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2016年11月30日(Wed)

倉敷/ジャック・リーチャー/この世界の片隅に etc

11月16日~11月27日

倉敷

倉敷に行って参りました。これは、まぁ、恒例のお義母さんを旅行に連れて行くシリーズのひとつな訳ですが、多分、今まで色々連れて行った中で一番喜ばれました。うーむ、高齢者の人の心に訴へるものがあるんでせうねぇ。
私はむろん初めてだったのですが、いはゆる美観地区は想像以上に整ってゐて、ビックリ。川船が往き交ふ倉敷川の川辺には、ズラリと柳が植ゑてあり、建物はみんな背が低く、倉や町家が建ち並ぶ。かの有名な“なまこ壁”や“塗屋造”が目を惹くし、洋風の建物も、みんな“西洋館”と呼びたくなる様な代物ばかり。まるで、映画のセットだな・・・と思ったのですが、案の定、映画やドラマの撮影なんかによく使はれるさうです。映画『るろうに剣心』とか(あぁ、あれか!)。

倉敷と言へば、大原美術館。ここもまた、ヲバサマ方の喜ばれさうな所で・・・。モネの『睡蓮』やゴーギャンの『かぐわしき大地』、エル・グレコの『受胎告知』と、分かりやすい絵が満載。ロダンの彫刻が迎へてくれるしね。お義母さんと叔母さん(も同行されたのです)も大喜びでした。うむ、良かった。
こんな倉敷ですが、私とトモコ的にも大ヒットの場所はありました。それは、阿智神社です。ここは宗像三女神が御祭神である、といふのでも気になる所ですが、なにより立派な石群で有名な所なのです!古い神社を見るのも喜びですが、立派な石を見るのも、なによりの喜びですからねぇー。
で、えっちらおっちら、石段を登って阿智神社に行った訳ですが・・・す、素晴らしい!思ってたより、ずっといい。むろん、石も素晴らしいんですが・・・

161130-01.jpgこんな感じ

阿智神社そのものが良いんです。本殿の発する気も厳かだし、能舞台や相撲の土俵、遥拝所や市内を一望できる絵殿、むろん石群と立派な藤の木・・・と、小宇宙感が素晴らしいのです。さう、藤の木。これは阿智藤と呼ばれ、樹齢は500年以上と推測される立派なもの。凄く巨大で、今の時期は枯れ木みたいですが、五月には満開の藤の花が咲くとか。それは壮観であらうなぁ、と溜め息がでるほどのもので、その藤の木の実を入れたお守りが売ってゐて・・・名付けて不死身(藤実)守り。これ、もちろん買ひましたよ、ウメドンのために!
倉敷に行ったら、なにはともあれ、阿智神社に行く事をオススメしますね。

161130-02.jpg

あと、倉敷の重要スポットとして・・・cafe gewa(カフェ・ゲバ)があります。さう、オオヤさんの(?)カフェです。ここには一度行かねば~、と思ってゐたので、念願のカフェゲバ詣りです。うむ、想像してゐた通りの、ゆる洒落たお店で、如何にもオオヤさんらしいテイストに溢れてゐました。旅先で、オオヤさんの珈琲が飲めるとは・・・幸せですね。
ここにも、倉敷に行ったら是非立ち寄る事をオススメします。林源十郎商店内にあるので、すぐ分かりますよ。

ジャック・リーチャー

MOVIX京都で『ジャック・リーチャー NEVER COME BACK』を観ました。前作の『アウトロー』は劇場で見逃したんだけど、後からビデオで観て、メッチャ面白い!これ劇場で観たかったー!と、後悔したので、これは早速に劇場に駆けつけたのです。
前作を観た時に、おお!リバタリ魂爆発!イーストウッドの後を継ぐのはトム・クルーズなのか!・・・と驚いたのですが、今回も、さらにリバタリ魂はヒートアップ。映画の撮り方としては、前作にあったなんとなく古めかしい一風変はった雰囲気は一掃され、割と今風のアクション映画っぽいものになってゐるんだけれど、それでもこのリバタリ魂ヒートアップの故か、前作に勝るとも劣らない面白さで楽しめました。
今回はコビー・スマルダーズ演じるターナー少佐といふのが出て来て、これがいい。美人で頭が良くて、強い。正義感も責任感もしっかりした、完璧に自立した女性で、彼女とジャック・リーチャ-(トム・クルーズ)が一緒に行動するのだけれど、なかなかうまくいかない。なぜなら、一匹狼のリバタリ野郎(ジャック・リーチャーのことね)って、マッチョだし、他人とのコミュニケーションも下手だから、完璧に自立した強い女性との付き合ひが、できないんだよね。お互ひ、惹かれ合ひながらも、反発の方が大きい。それでも、なんとか折り合ひをつけてやっていかうとする・・・そこらが、実にいい感じで描けてゐます。
なんていふか、この映画のリバタリ魂って、イーストウッドのそれより、さらに純化されてゐるといふか、時代故の進化を遂げてゐると思ふのです。イーストウッドの場合は、なんやかんやいっても女性にモテモテだし、自身は組織に属してゐたりして、それなりに社会における自分の居場所を見つけてゐる。対して、リーチャーは、他人とほとんど関はらない。社会とも関はらない。家も定職もお金もなく、着の身着のままで、放浪生活を送ってゐる・・・。リバタリ魂とか一匹狼とかって、中二病的な所があると思ふんだけど、それがより分かりやすい形で出てるのが、ジャック・リーチャーだと思ふんですね。だってこれ、現実に居たら、自分はひとりで何でもできると信じてるホームレスだよ。他人や社会と上手くやっていけないけど、それは自分がひとりで何でもできるからだ、実はやればなんだってできるヒーローなんだ・・・と妄想してゐる中学二年生。最後にヒッチハイクで去っていくリーチャーを観てゐると、その中二病感炸裂に思はず強烈に頬が緩んでしまひました。リーチャー、いいわー。(もしかして、リーチャーって中年童貞?)
リバタリ魂も、時代と共に変化する。現代社会では、中二病的なものに変化してると思ふのです。それをトム・クルーズは鋭く捉へてゐる。ラストの拳骨ファイトとか、イーストウッド的なものを確実に引き継ぎながら、それに対する批評も感じさせる。
やっぱイーストウッドの後を継ぐのはトム・クルーズかもしれん。と、その想ひを強くしたのでした。

この世界の片隅に

多分、本年度最後のラストボム、劇場アニメ『この世界の片隅に』を観に行きました。シネリーブル梅田にて。
これは随分と前から話題になってゐた作品で、公開と同時に絶賛の嵐。公開館が少ないから、どこも連日パンク状態・・・とすでに騒ぎになってゐる中、なんとか時間をやりくりして観に行ったのです。
やー、観に行ってよかった。むろん、お話もいいのですが、なによりアニメーションが凄い。空爆シーンにはほんとに度肝を抜かれた。これ、下手な実写の戦争シーンよりよっぽど凄いよ。ほんと、スクリーンで観るべき映像。
あ、これ戦時下の広島・呉に居た一家を描いた作品なんですね。所謂戦争もの・・・と言ふと、すぐに「悲惨・・・」「暗い・・・」「気が滅入るから観たくない・・・」となる人も多いと思ふのですが、この映画はちと違ふ。戦時下でも、楽しく素敵な日常はあった、といふのを描く作品なのです。
なので、むろん悲惨な出来事はたくさんありますが、不思議な明るさに満ちてゐる。笑ふシーンも多いし、純粋に観てゐて楽しい。この世に生きてある、といふ事の肯定感が胸を討つ・・・とでも言ひますか。
普段アニメに興味のない人も、みんな観たらいいと思ひます。オパール的には、あのアニメ嫌い(?)のマツヤマさんが「めちゃ良かった!感動した。もう一回観にいく」と言ってる事からも、その凄さが伝はるでせう。
ああ、私も(今度は大スクリーンで)もう一回観たい!!!

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