顔絵師、エルジェらしいんですけど、書き上げた似顔絵をクルッと見せると・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>マンガのタンタンの顔なんですよねー！あそこ、最高！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ありがちだけど、楽しいですよね、あそこ。で、犬のスノーウィがどこかに行っちゃって、それをタンタンが探しまわりますよね。あのシーンの映像の凝り様が凄い！なんかゴチャゴチャあるものと大量の人の隙間から色んなものがみえて、鏡があってタンタンが複数化したり、掏摸が人々の財布を掏りまくってゐたりする中を、スノーウィが走り回って、それを捕まへ様とするタンタンの視線がユニコーン号を捉へる・・・と、まぁよくもあの短い間で複雑な映像を作ったもんだと、いきなり感心しました</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>でせう！スピルバーグは映像を多層化する事に腐心してきたんですよ。この映画はある意味、それの到達点ですね！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>でもなぁ、さういった意味で感心したのって、最初のとこだけなんだなぁ。あとは、まぁ、慣れちゃうといふか、ちょっとゴチャゴチャして観てるの疲れるな、ぐらゐの感じで。なんといふか、ちっともスリルや興奮を感じない超高速のジェットコースターといった感じ。</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>さうですよねー、なんかスケール小さいし、ワクワク感も感動も爽快感もなかったですもんねー。だから、ボクのこの映画の点数は６０点です！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>な、なんなんだよ、それ！最高ぢゃなかったのか？最高なら２００点くらゐだらうが</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>えー、違ひますよー。スピルバーグといふだけで最高なんです！で、スピルバーグの作品としては６０点。まぁ、あんまり面白くないですよね</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>そもそも私はスピルバーグの良さが分からない人間なんだけど・・・、ヤマネくんはスピルバーグが好きだよね？一体スピルバーグの良さッて何？“父と子”といふ言葉を使はないで説明してくれる？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>分かりました！ボクも、スピルバーグにおける“父と子”のテーマといふのは割とどーでもいいんです。ボクにとってスピルバーグの魅力といふのはですねー、まづこれはイーストウッドも同じなんですけど、新技術の導入に貪欲だといふ事です。</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>なんだそれは。ボジョレーヌーボー飲んで喜んだり、初鰹喰って浮かれたりするのと同じか？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>やー・・・ちょっと違ふんですけど・・・。ええっと、常に新しい事に挑戦する貪欲さ、とでもいひますか。二人とも地位も名誉も極めた大巨匠なのに、ええ？こんな事やんの！みたいな事を常にやるぢゃないですか。それがいい！そして堂々と失敗したりする。それもいい！別に失敗して面白くなくてもいいんです。さういった事をやるのに意味がある！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ふーん。まぁ、イーストウッドに関しては、私も同感だけど・・・。でも、イーストウッドは失敗作でも面白いからなぁ・・・。で、他は？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>えー、これがボクにとっての最大の魅力なんですが、スピルバーグの視点が異様に冷たいところです！もう、過剰に冷たい。酷薄。気持ち悪〜い、感じ。これがたまらんのです。だからボクにとってのスピルバーグ最高作は『A.I.』です！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ふーむ、確かに『タンタン』も気持ち悪かったけど・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>いや、『タンタン』はちっとも気持ち悪くなかったですよ！そこがダメなんです、ボク的に。だから６０点。『インディー・ジョーンズ』みたいな健全な冒険活劇だったでせう？ケンタロウさんのいふ“気持ち悪い”は、CGアニメの絵の事ぢゃないですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>さうなんだよね。とにかくあの絵が気持ち悪い。なんであんな絵になるのか、理解不能だよね</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>それはあれですか。ゲームの世界でも言はれてゐる、人間をCG合成でリアルに近づけて作る程、本物の人間との微妙な違ひが浮き上がってきて、余計気持ち悪くなるといふ、あのジレンマの事ですか</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>うう〜ん、それもあるけれど・・・なんといふか、リアルな世界をCGによって構築しようとして、彼らがやってゐるのは、どんどん情報密度を濃くしていってる様に思へるんだよね。でも、それは方向として間違ってゐると私には思へる。現実世界の情報なんて無限大なんだから、どんなに情報を詰め込んでも、近づける訳がない。むしろ逆の方向、山水画の様に、線一本で全世界を表すとか、さういった方が正しい様に思へるんだ。だから、技術が進めば進む程、悪あがきにみえて、醜悪にみえる、といふか・・・</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>オレはさぁ、そもそもアニメでアクションを描く意味が分からないんだよ。実際の人間がやるなら凄いけど、アニメなんて所詮全部絵なんだから、どんな事だって出来るだらうが</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>それはアニメを舐めてますよ！絵だからどんな事でも出来る訳ぢゃないし、絵にしか出来ない事といふのもあります。マツヤマさんだって、フランシス・ベーコンとか好きぢゃないですか。あの顔が崩壊してる奴とか、人間がやったのを写真にとったら凄いけど、絵だからなんでも描けるから大した事ない、とは思はないでせう？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>それはさうだが・・・なんかそれとは話が違ふ様な気がする。そんな事ないか？どう？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>むむー、確かに、私もなんか話がずれてる様な気がしますが・・・でも、ヤマネくんのいふ事も分かるし、その違ひがどこらにあるのか・・・。まぁ、私的には、目まぐるしい動きのアクションを、アニメでリアルに目指す方向が間違ってる様な気がするんです。先程と同じ話ですが。だって、タイトルバックがあんなによかったのは、あれがシンプルな線のアニメだからだし、あそこにあるアクションは、いいと思ふんですよね</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>うん！確かに。だって、『クレヨンしんちゃん』のバスのアクションの方が、『タンタン』のアクションよりずっと興奮しましたもんね</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>あと、言ひたい事を言はせて貰ふと、笑へない鈍臭さ、みたいなのが嫌なんだよ、オレは。あの船長とか警官とか。如何にもアメリカ的なしょーもないギャグといふかさ・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>『タンタン』はフランスですよ</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>正確にはベルギーです</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>それはどーでもいいんだよ。とにかく、あの船長とかずーっと酔っぱらってて、しょーもない失敗を延々と繰り返して・・・観ててイライラするんだよ。ちっとも面白くない。それと、タンタンの顔！あれが大ッ嫌い！！！オレの人生で出会ってきた、嫌いな奴の顔はみんなあんな顔だったよ。観てて気分悪くなったよ。</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ええ！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>そ、それは・・・！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>ん？どうしたんだ？何かあったのか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>いや、その・・・、実はさっき、マツヤマさんが来る前に、ヤマネくんと二人で『タンタンってヤマネくんに似てるよねー』といふ話をしてたんですよ。だから・・・</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>な、なに言ってるんだよ（動揺）。それぢゃ話が違ってくるぢゃないか・・・いや、えーと、別にヤマネくんの顔が嫌いとか、さういふ話ではなくて・・・むしろ、ヤマネくんの顔は・・・えー、んー、好きかも</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ちっとも嬉しくありません</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>なにをー！髪型、タンタンヘアーにするぞ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>わー、止めて下さいー！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>・・・ああ、二人とも行っちゃった。まぁ、今年も無事に済んでよかった。来年もこのシリーズ、続くのかなぁ</dd></dl></div>

</div>]]>
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<title>ハッピーフィート 2</title>
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<modified>2011-12-20T05:24:01Z</modified>
<issued>2011-12-20T05:23:08Z</issued>
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<summary type="text/plain">MOVIXに「ハッピーフィート 2」を観に行きましたー。いや、なんでこんなものを...</summary>
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<![CDATA[<p>MOVIXに「ハッピーフィート 2」を観に行きましたー。<br />いや、なんでこんなものを観に行ったかといひますと、まづ宣伝に使はれてゐるポスターにやられた、といふのがあります。あの子ペンギンの顔がドーンと描いてるやつ。些か、動揺せざるを得ない代物です。<br />加へて、前作である「ハッピーフィート」はババさんオススメ映画であり、さらに最近マサユキくんと観たマツヤマさんも「面白かったですよ」と言ってゐた、といふのもあります。マサユキくんも踊ってる様だし。<br />なら、いっぺん観てみるかー、と相成った次第でございます。</p>
]]>
<![CDATA[<p>んー、やっぱこれは騙されたな。何にって、そらポスターに。確かに、子ペンギンは可愛い。まぁ、ちっちゃいし。身体の比率がポーに似てゐて、それがモソモソ動くと、やっぱ可愛い。が、他の大人のペンギンたちは・・・・・・はっきり言ってキモイ！<br />トモコなんか、メスペンギンはヌメヌメしてナメクジみたいでそれらが大量に揺れ動いてる様は生理的に堪へ難い！とまで言ひます。まー、そこまで言はなくても、確かに気持ち悪いです。ペンギンに限らず、ゾウアザラシとか他の動物たちもキモイ。そもそもCGフルアニメといふのがどーも苦手です。しかし、これは子供向けで全世界（は言ひ過ぎ？）で上映されてる訳でせう。これが可愛い！と思ふ人たちも大量に居るといふ事になります。それを思ふと・・・。<br />でも、世の中にはデズニーランドが楽しいと言ったり、ジブリの映画が面白いと言ったり、たれパンダが可愛いと言ったりする人たちもたくさん居る訳で、さう考へると、人間同士分かり合ふのは至難の業だよなぁ、と思ひました。（ちなみに、かういった人たちは、この映画を観て「可愛い！」と素直に思ふのでせうか。それが気になるところ。残念ながら、私の周りにはそんな人たちが居ないので、確かめられないのですが）</p>
<p>お話はどって事ないものですが、まー、映画そのものは（気持ち悪いのを除けば）そこそこ楽しめました。基本、音楽がいいと楽しめるのです。この映画は、ペンギンたちが歌って踊りまくるといふものなのですが、それらの曲はR&Bが基本。ヒップホップも少し（最初に、LLクールJの替へ歌を歌ってた、はず）。そこにエイティーズの曲が混じって、悪くない感じです。<br />私は吹き替へで観たのですが、っていふか吹き替へしかやってないのですが、これが結構良かった。みんな歌が巧い！特にグロリア役の女性ボーカルは耳をひき、誰だ？もしかしてクリスタル・ケイか？などと適当な想像をしてゐたら、本当にさうだったのでビックリしました。私、クリスタル・ケイなんかまともに聴いた事がなかったんですが・・・。</p>
<p>結論：やっぱペンギンはauのアデリーペンギンがいいです。</p>
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<title>ジョージ・ハリスン</title>
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<modified>2011-12-15T02:59:55Z</modified>
<issued>2011-12-15T02:57:35Z</issued>
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<summary type="text/plain">只今、我が家では「ジョージ・ハリスン祭り」が絶賛開催中です！いやー、ジョージね、...</summary>
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<![CDATA[<p>只今、我が家では「ジョージ・ハリスン祭り」が絶賛開催中です！<br />いやー、ジョージね、ジョージ。私は子供の頃、ビートルズのファンだったので、むろんジョージには多少の馴染みはあります。「サムシング」や「ホワイルマイギター・・・」はビートルズの楽曲の中でもトップクラスに好きな作品でしたし、ソロアルバム「オールシング・マストパス」は大傑作である！と子供心に確信してをりました。<br />が、なんと言っても私はジョン・レノンファン。とにかく、自分の中に占めるジョンの割合が大き過ぎて、どうしたって当時はジョージの存在は霞みがちでした。つーか、完全に霞んでたな。<br />それがこの歳になって、まさか朝から晩までジョージの楽曲を聴き、一日中ジョージについて語り合ふ日が来るとは・・・。</p>
]]>
<![CDATA[<p>きっかけは、マーティン・スコセッシ監督「ジョージ・ハリスン　リヴィング・イン・ザ・マテリアルワールド」です。ジョージの映像と関係者に対するインタビューで構成されたドキュメンタリー作品で、３時間４５分の大作。途中で１０分間の休憩あり。といふのをMOVIXに観に行ったんだけれども、これにトモコが嵌って。それに引きずられる様に私も・・・といった次第です。<br />この映画は面白いです。４時間近い長さなんて、全く感じさせない。私が感心したのは、スコセッシの考へがしっかりと貫かれてゐる所です。それは主に次の２点に窺はれるでせう。ひとつはジョージに関はった人々を通じてジョージを浮かび上がらせてゐること。もうひとつは、流される音楽の扱ひ方です。<br />まづ、最初の点。これはジョージはすでに亡くなってゐる訳ですから、関係者の話で構成するのは当たり前やん、と思はれるかもしれません。いや、それはちょっと違ふ。ジョージに関する映像は厖大に残ってゐる訳ですから、それを中心にして彼の生涯を組み立て、時々補助的に関係者にインタビュー映像を挟む、といふやり方だってあったはずです。が、この映画では、とにかく関係者の映像が前面に出て来てゐる。それは多分スコセッシが、（ジョージそのものに焦点を合はせるのではなく）ジョージと他人との係り合ひの中から、ジョージを浮かび上がらせようとしたからだと思ふのです。そしてそれは見事な成果をあげてゐると思はれます。</p>
<p>ジョージは聖と俗の間を激しく揺れ動いた人でした。世界一のポップスターとして俗の頂点を極め、様々な欲望（物欲や性欲、ドラッグ・・・）に振り回されながらも、聖なるものへの憧憬が強く、インドに憧れて瞑想を習ひ、シタールを弾き、新宗教に嵌り・・・。そんなジョージの事を語るのに、人々は主にジョージの聖なる部分についてばかり語ります。では、それによって一面的なジョージ礼賛ものにこの映画がなってゐるか、といふと、そんな事はありません。人々のその語り口、あるひは語る人々の顔から、ジョージの闇の部分が顔を覗かせるのです。<br />はっきり言って、この映画に出てゐる関係者たちの明暗は分かれてゐます。何の明暗かといふと、“顔”の明暗です。ずばり言へば、醜く歳をとった顔と美しく歳をとった顔の明暗です。醜い・・・といふのはちょっと言ひ過ぎかもしれませんが、それにしたって酷いだらう、パティとクラプトン！彼らは、ジョージの俗の部分、闇の部分に強く感応、対応した人々だと思ふのです。これは別にパティやクラプトンを非難してゐるのではありませんし、私だってジョージとクラプトンの間にあった音楽上のケミストリーは素晴らしいものだったと思ってますが、まぁ、やはり人格といふのは他者との関係性の中に立ち現れるものよなぁ、と思った訳です。これはスコセッシが意識的に採用した方法ではないでせうか。</p>
<p>あと映画に使はれた音楽に関してですが、多分ジョージファンの方々は感じてをられると思ひますが、結構選曲に偏りがあったと思ふのです。例へば、「セット・オン・ユー」を入れないのは、え？といふ感じだと思ふのですが（だって後期最大のヒット曲でせう、これ）、それを敢てバッサリ切り捨てたのは、スコセッシの音楽の趣味・哲学から来るものだと思ふのです。これは正に、スコセッシとジョージの関係性からジョージの音楽を立ち上がらせる方法でせう。<br />この様に、方法論といふか、考へがしっかりしてるが故に、この映画は長尺にも関はらず全く飽きさせない、一本筋の通ったものになったのだと私は考へます。数々の優れた音楽ドキュメンタリー映画を撮ってきたスコセッシだからこそ撮れた作品ではないでせうか。</p>
<p>それにしたって、「オールシング・マスト・パス」を５回も続けて聴いてるのはやり過ぎではないか？と、トモコをみてたら思ひます。ちなみに、私は「ジョージ・ハリスン帝国」が今のお気に入りです。</p>
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<title>コンテイジョン</title>
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<modified>2011-12-08T03:55:35Z</modified>
<issued>2011-12-08T03:52:35Z</issued>
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<summary type="text/plain">１１月の強制起訴映画はスティーブン・ソダーバーグ監督の「コンテイジョン」。香港か...</summary>
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<email>shohei@mail.bbexcite.jp</email>
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<![CDATA[<p>１１月の強制起訴映画はスティーブン・ソダーバーグ監督の「コンテイジョン」。香港から帰ってきたグウィネス・パルトロウが、咳き込み、泡吹いて倒れて、病院へ。そこで簡単に死んでしまって、頭皮をベリベリと剥がされて、頭蓋骨を割られて、中をみた医師が「なんぢゃこりゃー！」と叫ぶ所から映画は始まります。新種のウイルスによる感染症。これがまた致死率が高く、感染スピードも早くて、世界中にコンテイジョン（伝染）していく。広がるパニック、なんとかワクチンを作らうと頑張る博士たち、事態の収拾をはかる政府、その裏に陰謀を疑ふブロガー、バリバリの一般人として奮闘するマット・デイモン・・・・・・。</p>
]]>
<![CDATA[<style type="text/css"><!--
.bestten dl {clear:both;}
.bestten dl dd{margin-left:5em;margin-bottom:0.7em;}
.bestten dl dt{float:left;width:5em;}
.star { text-align: center; font-family: osaka; color: #777; padding: 1em 0 }
--></style>

<div class="bestten">

<p class="star">★</p>


<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>あ、最初に発言していいですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>うん、どうぞ</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>・・・ダメでしたー！やっぱソダーバーグあかんわー！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ははは。まぁ、私は最初の期待値が低かったから、そこそこ楽しめたんだけど</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ケンタロウさん、さういふの多くないですか？なんか、人間甘くなってません？歳ですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>いやいや(苦笑）。で、ヤマネくんはどこらへんがダメだったの？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>もう、全部ですよ！まづ、心理描写が下手。全体に薄っぺらい。監督としての考へといふか、提示がない。心意気も感じられない。お前、ほんまにこの映画撮りたかったんか？って、問ひつめたくなります！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ボロカスだなー。でも、これだけの大規模な事件、群像劇を、うまくまとめてると思はなかった？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>まぁ、それは巧いですよ。それはね。でも、『アウト・オブ・サイト』や『イギリスから来た男』の頃の様な、異様にカッコいいスタイリッシュさはすっかり影を潜めてしまってると思ふんですけどねー。なんか、NHKのドキュメンタリーみたい</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>私もソダーバーグは『エリン・ブロコビッチ』まで、と思ってるけど。・・・確かに、今回の映画のそっけなさは凄かったよね。カッコ良く撮らうとか、面白く撮らうといふ気が微塵も感じられない。いっそ気持ちいいくらゐ。</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>それは褒め過ぎですよ！単にやる気がないだけでせう、そんなの。なんかソダーバーグに貰ってるんですか？オパールのお客さん、とか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>そんな訳ないやん！・・・・・・でも、ヤマネくんもマット・デイモンは良かったんぢゃないか？え？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>う・・・それは・・・よ、よかったです！マット・デイモン最高ー！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ほらー。ぢゃあ、ローレンス・フィッシュバーンは？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>彼が出て来ると、そこだけ映画になる感じですね！まぁ、好演ぢゃないですか</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>だろー。なら・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ちょっと待って下さいよ！あの、今回マツヤマさんは居ないんですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>あれ？そんな事ないと思ふんだけど・・・、マツヤマさーん！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ヲヤジー！アニキー！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン！！！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>わ！なにしてるんですか！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>マ、マツヤマさん、その格好は・・・</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>ふふふ、たうたうこの言葉を使ふ時がきたな・・・</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>え、もしかして・・・</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>この映画は・・・、この映画こそ・・・、ロックフェラー映画だ！！！ジャジャーン！！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>でたー！便蛇民古歩道！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ていふか、ソヘGタカヒコー！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>二人とも、ジュード・ロウ演じるネットブロガーの描き方だけ悪過ぎると思はなかったかい？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>確かにそこは私も気になったんです。他の人たちはみんな、まぁ欠点があっても基本いい人、性善説で描かれてますけど、ジュード・ロウだけはねぇ。政府やCDCはウソをついてゐる！と陰謀説を唱へて政府やCDCの人たちの足を引っ張る、パニックを煽る、挙げ句の果てはレンギョウが病気には効く、とか言って、病気でもないのに病気になったふりをして、レンギョウをとって治った！とかウソ芝居をしたり。それらの情報を株屋とかに流して、しっかり金儲けもしてますし。</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ボクはそこが面白かったんですよ。ソダーバーグの主張が唯一みえた所で。インターネットが嫌い！あんなもの信用ならん！と考へてるんでせうね</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>いや、あれはソダーバーグの主張ぢゃないな。そもそもソダーバーグに主張なんてないよ。彼は言はれた事をホイホイとやる、その職人技が冴えてるだけで。自らの主張などなく、官僚が作った答弁をそのまま読む、その姿勢がテレビしか観ない主婦層に『誠実さう』と受ける・・・といふどこかの首相にそっくりだな。スティーブン・ノダーバーグ！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>いや・・その・・・。えーと、あれがソダーバーグの主張ぢゃないとしたら、当然それは・・・ロックフェラーの主張になる訳ですよね？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>その通り！で、もっと突っ込んで言ふとだな、ジュード・ロウはアサンジなんだよ！この映画は、ジュリアン・アサンジとウィキ・リークスをぶっ潰すためのプロパガンダ映画なんだよ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>えー、そんなの分かんないですよー</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>簡単に分かってもダメなんだよ。一般大衆の間に、なんかインターネットって信用できなーい、とか、やっぱテレビや新聞の言ってる事が正しいのよね、とか思はせる、といふか、その信念を強固にさせるのが狙ひなんだから</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>確かにウィキ・リークスは凄いですもんね。あれで各国の支配者層の陰謀、機密がボロボロ流出してゐる。有名になったのは、イラクのアメリカ駐留軍が、一般イラク人を無差別に殺傷してゐる映像の公開でしたが・・・日本的には、小沢を陥れたり、鳩山政権を倒したのが、実はアメリカと日本の外務官僚が組んでやった謀略だった、といふのがバレちゃった事ですよね。そんなこっちゃないか、と言はれてましたけど、外交機密文書の流出といふ形で証拠が出ちゃったのが凄い。私も興奮しました。もう支配者層は戦々恐々ぢゃないですか</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>でも、その分、支配者の人たちも必死で、ウィキ・リークスの資金源を全て抑へて一時活動停止に追ひ込んだし、アサンジの事も暴行容疑で逮捕しましたしねー</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>さうなんだよ。で、今はアサンジはイギリスで拘留されてるんだけど、アメリカからの圧力で、スウェーデンに送られ、最終的にはキューバのグアンタナモ刑務所に送られてそこで謀殺されるかもしれない、といふ事態になってるんだよ。ニューズウィーク誌日本版の１１月１６日号に載ってた</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ふーむ。ぢゃあ、この映画の製作総指揮であるジェフ・スコールも怪しいんですか？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>もちろんぢゃないか！彼はネットベンチャーで成功した成り上がりで、初代イーベイの社長だよ。イーベイ退社後は“パーティシパント・プロダクションズ（現パーティシパント・メディア）”を立ち上げて、映画製作に乗り出したんだ。その映画がみんな、怪しげな社会派のもんばっかりで・・・。『コーブ』とか『カウントダウン・ゼロ』とか『不都合な真実』とか・・・</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>あれ？『不都合な真実』って、それロスチャイルド系ぢゃないですか？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>う・・・、それはさうなんだけど・・・、でも、最後に流れた曲、U2ぢゃないかー！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>確かに！正にロックフェラー映画だ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>もー！ロックフェラーかロスチャイルド、どっちなんですかー！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>まぁ、どちらにせよ、“１％”である事には変はりないだらう。これは完全に“１％”の映画なんだよ。映画そのものが治者の視点で描かれてゐるしな。民主党リベラル系映画ともいへるな、これ。この御時世にこの映画とはなー。１％は常に反乱、革命を抑へたい、ネットの様な民主的な手段は弾圧したいんだよ。ポピュリズム、とか言ってな。確かにネット空間はゴミが多いよ。民主主義も汚れ切ってゐる。でも、それをキレイにまとめられたらマズいんだよ。この映画は現実をキレイにまとめすぎ。胡散臭いぜ。“９９％”であるオレたちは、常にオキュパイド・オールストリーツ。いっちょ派手にやらうぜ！・・・てな訳で、ハイチャラバーイ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>あああ、マツヤマさん、消えちゃった。・・・で、結局どうなんですか、この映画？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>うう〜ん、・・・マット・デイモンが一般人として頑張る映画、といふ事でいいんぢゃない？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>さうですね！我々はどんな状況であらうと、自分たちのできる事を精一杯やる、と。娘が喜ぶなら、U2流してもいいやんか、といふ事ですね</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>まぁ、そんな感じー</dd></dl></div>


<p class="star">★</p>

</div>

<p>１２月の強制起訴映画はスピルバーグの新作「タンタン」です！</p>
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<title>ウインターズ・ボーン</title>
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<modified>2011-11-30T07:56:40Z</modified>
<issued>2011-11-30T07:56:04Z</issued>
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<created>2011-11-30T07:56:04Z</created>
<summary type="text/plain">新京極シネラリーベにて「ウインターズ・ボーン」デブラ・ブラニック監督を観てきまし...</summary>
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<dc:subject>002)映画</dc:subject>
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<![CDATA[<p>新京極シネラリーベにて「ウインターズ・ボーン」デブラ・ブラニック監督を観てきましたー。<br />これは現代アメリカにおけるヒルビリーの人々の世界を描いたもの。え？ヒルビリーって、あのリーゼントに革ジャンの・・・って、それはロカビリーか。まぁ、日本に於いてはヒルビリー・バップスのおかげでロカビリーとヒルビリーがごっちゃになってる人って案外多いと思ふのですが（って、そんな事ない？）、んー、バンジョーかき鳴らしながら歌ふ白人カントリーミュージックのこと、ってのがより正確かな。これは現代でも活躍するさういったカントリーミュージシャンの事を描いた音楽映画・・・ではなく、南部の田舎者といった意味合ひの蔑称で呼ばれる人々の世界を描いた映画なのであった。</p>

]]>
<![CDATA[<p>さて、私にとっても“ヒルビリー”といへば、南部に居る白人の田舎者、プアホワイト、レッドネック・・・といったなんかぼんやりしたイメージしかなかったのですが、それではあまりに大雑把で不正確である、といふ事をこの映画のパンフレットから学びました。町山智浩の解説によれば、ヒルビリーとは、ヒル（山）に住むビリー（スコットランド人）の事で、もともとは英国が合併したアイルランドに入植したスコットランド人、いはゆるスコッチ・アイリッシュで、１９世紀にアメリカに渡ってきた人たちのことらしいです。彼らはアメリカにやって来たものの、すでにほとんどの豊かな土地はイングランド系移民に占められてゐたので、彼らの下で小作として働くのを潔しとせず、耕作には向かない山に籠ったのであった。<br />もともと差別されてゐた人たちなので、山に籠った事で余計その差別が温存・増幅され、彼らの方でも「お前らには頼らねえよ！」といった感情が強く、故にアメリカから半ば捨てられた形。アメリカでも最も貧しく、最も大学進学率の低い地域となってゐる、とのこと。</p>
<p>権威を憎み、政府や法律を軽視し、銃と血族の掟を重くみる・・・となれば、おお！リバタリ！と、私の思考回路ではなる訳です。実際、反政府、反権威、反エスタブリッシュメントで、独立自尊を尊ぶリバタリアンは、私の範とする所なのですが、アメリカにおけるホントーのリバタリアンの人たちの姿がいまひとつ見えてきません。私が勝手にイメージしてるのは、イーストウッドの映画やサウスパークなので、著しく偏ってゐるのは間違ひない所でせう。<br />どーも向かうでは、リバタリアン＝田舎者、ダサイ、頭悪さう、貧乏・・・といったイメージがある様で、そら都会派の金持ち連中は大体“左”に走るのが相場な訳で、アメリカン右翼のリバタリアンがさういったイメージになるのは分からないでもないのですが、にしてもそれだけぢゃないだらう、もっと情報が欲しい、と思ってゐた所に現れたのがこの映画、な訳です。</p>
<p>いやはや、なんとも凄まじい世界です。この寒々とした、荒涼感は半端ないです。法や権威、政府に頼らず、自分たちだけの掟で生きて行く・・・となれば、ギャングやマフィアなど反社会的な組織がさうですが、それに近いものがあります。実際、ヒルビリーの人たちは、密造酒や覚醒剤を作って生計を立てる人も多い様で、ヒルビリー＝犯罪者といふイメージもアメリカでは根強いらしいです。<br />むろん、彼らは正確にはリバタリアンではないでせう。血族の掟が重くのしかかってゐる所とか、絶対個人主義のリバタリアンにはそぐはない。が、さういった掟をものともせず、家族を守るために奮闘する主人公のリーには、リバタリアンの面影があります。<br />権威や権力に頼らず、自分たちだけの力で生きていく事が、時としてどの様なものを齎すのか。この美しくも寒々とした風景を、心に刻み付けるべきであらう、と思ひました。</p>
<p>アメリカを理解するために、そして今や完全にアメリカの支配下に取り入れられつつある日本を理解するために、ある意味必見の映画であるよなぁ、と呟いてみたりして。</p>]]>
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<title>ミッション：８ミニッツ</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafeopal.com/diary/2011/11/23-002304.php" />
<modified>2011-11-22T15:23:47Z</modified>
<issued>2011-11-22T15:23:04Z</issued>
<id>tag:www.cafeopal.com,2011:/diary/2.2213</id>
<created>2011-11-22T15:23:04Z</created>
<summary type="text/plain">MOVIXにて「ミッション：８ミニッツ」を観てきましたー。監督は、あのダンカン・...</summary>
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<email>shohei@mail.bbexcite.jp</email>
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<dc:subject>002)映画</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafeopal.com/diary/">
<![CDATA[<p>MOVIXにて「ミッション：８ミニッツ」を観てきましたー。<br />監督は、あのダンカン・ジョーンズ。つまり、デビット・ボウイの息子だー！おお、最初の妻アンジーとの子供、映画「ハンナ」でも使はれたボウイの名曲「クックス」で歌はれた子供、そしてボウイを「うちの息子はフロック・オブ・シーガルズなんか聴いてるんだぁ！」と嘆かせた、あのボウイの息子です。<br />ボウイの息子のくせに音楽の趣味の悪い奴、といふのが私の昔からの認識でしたが、ミュージシャンにならずに映画監督になったんですね。いや、賢い選択です。で、前作にあたるデビュー作「月に囚はれた男」は見逃した訳ですが、結構評判は良かった様子。ホントか？親の七光り、入ってない？<br />・・・と、多少疑ひつつの今回のこれの鑑賞となった訳ですが・・・、いや、これは凄い。メッチャ面白い。ビックリした。ダンカン・ジョーンズ、決して親の七光りではありません！</p>
]]>
<![CDATA[<p>まづ、映画冒頭。様々な場所を列車が駆け抜けるシーンからしてカッコ良い。列車とはつくづくフォトジェニックなものよのー、と再認識させてくれます。<br />で、主人公がハッと列車の座席で目覚める。と、あれ？ここどこ？なんで自分はこんな所に居るの？とキョロキョロしてたら、目の前に座った綺麗な女の人が「あなたのアドバイス、良かったわー」とか話しかけてきて、自分の事を「ショーン」とか呼ぶ。何言ってるねん！オレはコルター・スティーブン大尉だ！とか言っても、「は？何言ってるの、ショーン」と、全く相手にしてくれない。一体何がどうなってゐるのか・・・・・と、ヒッチコック調の始まり方も魅力的です。<br />まぁ、この謎はすぐに解ける訳ですが、だからと言って、真の意味で何が起こってゐるのか、といふのは分かりません。少々ネタばれになりますが、要するにスティーブン大尉は、テロリストによる連続爆破事件を未然に防ぐために、最初の列車爆破事件の起こる８分前のパラレルワールドに送り込まれ、その８分の間にテロリストを見つけ出すミッションを遂行させられてゐるのであった。８分以内に見つけられなければ、列車は爆発。で、今度は他のパラレルワールドに送り込まれてもう一度最初からやり直し。何度も何度も、テロリストを見つけるまで緊迫感に満ちた８分を繰り返す・・・。なるほど。でも、やっぱり分からない事がある。自分はそもそもなんでこんな事をしてゐるのか。確か自分は戦場で闘ってゐたはずだ。だいたい、自分に命令を下すこの偉さうなヲッサンは誰だ？なぜ、自分の質問に答へてくれない？明らかに、彼らは何かを隠してゐる・・・。</p>
<p>ここには大きなテーマがあります。多くの人の命を救ふ、といふ誰にも反対できない様な大義名分の前では、個人は犠牲になっても構はないのか？といふテーマです。スティーブン大尉は軍人です。だから、基本、多くの人の命を救ふためなら、自分の命を投げ出す覚悟はできてゐます。が、だからと言って、その事が自動的に、無条件に、肯定されてよいものか、といふのは微妙な問題です。分かりやすく圧倒的な美談の影には、その美談に押しつぶされてしまった多くの繊細で美しいものや、押し隠された醜い事柄が存在します。その事を、この映画は絶妙に描き出してゐます。それが、素晴らしい。<br />スティーブン大尉は、むろんテロリストを見つけ出し、多くの人の命を救ふために奮闘します。が、さうしながらも、自分に関はる謎の解明にも努め、それを解き明かし、そしてとりあへずのミッションが終はった後に、自分のためのミッションを遂行しようとするのです。<br />この最後の８分間は素晴らしいです。もし人間の人生が８０年とかでなく、８分間であれば、かく生きるべし、とでもいふものです。むろん、８０年でもこの様に生きるのが理想なのですが。</p>
<p>故に、この最後の８分間の後に続く部分は蛇足かな？ともちょっと思ったのですが、“論理的”に考へれば（？）、この様に続くのは正しいとも思へますので、これはこれでいい様に思へます。この終はり方も、これはこれで幸福感に満ちてゐる、ともいへるでせう。</p>
<p>ダンカン・ジョーンズ、次の作品が果てしなく楽しみです。</p>
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<title>カウボーイ＆エイリアン</title>
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<modified>2011-11-19T14:05:05Z</modified>
<issued>2011-11-19T14:04:01Z</issued>
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<summary type="text/plain">MOVIXにて「カウボーイ＆エイリアン」（ジョン・ファブロー監督）を観てきました...</summary>
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<![CDATA[<p>MOVIXにて「カウボーイ＆エイリアン」（ジョン・ファブロー監督）を観てきました。<br />これは西部劇の時代（って、言葉が変かな？えー、時代設定は南北戦争後の１８７３年となってをります）に、エイリアンが攻めてきたら・・・といふお話。一見、ちょっとふざけたアクロバチックなお話に思へますが、さにあらず。これがまたなんとも堂々とした西部劇になってゐるのであった。</p>
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<![CDATA[<p>主演のダニエル・クレイグは記憶を失った男。つまり、自分の名前も知らない＝名無し、な訳で、そんな彼が街にやってきて、事件を解決し、また去っていくといふ西部劇のひとつの定型に沿った枠組みの中に、街を牛耳るボスとそのダメ息子、彼らとの対立、闘ひを通しての対立するもの同士の間（ネイティブアメリカン含む）で産まれる友情とリスペクト、少年への教育と通過儀礼、異文化への反発と理解、など、定型がてんこ盛りにされた作品です。<br />定型とは紋切り型とも言へる訳で、下手に扱へば退屈でみるも無惨な事になる訳ですが、巧く扱へば、神話的な様相を呈します。それは原型、我々の心に普遍的に宿るある種の型だからでせうが、結局、現代の様に様々な情報やモノが溢れてゐる時代だらうが何だらうが、我々の真に必要としてゐるものは同じもの、原型、なのかもしれません。ただ、それをどう提示するか、が問題な訳で、その点、この映画は巧くやってゐると思ひます。<br />手垢のついてしまった設定に、エイリアンといふ要素を導入する事によって、みごと定型の魅力を引き出してゐる。一見の価値あり、の娯楽作品でせう。</p>
<p>個人的には、街を牛耳るボスをやったハリソン・フォードが良かったです。<br />私、「ブレードランナー」にせよ「インディー・ジョーンズ」にせよ、いまいちハリソン・フォードの良さが分からなかったのですが、今回、初めていいと思ったかも。人種差別主義者で権威主義、今でいふところのアメリカン右翼なのですが、ちゃんと魅力的に描かれてゐる。かういった所が、この作品の懐の深さでせう。</p>
<p>あと、映像がいちいちカッコいいのも魅力。っていふか、それが一番大事かも。ただ、ダニエル・クレイグの姿勢がちょっと悪いのではないか？といふ事だけが気になりました（首が前突してる様にみえるのです）。</p>
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<title>一命</title>
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<modified>2011-11-12T03:20:05Z</modified>
<issued>2011-11-12T03:19:35Z</issued>
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<summary type="text/plain">MOVIXにて「一命」三池崇史監督を観てきましたー。現在の邦画界で最もアグレッシ...</summary>
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<![CDATA[<p>MOVIXにて「一命」三池崇史監督を観てきましたー。<br />現在の邦画界で最もアグレッシブ（量も質も種類も）な三池監督による、６０年代の傑作時代劇「切腹」（海外では「HARAKIRI」として有名）のリメイク作品。プロデューサー＆音楽が、ジェレミー・トーマス＆坂本龍一といふ「戦メリ」「ラストエンペラー」アカデミー賞コンビ（あ、中沢敏明もプロデューサーか）。そして主演は市川海老蔵！と、どう考へても本年度邦画界最大の話題作。・・・なんだけれど、客席はガラガラ。公開２週目ですでに大幅に上映回数を削られる、といふ寂しい事態に。トホホ。<br />日本の観客はダメぢゃのー、と、「アジョシ」が１位になった韓国の事を羨みながら、少しばかり嘆息したのでした。</p>
]]>
<![CDATA[<p>ちなみにこの映画、昨年の撮影中にスタッフの一人がオパールに来店してくれてですねぇ、その人から三池監督が今「切腹」のリメイク撮ってるんだよーん、と教へて貰って、「ひぇー、そらまた『十三人の刺客』に続いて大胆なー」とビックリしたといふ思ひ出があります。その時、さすがに誰が出てゐるかといふ事は教へて貰へなかったのですが、それが海老蔵だったなんて・・・。しかも、その撮影終了直後に、例のあの事件が起こったなんて・・・。<br />実はこの映画、あの事件の事を少し彷彿とさせる所があるんですよねー。・・・と、えー、この映画は、話の展開上、ネタばれ厳禁な訳でして、故にこの映画や「切腹」を観てない人は、ここから先は読まない方がいいと思ひます。はい。</p>
<p>・・・では、すでにこの映画や「切腹」を観た人、及びネタばれしても構はないもーん、といふ方々のために、書きます。</p>
<p>要するに、瑛太が無理矢理追ひつめられて、かなり残忍な方法で切腹させられた訳ですが、世間は切腹をさせた井伊家の方を「情に流されず、武士道を見事貫徹した！」と絶賛し、させられた瑛太の方を「自業自得」と嘲笑して笑ひ者にした訳です。その事に対し、海老蔵が抗議する、といふ映画な訳です。これ、例の事件にちょっと似てますよね。<br />海老蔵は関＊連合といふ半分ヤクザな不良集団（殺人事件まで起こしてる連中だからね）とトラブルを起こし、ボコボコにされた訳ですが、世間はまるで海老蔵が一方的に悪かったかの様に非難し、嘲笑した訳です。「自業自得」とか、「自覚が足りない」とか、「日頃の行ひが悪いからだ（生意気だから）」とか。まぁ、世間とはいつだって愚かで品性下劣なもんですが、この映画はそれに対する批判、とみる事もできるでせう。<br />むろん、この映画の本筋は形骸化した武士道に対する批判でせうが、さういった形骸化して腐臭を放つ“建前”“正論”を支へるのもやっぱ愚劣な世間な訳で、その様にみると、この映画の持つ批評性の射程がグーンと広がると思ふ訳です。さう考へると、映画撮影直後に起こり、公開寸前まで尾を引いたあの事件は、みごとこの映画とリンクする事となり、まさに今、公開時に観る事がある種の深みを齎してしまふ・・・といふ“選ばれた”映画となった訳です。<br />だ・か・らー、今、観るべきなんだよー！</p>
<p>で、その海老蔵ですが、私はあくまで歌舞伎役者としての海老蔵が好きな訳で、他のところに出てゐる海老蔵はそれほど好きではありません。だから少し危惧してゐたのですが・・・、これがなかなかに良かった。時代劇、といふ事もあるのでせうか。所々、歌舞伎がかった様も見られましたが、やっぱピタッと決まってゐる。瑛太とかも頑張ってゐたのですが、やはり今時の若者がレンタル着物を着てる様にみえる一瞬もあったりするのです。海老蔵はもうバッチリ。<br />ラストの殺陣も、一瞬だが「アジョシ」を思はせる所もあり（←これ最大の褒め言葉ですよ）、素晴らしかった。</p>
<p>映画そのものは、格調高く、堂々と撮られてゐて、ビックリしました。私個人としては、もう少し俗っぽく、エンタメしてもいいんぢゃないか、とも思ったのですが、これはこれでひとつの見識でせう。<br />「切腹」にほぼ忠実に撮られながら、細部を少しづつ変へる事で、ガラッと印象や意味合ひが変はってゐるのには唸らされました。特にラストの“あれ”。あれは、「切腹」観てる人はビックリでせう。私もビックリして、「おおー」と思はず声をあげてしまひました（まぁ、劇場がら空きだからいいでせう）。海老蔵、カッコ良過ぎ。あれは・・・たけしの「座頭市」のラストの様な衝撃だったな。</p>
<p>難を言へば音楽が・・・・・・、う〜ん、ま、いいか。そんなこと言ってもしゃーない。余裕で水準超へ、本年度の邦画ではトップレベルの作品になってゐるんだから。<br />それにしたって、もう少しヒットしてもいいんではないか？と思ったのでした。</p>
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<title>猿の惑星 創世記</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafeopal.com/diary/2011/11/05-204137.php" />
<modified>2011-11-05T11:48:08Z</modified>
<issued>2011-11-05T11:41:37Z</issued>
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<created>2011-11-05T11:41:37Z</created>
<summary type="text/plain">１０月の強制起訴映画は「猿の惑星 創世記」ルパート・ワイアット監督です。「猿の惑...</summary>
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<name>shohei</name>

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<![CDATA[<p>１０月の強制起訴映画は「猿の惑星 創世記」ルパート・ワイアット監督です。「猿の惑星」は６０年代末から７０年代初頭にかけて、計５作撮られたSF映画の古典。１０年程前にティム・バートンによってリメイク（？）作が撮られてますが、何故かみんなの頭の中ではなかった事になってをり、この度が本格的な「猿の惑星」のリメイク・語り直しといった感じでせうか。鼎談メンバー３人はいづれも、子供の頃に「猿の惑星」（及び「猿の軍団」）を観て育った世代。なぜ、今「猿の惑星」なのか。みんな少々戸惑ひながらの鑑賞となった様ですが・・・</p>

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<![CDATA[<style type="text/css"><!--
.bestten dl {clear:both;}
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<div class="bestten">

<p class="star">★</p>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>面白かったけど・・・、まぁ、フツーだよな。正直言って</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>私は最初の期待値が凄く低かったので・・・、思ってたより楽しめた、といった感じです</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>御意！・・・シンプルで、潔くて、深みのない作品でしたね！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>確かに、浅い・薄っぺらい作品なんだよ。映像とかは、割とカッコいいんだけど。あの、猿たちが並木道の上を移動して、ガサガサッと葉っぱが落ちてくるとことか</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>あそこはカッコ良かったですね。シャマランッぽい。・・・で、元の『猿の惑星』シリーズは、結構政治的な作品で、当時の世相なんかを色濃く反映させた作品だったんですが、今回のは、さういった感がほとんどないと思ひました・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>一応、今回のは元シリーズ４作目の『猿の惑星　征服』にあたる訳ですか？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>時系列的にはさうだよな。猿の蜂起・革命を描き、人間と猿の力関係の逆転の始まりを描く、といった点で。</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>『猿の惑星　征服』は、当時のブラックパワーの興隆を元にしてるんですよね。猿が案外と頭がよくて、訓練すれば色々と雑役をやらす事ができると気がついた人類が、アフリカとかから猿を大量に捕獲して連れてきて、訓練して奴隷としてこき使ふ。その酷さに怒ったシーザーをリーダーにして、猿たちが人間に対して暴動を起こす・・・と。猿たちの暴動の様子は、当時のワッツ暴動を元に描いてるらしく、『ワッツタックス』とペアで、ソウルファンの間では必見の映画と言はれてゐます</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ヘー、ぢゃあ、今回のは意図的にさういった政治的なものを消し去らうとしてますね！だって、悪役の製薬会社所長は黒人だし、シーザーの目は“青い”し。その様に、政治的なものを消し去った所がヒットの理由かもしれませんね！だってこの映画、凄くヒットしてるらしいですよ、日本で</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>まったく、日本らしいといふか何といふか・・・。オレ的には、過剰に説明的なところが気になったな。『パイロットのオレのクルマに何するんだ！』とか。普通、言はんだろ、パイロットのオレ、とか。まぁ、字幕だけど</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ははは。あれ、最後に繋げるためですよね。あのパイロットの人が、世界中に病原菌をバラまいて、人類は絶滅の危機に。そして猿の時代が始まる、といふ訳でせう</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>ラスト、飛行機が世界地図の上を飛び交って、病原菌がばらまかれる様子を描くだろ。あんとき、北海道にも来るんだけど・・・、そんな所に空港ないし！そこ、千歳ぢゃないし！って所に来るんだよ。北海道出身のオレとしては、そこらはキチンと描いて欲しかったな</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>そんな細かいとこいいぢゃないですか！・・・それよりボクは、ジョン・リスゴーが最高でした！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>えーと、それ誰だっけ？</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>主人公のお父さんですよ！アルツハイマーの！　で、観てないんですか？『ハリーとヘンダスン一家』！</dd></dl></div>
<div class="matsuyama"><dl><dt>元店主＆マツヤマ</dt><dd>観てなーい</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>もう、ダメですね！二人とも！・・・えーと、ハリーといふのは猿・・・ぢゃなくて、ヒグマ？・・・いや、なんていふかチューバッカみたいな動物で、それとヘンダスン一家の親交を描いた映画なんです。むろん、ジョン・リスゴーがヘンダスンさんね。だ・か・らー、猿のシーザーとジョン・リスゴーが仲良くしてる様を観てたら、もう、ああ！ハリー！ヘンダスンさーん！とか思ってしまって。絶対それでキャスティングしてますよね、ジョン・リスゴー</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>なるほど。私は、とにかく後半の猿の大反乱がよかった。あれ、文句なしに面白いよ。この映画、あそこが一番いいでせう。あれだけで、全て許せる</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ええー、あそこ、ジョン・リスゴー出て来ないぢゃないですかー。もう死んぢゃってるしー</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>・・・シーザーが虐待に耐えかねて、最初に発した言葉が『NO！』といふのも、ベタなんだけど、やっぱグッと来る。それから猿の一斉蜂起！サンフランシスコの街で暴れ回るのは、最高だね。ジョン・リスゴーは居ないけど</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>まー、ジョン・リスゴーが居ないのを除けば、あそこは最高でしたね、確かに</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>暴動や革命といふのは、いつだって面白いよな。たとへジョン・リスゴーが居なくても。映像として。・・・でも、日本人にその面白さが分かるのか？疑問に思ふよ。だって・・・</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ああ、反格差デモの事ですね！たしかに、この映画は奇しくも世界中で起こってる大反乱とリンクしてしまひましたね！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>さうなんだよ。今、世界中ではデモの嵐が吹き荒れてる訳だろ。アメリカに始まり、ヨーロッパやアジアなど、８０カ国以上、約１０００都市で反格差デモ、及び暴動が起こってる。ところが日本では、報道さへほとんどなされず。どんだけ情報統制国家なんだよ</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>一応、東京でも少しやったみたいですけど。オキュパイド・トーキョー</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>でも、１００人とか２００人とか、その程度だろ？海外では万単位だぜ。しかも、もう一月以上続いてる。日本だって格差は広がる一方だし、そんな所に増税をやるとか、さらに格差を拡げる様な政策を打ち出されてるんだから、暴動が起こっても良ささうなもんだよ。TPPの問題もあるし・・・。韓国では、TPPと似たやうなFTAに対する抗議デモは凄いぜ。機動隊破って国会に突入してたし。映画スターたちも抗議してデモに参加してるしな。完全に負けてるよ、日本</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>映画でも負け、政治意識でも負け。日本は韓国に惨敗ですねー。って、別に勝負してる訳ではないけれど。なんか歯がゆい・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ちなみにボク、スマートフォンはサムソンでーす。ちょっとモッサいですけど、性能は日本のメーカーより断然いい！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>さういへば、反韓流とかいふデモはやってたな。そんなテレビで何やらうがそんなのどーでもいいだろ！そんな下らない事に抗議してるヒマあったら、他に抗議することがいくらでもあるぢゃないか。テレビの報道も放射能、放射能って・・・。いや、オレもバリバリの反原発だけど、それだけがイシューぢゃないだらう。今、報道すべきなのはTPPの事。あとはそれこそ全世界的な反格差への抗議の流れのこと。かういった事がほとんど報道されないのは、やっぱ情報統制ぢゃないか？放射能、放射能って騒ぎ過ぎる奴らも、政府の手先なんぢゃないか？って、疑ってしまふよ</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>でも、日本でこの映画が流行ってるのは、どうなんでせう？みんな心の底では暴動への共感がある、とか？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>いや、単にガス抜きぢゃないか。この映画みて、みんなスッキリして、もとの奴隷生活に戻っていくんだよ。全く、日本こそは猿の惑星だ！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>たしか、『猿の惑星』の原作者は、日本人をイメージして書いたんですよね。猿を</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>う〜ん、みんなどう思ってこの映画を観てるんでせうねー</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>・・・実は恐ろしい話を聞いたんだけど。この映画の宣伝、テレビで結構やってるらしくて、それ、この映画を“泣ける映画”として売ってるらしい・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>ヘ？さうなんですか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>うん、なんか試写会みたいな所から出て来た人にインタビュー、みたいな宣伝やってるらしいんだけど、みんなボロボロ泣いてて、『泣けました』とか言ってるらしい・・・</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>それ、何かの間違ひぢゃないか？</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ワリイシさんに聞いたんですが・・・。でも、この映画、泣くとこなんてないですよね？一体、どこで泣いたんだろ。特攻したゴリラが死ぬところ？</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>あれはやり過ぎ。むしろ笑っちゃうよ。・・・うーん、シーザーが『ホーム』とかいふ所か？・・・いや、あそこも確か、笑ひさうになったな・・・</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>そんなの、ジョン・リスゴーが死ぬ所に決まってるぢゃないですか！あそこ以外、泣くところはありません！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>さうだったのか・・・。でも、全体としてこの映画は“泣ける”様なもんぢゃないし、そもそもこんな映画みて泣いてる場合ぢゃない！泣いてるヒマがあったら拳を振り上げろ！</dd></dl></div>

<div class="yamane"><dl><dt>ヤマネ</dt><dd>暴動ですよね！暴動！ウッキー！</dd></dl></div>

<div class="kentaro"><dl><dt>元店主</dt><dd>ウキャキャー！</dd></dl></div>

<div class="matsuyama"><dl><dt>マツヤマ</dt><dd>キー！ウキャッ！ウキャッ！</dd></dl></div>
<div class="kentaro"><dl><dt>ヤマネ＆元店主＆マツヤマ</dt><dd>ウホッ！ウホッ！ウホッ！ホホホホォォー！！！</dd></dl></div>

<p class="star" style="clear: both">・・・・・・・・・</p>

<div class="kentaro"><dl><dt>トモコ</dt><dd>あー、また三人で遊んでるー。映画観て、帰って来て、お酒飲んで騒いでるんだから、気楽なもんねぇ・・・</dd></dl></div>

<p class="star">★</p>

<p>１１月の強制起訴映画は「コンテイジョン」です。ソダーバーグの新作ですよー。</p>

</div>
]]>
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<title>ヨコトリ２０１１</title>
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<modified>2011-10-29T10:32:03Z</modified>
<issued>2011-10-29T10:31:19Z</issued>
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<created>2011-10-29T10:31:19Z</created>
<summary type="text/plain">先日、唐突に「ヨコハマトリエンナーレ２０１１」＝通称ヨコトリに行って参りました。...</summary>
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<name>shohei</name>

<email>shohei@mail.bbexcite.jp</email>
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<dc:subject>011)アート</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafeopal.com/diary/">
<![CDATA[<p>先日、唐突に「ヨコハマトリエンナーレ２０１１」＝通称ヨコトリに行って参りました。<br />今回で４度目となるヨコトリ。今回は横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫をメイン会場とし、あと関連イベントを数カ所でチョコチョコッと、といった感じでやってたみたいですが、私とトモコは時間の関係もあり、メイン会場だけを廻ったといふ次第です。</p>
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<![CDATA[<p>まづは横浜美術館へ。ウーゴ・ロンディノーネの不気味可愛い作品に迎へられて館内に足を踏み入れると、両端に階段があって真ん中がバーッと開けた空間。その真ん中の空間にイン・シウジェンの巨大な、同心円状にグルグルと巻いたカラフルな作品が展示され、その奥にオノ・ヨーコの「テレフォン・イン・メイズ」といふ透明な電話ボックスの様な作品が見えてゐる、といった感じ。最初から、オッと思はせる構成です。<br />ところでこのオノ・ヨーコの作品。話題になってゐたので来る前からなんとな〜く知ってゐたのですが、要するにこの電話に、定期的にオノ・ヨーコ本人から電話が掛ってくるのです！で、その時に近くに居た人はその電話に出てオノ・ヨーコと喋らなくてはならない・・・といふ、らしといへばらしいけれど、それどうなん？と思ってゐたのも正直なところでした。<br />が、実際にその作品に触れてみると、これがなかなかいい。メイズといふだけあって、このテレフォンボックス、透明な迷路になってるんですね。で、中に入って迷路の中でアタフタしてゐると、ああ！いま電話が掛ってきたらどないしょ！とドキドキ感が高まるといふ次第。<br />そして、いざどうって事ない電話機の前に立った時の、一抹の期待と恐怖、気恥ずかしさ。それら全てを大勢の人々に見られてゐるといふなんとも名状しがたい感覚。なかなかに、楽しい。<br />残念ながら、我々が居た時にはオノ・ヨーコからの電話はなかったですが（その３０分前に掛ってきたらしい）、やはり掛ってくると、館内は騒然とするさうです。そらさうだ！</p>
<p>個人的に期待もし、またそれを満たしてくれたものとしては、ダミアン・ハーストやマイク・ケリーなどの、サブカルとの関係も強いアーティストの作品。ダミアン・ハーストのは、蝶を一面に貼ってステンドグラスの様にしたもの。残酷で美しい、といふ、ダミアン・ハースト印の作品で、離れてみると、ほんと美しい。確かハーストには、糊を一面に塗ったキャンバスに、何千もの蛹を貼付け、それが孵化して出て来た蝶がそのままキャンバスに貼り付く、といふインスタレーション作品があったはず。あれを、想ひ出させました。<br />マイク・ケリーのは、実は最初私は他の人の作品と間違へてゐて、お！これいいやん！知らん人やん、名前チェックチェック！とか思ってゐたら、後からパンフレット確認するとマイク・ケリーの作品だった、といった次第で。<br />スーパーマンの故郷の都市、カンドールの（想像）模型で、言はれてみれば、あまりにマイク・ケリーっぽい作品ではありました。はは。</p>
<p>私が今回初めて知った名前の中では、孫遜（スン・シュン）といふ中国人の方の作品が良かったです。アニメーション作品なのですが、初期・稲垣足穂を連想させるノスタルジーと憧憬に満ちた雰囲気の中に、不安と緊張の糸が張り巡らされ、頑強な批判精神も読み取れる、といった独特の世界が展開されてゐます。思はず、トモコと共に見惚れてしまひました。<br />あと、デワール＆ジッケル（フランス）、ハン・スンピル（韓国）、金　理有（大阪）あたりが、今回チェックした名前です。</p>
<p>所変はって、日本郵船海岸通倉庫。ここでは、なんと言っても本トリエンナーレの最大の目玉、クリスチャン・マークレーの「The Clock」です！やー、これは素晴らしかった。<br />これがどんな作品であるかを説明いたしますと、古今東西様々な映画から、時計の映ってゐるシーンや時間が口に出されるシーンを抜き出し、それらを繋げて、上映してゐる正にその時刻と（大体）同期する様に作られた、２４時間のフィルム作品、といふ事になります。次々と現れる、無関係で時代も場所も色もフィルムの質感も音もバラバラな映像群が、不思議と繋がっていく様は、混沌として無秩序なこの世界に、筋道らしきものをつけてしまふ“時計”といふ機械・概念の不思議さを露にし、時間といふものに対する深い思索と感慨に我々を導きます。・・・・・・などと改まった事をいふまでもなく、あ、あの映画！こんな映画も！・・・と、これなんの映画だったか？・・・わ！トム・クルーズ若過ぎ！！など、楽しんでるうちにアッといふ間に１時間や２時間は経ってしまふ恐ろしい作品。正に、時間を意識し続けながら時間を忘れてしまふ、至福の体験でした。</p>
<p>全体としてみれば、コンパクトにまとまり、玉石混淆ながら、なかなか良かったのではないでせうか。といふか、平日なのに、結構沢山の人が集まってゐたのにビックリ。人気あるのかな。<br />さういへば神戸の方でも今、芸術祭をやってるみたいですが、あれはどうなんでせうか。気になります。（行く時間ないけどねー）</p>
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<title>ゴースト／スピード／アメリカ</title>
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<issued>2011-10-25T08:06:52Z</issued>
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<![CDATA[<p>さて、映画の秋です！・・・てな言葉はなかったかもしれませんが、今から年末にかけて、映画も面白さうなものが続々と公開されます。色々と予定をたててみても・・・、あかん、全然フォローできさうにない。う〜む、何を観て、何をあきらめるべきか・・・。<br />とりあへず、最近観た映画の感想を、パパッパーと、述べてみたいと思ひます。</p>
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<![CDATA[<p>まづは「ゴーストライター」。ポランスキーの新作です。ポランスキー、今年は大昔の事件の事でアメリカに捕まったりして、ますますアメリカに対する悪意を滾らせてゐる事だと思ひますが、今作も、アメリカに対する悪意の垣間見える作品。その点は、やはりニヤリとしてしまふのですが、しかし・・・全体としては、正直言って少々拍子抜け、といふのが私の感想です。いまひとつ、力がない。まぁ、ポランスキーはこんなもん、と言はれれば、さうなのかもしれませんが。</p>
<p>次は「ワイルドスピード　MEGA MAX」ジャスティン・リン監督。これは面白い！多分、シリーズ中、一番面白いのではないでせうか。といふのも、もう冒頭からあり得ないアクションの釣瓶打ちで、ストーリーや人物描写なんてなーんも関係ない、といふ潔さに満ちてゐるからです。こんな事ができたのも、シリーズに出て来たオールスターが勢揃ひしたからで、つまりは「みんなもう説明しなくても分かってるでせう？彼ら彼女らがどんな人間か」といふ前提で映画を撮ってるからです。これがうまく作用してる。ブラジルの街を破壊しながら爆走するクライマックスは爽快そのもの。笑へます。阿呆らしすぎる！<br />ただひとつ、難を言へば、音楽。いや、挿入されたヒップホップやレゲトンはカッコいいのですが、メインのブライアン・タイラーがねぇ・・・。「世界侵略：ロサンゼルス決戦」もメインの音楽はブライアン・タイラーでしたが、あれもダメだった。<br />それに較べ、「アジョシ」のシム・ヒョンジョンは素晴らしかったなぁ。（サントラ死ぬ程聴きましたー）</p>
<p>最後は「キャプテンアメリカ：ザ・ファーストアベンジャー」ジョー・ジョンストン監督。これがまた、なんといふか・・・。<br />非常に効率よく、なめらかに、あまりになめらかにストーリーが進んでいくのですが、ほとんど引っ掛かる所がありません。どんなバカでも観ればお話が分かる、といった感じなのでせうが、それが面白いかと言はれれば、ちっとも面白くありません。とにかくどんな話なのかは分かる、といふ代物なので、まるで映画の予告編（それも見るだけでストーリーが分かってしまふ奴）を観てるみたいだな・・・とか思ってゐたら、映画の最後に唐突にサミュエル・L・ジャクソンが出て来て、お前をアベンジャーズに勧誘する、とか言って、「『アベンジャーズ』来年公開！」みたいな文字がバーン！と出て、なんだ！ほんとに映画の予告編だったのか！とビックリした次第です。<br />にしても、映画の予告に２時間もかけて、しかもカネまで取るといふのは如何なものか？と思はずにはゐられませんでした。</p>
<p>あと、「猿の惑星」も観ましたが、これは強制起訴シリーズの方で。</p>
<p>それと、本年度の邦画最大の話題作「一命」も観ました。この映画は、あらゆる意味でネタばれしない方がいいと思ひますので、とりあへず公開が終はるまでは何も言はないでおきます。ただ一言、「観るべし！」とだけ、言っておきませうか。</p>
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<title>アジョシ</title>
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<summary type="text/plain">只今、我が家では「アジョシ」祭り絶賛開催中です！！！やー、「アジョシ」最高。ウォ...</summary>
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<email>shohei@mail.bbexcite.jp</email>
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<![CDATA[<p>只今、我が家では「アジョシ」祭り絶賛開催中です！！！<br />やー、「アジョシ」最高。ウォンビン主演、イ・ジョンボム監督で、昨年の韓国No.１ヒットの映画。日本では何故かあんまりやってなくて、おかげで苦労したんだけれど、２回も観てしまひました。梅田のブルクと京都のT-JOYで。そればかりではなく、家では毎晩、トモコがYOU TUBEで「アジョシ」のビハインドシーンや関連映像、映画そのもののベストシーンなんかを観てゐて、私もそれを横から観てるもんだから、もう「アジョシ」漬け。さらに、サントラも購入して終始家ではそれが流れ、それをバックに「アジョシ」についてその魅力の分析、隠された意味の探求、ミーハートークなどを繰り広げて、後は二人で（いや、ポー社長たちも交へてみんなで）映画の各場面を再現する、といふ「アジョシ」ごっこに興じる日々。全くもって祭りだ！祭りだ！ワッショイ！ワッショイ！・・・てな感じになってゐるのでありました。<br />いやー、こんなに盛り上がる映画は久しぶりだ。「デス・プルーフ」以来ぢゃないか？</p>
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<![CDATA[<p>この映画についてトモコともう何十時間も語り合ったので、書く事は色々とあります。けれど、メンドクサイので書きません。そもそも書ききれない！<br />が、ひとつだけ、我々の結論めいた事を書いておきませう。それは、この映画は「少女映画」だ、といふ事です。ところで、「少女映画」とは何か？<br />私の定義によれば、“少女が世界と対峙して闘ふ映画”といふ事になりますが、トモコの定義によれば、”少女が不細工な男をボコボコにする映画”といふ事になります。まぁ、確かに。で、「アジョシ」は最近稀に見る少女映画の傑作である！といふのが我々の考へなのです。<br />むろん、ウォンビンが少女なんですよ。アジョシ、とはオッサンといふ意味で、韓国でも「ウォンビンみたいな若くてカッコいい人間がアジョシの訳ないやろ！」といふ声があがってゐるみたいですが、そんなの甘い甘い。ウォンビン＝テシクはオッサンどころか、少女なのです。<br />故に、誰にもなつかず、友だちも居ないソミが、テシクにだけはなつくのです。同類だから。それはテシクにしても同じで、彼がソミを助けに行くのは、同じ少女同士だからです。<br />ここで一言いっておきますが、“テシクがソミを助けに行くのは、自分の死んでしまった子供の面影をソミにみてゐるから”といふ解釈をする人がゐると思ふのです。まぁ、映画はさうミスリードする様にも作られてますから。が、ここで大きな声で断言しますが、その解釈は間違ひです！「アジョシ」はそんなオセンチな映画ぢゃないんだよ！その根拠を幾つか述べませう。</p>
<p>まづ、テシクの奥さんが殺された時、赤ちゃんはまだ母体の中、産まれてもゐません。この段階で、子供に愛情が沸く男親はまづ居ません。それは不自然です。男親は、子供が産まれてから何年も掛けて愛情を獲得していくものでせう。<br />次にソミの年齢の問題。テシクの奥さんが殺された事件は、あの時点から３〜４年程前だと考へられます。となれば、もしテシクの赤ちゃんが生きてゐたら、３〜４歳のはず。でもソミは１０歳ぐらゐ。ソミに自分の子供の面影を見るのは不自然です。<br />また、二人の会話の様子をみてゐても、（疑似）親子感はありません。例へば、最初のシーン、テシクはソミに冗談で「殺すぞ」と言ひます。まー、親子感覚があればさうは言はない。なにせ、ホントに自分の子供殺されてるんだから。自分自身も、仕事で人を殺す人間でもありますしね。二人の会話は、ある種対等な少女同士のものです。<br />そしてなにより、テシクのスーパークールな佇まひ。あれは少女のものです。親はクールに成り得ない。係累がなく（少女に親は居ませんよ！）ひとりで世界に対峙してゐるのが少女です。<br />テシクとソミを疑似親子として見るなんて、クールの対極です！</p>
<p>「アジョシ」は、少女が少女のために不細工な男どもを叩きのめす少女映画なのです。（「デス・プルーフ」の様にね！）<br />さらに、この映画には少年（＝ラム・ロワン）も出て来て、少女との対比・対決が描かれるといふ・・・・・・あかん。少年についてまで書いてたら、ムチャクチャ長くなってしまふ。とりあへず、ここらでやめ！<br />要するに「アジョシ」は、（少女）映画史に残る大傑作である！といふ事です。</p>
<p>・・・やめ！とか言ひつつ、やっぱあと少しだけ・・・。実をいふと、私はウォンビンの顔は苦手なのです。あまりにジャニーズっつーか、メンズノンノっつーか・・・、はっきり言って、回想シーンの中のテシクはキモい・・・とさへ思ひます。<br />しかし！もしかしたらそれさへもわざとなんぢゃないか？と考へてしまひます。だって回想シーンの時代は、まだテシクは自分の特殊工作員といふ在り方に疑問も抱かず、奥さんともうすぐ産まれる子供も居て、なんかぬるーい幸せに酔ってゐる様にみえます。つまりテシクはまだ少女ではない。少女であるテシクはスーパークールでかっこいいですが、少女以前のテシクはキモい、と。これは正しい解釈でせう。だからわざとキモいテシクを演じたとしたら・・・、凄い役者だ、ウォンビン。<br />が、惜しむらくは、映画の最後の最後がよくない。一番最後のテシクの表情、あれは違ふ。間違ってます。あれは少女の表情ぢゃない！うーむ、惜しいなぁ、ウォンビン！</p>
<p>とはいへ、少女を演じるウォンビンは死ぬ程カッコいい！声がいい。低い！目の演技も凄い。スタイルも抜群。で、動きが美しい。完璧です。<br />この映画の凄い所は、逃げずに一から十まで徹底してカッコいいものを目指し、成功した所です。カッコいいものは難しい。ちょっとした事で、ダサかったり、イタかったり、してしまひます。その隘路を、ウォンビンは見事に駆け抜けた。少女と化して。<br />そしてなんと言っても、ラストの戦闘シーン。もう、震へました。ガクガクと。あまりにカッコ良くて。あれは凄い。あれは絶対に観るべきシーンです。あのシーンを観てない人はホント可哀相、とか勝手に憐れんで、だから絶対に観ろ！といふメールを出しまくって、少しだけ日本における「アジョシ」の動員数に貢献いたしました。ははは。</p>
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<p>またこの映画、音楽がいいんだよなぁ・・・。</p>
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