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2010年05月02日(Sun)

ジュリー 音楽

先日ショーケンの事を書いたら意外と反響があったので、今度はジュリーの事を書いてみよう(別に反響が欲しい訳ではないのですが)。

ジュリーといへばザ・タイガース・・・といふ世代では、私はありません。GSブームが終焉したとされる1969年生まれである私は、タイガースは遡って聴きました。一応GSファンであるので、タイガースの曲は大体聴いてゐるのですが、どうにも好きになれませんでした。あまりに少女趣味(?)が強く、かといってテンプスやオックスの様にそれを超える過剰さにも薄い。
やはり、私にとってのジュリーはソロになってからの歌謡曲のキングであるそれです。

「勝手にしやがれ」「カサブランカダンディー」「麗人」「ストリッパー」「TOKIO」「6番目のユウウツ」・・・etc。今でも多分、大体歌えるな。そんな中で私の最もお気に入りの曲は、「お前にチェックイン」。(確か)タイガース時代の衣装を使ひ回したインディアンファッションが印象的な好曲でした。
ちなみに、トモコのお気に入り曲は?と尋ねてみると「晴れのちBLUE BOY」との事。うーむ、しぶい。が、この2曲とも大沢誉志幸作曲、EXOTICS演奏(のはず)なのでした。ソウルフルだねー。

ジュリーは、やはり声がいい。PYGの名曲「自由に歩いて愛して」なんか、ジュリーの声以外考へられない。
ショーケンの自伝「ショーケン」の中でも、ショーケンは、歌に関してはジュリーに敵はない、と書いてゐます。わかる。個人的には勿論ショーケンの歌の方が好きですが、ショーケンがかう言ふのはよく分かります。が、これは歌以外なら負けないよ、といふ事でもあるでせう。まぁ、これも分かる、かな。
例へば、俳優としてもジュリーは「悪魔のようなあいつ」や「太陽を盗んだ男」の様に、歴史に残る作品を持ってゐますが、やはり、ショーケンの方が上である、といふ気がします。「カポネ大いに泣く」を観ればわかる様に・・・って、分からんか、普通。
「ショーケン」の中には、ジュリーに関する興味深いエピソードも書いてあります。
GS時代、スパイダース&タイガース&テンプターズの面々が、ヤクザに拉致された事があったさうです。興行の世界だからねー、そこら辺は。で、なんかクラブの様な所に連れていかれ、居並ぶヤクザの前で「歌へ!」と強要されたとか。みんな、震へ上がって一言もない中、ジュリーだけが決然と「歌ひません」と拒否したとのこと。こいつは肝の座った奴だ、とショーケンは感心したといふ話なのですが、分かる。さもありなん、といふ感じです。
ショーケンは、不良性といふ名の過剰さが溢れ出てゐて、それが魅力な訳ですが、ジュリーの場合は、その一見ソフトな外見の中に、なにか硬く暗い闇の様なものがあって、それがジンワリ滲み出てゐるのが魅力なのだ、と思へるからです。その、硬く暗い闇の様なものが何なのか、私には分かり様がありませんが。

それにしたって、やはりジュリーは歌手でせう。なんといっても今でも現役バリバリなのが凄い。私は全く聴いてゐないのでなんですが、何年か前に「我が窮状」といふ曲で話題になってゐましたし、2008年の還暦コンサートでは6時間半80曲を歌ひきったとの事。凄い。
そして、この度はザ・ワイルドワンズとともに「JULIE WITH THE WILD ONES」といふ新作をドロップ。全国ツアーもやるさうです。むむむー、ちょっと、行ってみたい様な。

YouTube | おまえにチェックイン/沢田研二 19820617

当時、これは観たな。にしても、セットがエイティーズ過ぎて、ちょっと・・・。曲はやっぱいい。

ハヤカワタケジの衣装が素敵。ステージもかっこいいです。

Comments

投稿者 hiromi : 2010年05月03日 12:44

私も、沢田さんの歌声大好きです。とても聞きやすいし、耳に心地いいです。
ワイルドワンズとのユニット、ヒットしてくれるといいのですが、みなさん!応援よろしくです。

投稿者 Betch : 2010年05月03日 21:52

一応、高校の先輩です。

投稿者 元店主 : 2010年05月07日 04:56

ジュリー、京都だもんね。

ワイルドワンズとは長年の付き合ひだし、期待できます。

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