京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > 元店主の日記 >

サブメニュー

検索


月別の過去記事


2008年08月06日(Wed)

受容 河原町ラストデイズ

サワさん&ヒサヨさん&ご友人の方、3名の方がカウンター席に座ってをられました。

もちろん、話はババさんの事になる訳です。

「私、お通夜の時、みんなが泣いてゐるのに、泣けなかったんです。一寸、自分の感情に欠陥があるんぢゃないかなー、なんて思ったんです」

と言ひながら、サワさんはジワーと泣き続けてをられました。ババさんの死以来、一体何人の人(主に女の子)がここで涙を流したでせうか。

実をいふと、私もそのうちのひとり。ま、涙腺が弱いんでね。はは。マユミさんや鳥取のマキさん、タカハシマキさん、ワリイシさん、などを前に、思はず涙を流してカウンター奥に避難。てな事がありました。あー、恥ずかしい。

しかし、そんな私の涙もさすがに乾いてきた様です。なにせ、何度同じ話をした事か!一寸だけサワさんの涙につられながらも、割と淡々とババさんの最後を語る自分が居ました。

さういへば、先日、ババさんが夢に現れました。夢の中のババさんは何故かオパールに来始めた頃のババさんで、つまり金色に染めた髪の毛を靡かせながらやって来たのです。カウンター席に座りカプチーノを注文するババさんに、「あれ、また髪の毛伸ばしたんですか」などと言ひながら対応する私。何を話したのか、サッパリ覚えてゐませんが、夢が醒めた後、ああ、ババさんが会ひに来たんだなぁ、と、とても感慨深かったのは覚えてゐます。

かうやって、少しづつ事態を受け入れていくんでせう。

Comments

投稿者 クロマティ : 2008年08月11日 12:15

お久しぶりです。
店主の日記が再開されて嬉しく思います。

ですが、babaさんがお亡くなりになられたとのこと、すごくすごく残念です。
一度もお会いしたこともないですけれども(店主さまともまともに会話したことはありませんが・・)。

ぼくの母親もいま肺ガンです。
なのでとても人事じゃないなーって考えます、毎晩毎晩。

投稿者 店主 : 2008年08月11日 13:56

クロマティさん こんにちは

さうなのです。ババさん・・・・・・、いや、「受容」し始めた、みたいな事を書きましたけど、やはり、いざかうやって返事でババさんの事を書かうとすると、ウソみたいで信じられません。今晩も、ババさんがオパールにやって来る、様な気がしてしまふのですね。

クロマティさんのお母さんも肺癌なのですか。大変だとは思ひます。ただ、ある程度歳をとられた方の場合、癌の進行はしばしば止まりますので(私の周りでは、余命半年と言はれたにも関はらず、何年も生きてゐる人が数名をられます)、それを信じて、なるべく楽しく時を過ごせる様にしてあげて下さい。

では、クロマティさんも、オパールのラストデイズをよろしくお願ひします。

投稿者 sawy : 2008年08月15日 16:19

生後八ヶ月の姪が淀川キリスト病院に入院したため、ちょくちょくお見舞いに行くのですが、その度に松山さん(いつもこう呼んでいたので)の風貌にそっくりな入院中の男性にでくわし、松山さんも闘病中はこんな感じだったのかなぁとお見舞いに行けなかった淋しさが込み上げてきます。天国のオパールのカウンターでまたおしゃべりしたいなぁ。

投稿者 店主 : 2008年08月16日 06:25

sawyさん こんにちは

果たして天国にオパールがあるのか?といふ問題はさておき、我々はまた、いずれ、必ず会ふ事ができます。

「又、会ふぜ。きっと会ふ。滝の下で」

とりあへず、オパールの新店舗で会ひませう〜。

コメントしてください





※迷惑コメント防止のため、日本語全角の句読点(、。)、ひらがなを加えてください。お手数をおかけします。


※投稿ボタンの二度押しにご注意ください(少し、時間がかかります)。



ページトップ