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2008年01月11日(Fri)

ウメドンの勘違ひ ウメドン

 世の中にはトンデモナイ勘違ひを常時してゐる人が居るものです。

 確かに物事は人によつて受け取り方は様々ですが、それはあんまり! と、周りの人が絶句してしまふ様な受け取り方をしてゐる人が居るのです。オパールの周りには何故かそんな人が多く集まつてくるのですが(オイシン、タカハシくん、ハッシー、テラリー…etc)、最近ではウメドンがブッチギッてゐます。

 先日も『デス・プルーフ』を観てきたといふので、感想をきいてみると、かう答へました。

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「あの、女の子たちがクルマを騙してパチッて、逃げるぢやないですか。で、男に襲はれて、酷い目にあつて。わー、天罰が当つた! いい気味や! と、思つてたんですが、その後に逆切れして、男をやッつけるぢやないですか。酷いなー、ホンマ女は怖ひわ、と思ひました」

 ……な、なんだ、その感想は!!! そもそもストーリーをちやんと把握してゐない(女の子たちはクルマをパチってないし、逃げてもゐない。男に対してやつたのは“復讐”であつて、“逆切れ”ではない)。あんな単純な話なのに…。なんでそこまでねじ曲げて話を受けとれるのでせうか。無理矢理に考へてみると…、男(カート・ラッセル演じるスタントマン・マイク!)は極度に自己中心的で、ナルシストで、男尊女卑的な変態野郎です。で、まー、ウメドンも似た様な人間だから、男に自分を重ねてしまつて、全てを男の側から都合よく事実を曲げてみてしまつた…とか? ? ?

 それにしても…。

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 また、ウメドンは最近『青の時代』三島由紀夫著を読んでゐるらしいのですが、その感想が「まるで自分の事を書かれてるみたいですわー」。…ま、確かに三島は現代の自意識過剰な若者たちの心理を描くのに巧みで、「わかる、わかる」と思はせるのが得意な人です。さういつた意味で言つてゐるのかもしれませんが、本当のところ、ウメドンが果たして何をもつて「まるで自分の事」と思つてゐるかは、かなり謎。またしてもトンデモナイ勘違ひをしてゐるのでは…と思ふと、恐ろしくて夜も眠れません。

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