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2013年02月28日(Thu)

沖永良部島 旅行

沖永良部島に行ってきました。
沖永良部島は奄美群島のひとつで、与論島に次いで沖縄に近い所にある島です。なんでそんな所に行ってきたかといひますと、それは現在「あまみシマ博覧会」をやってゐるからです!・・・・・・といふのはちょっと違って、そこにはトモコの祖父の家があるのです。
とはいへ、トモコの祖父はすでに逝去してをり、現在その家は空家となってをります。そこに、一度行ってみよう、いや、行かねばならん、となって行ってきたのです。

伊丹空港から鹿児島まで1時間。そこから沖永良部島まで1時間。空港といふより駅?といった感じの沖永良部島空港を出ると、そこは南国。気温は25度。2時間前と20度も違ふやん!我々はお迎へのシャトルバスに乗って一路フローラルホテルへ向かひました。
その日はもう遅かったので、街へ出て「旬香」といふ地元料理の店で夕飯を。宝貝や夜光貝、島イカ、沖永良部島の野菜料理、など。最初からいきなりですが、なかなか美味しかった。やはり旅の最初の日の料理が美味しいと、ホッとしますね。

二日目
沖永良部島には一応バスがありますが、本数も少ないし、やはりクルマで移動するに如くはありません。普通ならタクシーかレンタカー、といふ事になるのでせうが、我々の場合、遠い親戚の方々が島に住んでをられます。といっても始めて会うふ方々です。そんな方にクルマを出して貰ふのはどうか・・・とも思ったのですが、みんなとてもいい方々で、クルマを出して貰へました。
そんな訳で、午前中はその人たちにトモコの祖父の家に連れて行って貰ひ、お墓参りも済ませ、色々と面倒な雑事にもつき合っていただき、さらにはご飯まで御馳走して貰って、なんちゅーか、もう、非常に助かり且つ恐縮いたしました。この人たちに会ふためにも、またここには来なければならない、との想ひを強くした次第です。

午後からは、あまみシマ博覧会の一環で島のあちこちに連れて行ってくれるといふ企画があるのですが、そのうちのひとつ、溜め池と遺跡を巡るコースに参加しました。参加した・・・といっても参加者は私とトモコの二人。そして案内人は、正に我々が案内される後蘭孫八の居城跡のその孫八の子孫である平さん。
平さんは、一見ぶっきらぼうではありますが、そのちょっとニヒルな感じとか、渋い声、喋り方などで、私なんかは菅原文太を思ひ浮かべ、好感度大です。終始タバコをふかしてゐて、それもまたいい感じ。孫八は平家の落人であったらしい・・・との説明を聞いて、我々が、あ、それで平さんなんですか?と尋ねれば、ふぅーとタバコの煙を吹き出して、「ま、一応」。ううーん、いい感じだなぁ。
最初に溜め池に連れていってくれた時、案内板を指差して、「ま、こんな感じです」と一言だったので、え、ええー、説明それだけー?ってな感じだったのですが、実はそれはまだ我々に慣れてゐなかっただけの様で、段々と口数も多くなり、本当は1時間の案内の約束が、「あんたら、まだ時間ありますか」となって、結局3時間ほど色んな所を案内して貰ひました。
途中で歴史民族資料館といふ所にも寄ったのですが、ここの館長さんが先田さんといふ方で、ユタに関する本なども著してゐる研究者です。またこの方が熱心に色々と教へてくれまして・・・、なんか会ふ人みんないい人なんだけど、なんで?
それはきっと観光ズレしてない所から来るものと思はれます。観光ズレの権化の様な京都から来てゐると、また、それが身に沁みるんですよねぇ・・・。

夕方にホテルに帰ってきた我々は、街に出ました。ちょっと気になる店があったのです。それはカフェ「Typhoon」。こんな所にまでカフェが!って、なんか失礼ですが、これがまた京都にあまたあるカフェにもまったくひけを取らないオシャレな店で。中には街中では全く見る事ができなかった若者たちがお客さんで居て、「『ted』観たーい。沖縄まで観に行かうよ」ってな話を交はしてゐて、うーんこらまたいい感じだ。
お茶請けで出してくれた自家製ちんすこうがやたら美味しかったので、お土産に大量に買ってしまひました。

そして夜は「ハイサイ」といふ居酒屋で。にしても、ここらの店はよく賑はってます。街の中ではほとんど人影をみる事がなく、大丈夫か?この島?といふ疑念にとりつかれるのですが、夜の飲食店に行けば、人々が犇めき合って焼酎を飲み交はしてをります。我々も焼酎を頼みました。むろん、黒糖焼酎。これがまた、美味い!なーんかいくらでも飲めるぞー。
ホテルに戻って、“でんき風呂”といふ名のラドン温泉に浸かり、ピリピリと些か被爆した身体で部屋に戻って、午前中に親戚の方に貰った焼酎をあける。むろん、黒糖焼酎です。トモコと二人で浪の音を聞きながら、焼酎をチビチビと・・・・・・。

この様にして沖永良部島の夜は更けて行く訳です。で、続きは次回。

130228.jpgポー社長 in 沖永良部島

Comments

投稿者 アラキです。 : 2013年03月01日 12:00

エラブ~~! わが心の故郷、、エラブ~~ゥ☆

ラドン温泉、、まだありましたか!

学生時代は島民の飲料水となる暗川(クラゴウ)=鍾乳洞で
よく遊ばせて貰いました。
自衛隊レーダーサイト近くの大山キャンプ場で、黒糖焼酎をそのまま一気飲みして、地元ヤンキーを追いかけた懐かしい島です。

写真&ネクスト記事を楽しみにしています☆

投稿者 元店主 : 2013年03月04日 13:33

アラキさん こんにちは!

ラドン温泉、アラキさんに聞いてたので事前に探したんですが、みつからず・・・で、地元の人にきいたら「フローラルホテルの地下にあるよー」とのこと。え?自分たちの泊まってるホテルの地下に??と、思い行ってみると、そこには「でんき風呂」と。
今や「でんき風呂」と言うんですね。多少、ピリピリしました。

また近いうちにお店に行きます。

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