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強制起訴シリーズ

2018年01月08日

パーティで女の子に話しかけるには

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ85弾

1977年、ロンドン南部特別区クロイドン。世の中はパンク旋風の真っ只中。エン(アレックス・シャープ)と友人二人のボンクラ三人組も、案の定流行に乗ってパンクスだ。ファンジンを真面目に作ってレコード屋に配ったり、クラブ巡りをしたり、チャリに乗って街中を“パンク”したりする毎日。でも、不良あがりのパンクスたちからはバカにされ、どうにもパッとしない所もある。まだ童貞だし…。ところがある日、エンは不思議な美少女ザン(エル・ファニング)に会う。実は彼女は宇宙人であった…。
監督は、先日も舞台版『ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ』で来日公演を行ったジョン・キャメロン・ミッチェル。原作はニール・ゲイマンだ!

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2017年12月03日

GODZILLA 怪獣惑星

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ84弾

20世紀末。繁栄を極めた人類の傲慢に対する鉄槌のように、地球の各地に突如として怪獣たちが現れ、人類の文明に危機が訪れた。以前から地球の事を監視していた宇宙人たちも飛来し、彼らの助けも借りて怪獣退治に勤しむ人類であったが、怪獣王たるゴジラの出現によって状況は一変。他の怪獣たちも殺戮し尽くして暴れ回るゴジラの圧倒的な破壊力の前に、人類はとうとう地球から逃げ出したのであった…。宇宙空間を彷徨うこと数十年。どうしたって地球以外に住む星を見出せない人類は、地球に戻る選択をする。浦島効果で2万年を経過した地球。果たしてゴジラはどうなっているのか?
『シン・ゴジラ』から『アニゴジ』へ。アニメで描くゴジラ!

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2017年11月09日

アトミックブロンド

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ83弾

時は1989年。ベルリンの壁が崩壊する前後のお話。英国の凄腕スパイであるロレーン(シャーリーズセロン)は、流出した世界各国のスパイの身元が書かれたリストを奪取するためベルリンに送り込まれる。そこで、現地在住の英国スパイ要員パーシヴァル(ジェームズマカボイ)と協力して事にあたるはずが…彼が全く信用できない。他にも続々と信用できるのかどうか分からない人間が現れて、騙し騙され、様々な災難が彼女の上に降りかかる!果たして事の成り行きはどうかるのか?
制作はいま最も熱いアクションスタジオ会社“87イレブン”。監督は『ジョン・ウィック』をチャドと協同監督したデヴィッドリーチ。シャーリーズセロン自身のプロデュースで届けるスタイリッシュアクションムービー!

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2017年09月29日

ダンケルク

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ82弾

1940年。フランスに侵攻したドイツ軍と闘っていた英仏軍は、兵士の数でも武器の装備でもドイツ軍に勝っていたにも関わらず、ドイツ軍の"電撃作戦"にやられて崩壊、敗退して逃げ惑い、フランス西北部の港町"ダンケルク"に追い詰められていた。その数40万人!英仏海峡を渡ればそこはすぐイギリス。しかし背後に迫るドイツ軍。果たして彼らを救う事はできるのか。民間の船までも駆り出す、"ダイナモ作戦"が発動された!
今や監督名で客を呼べる貴重な存在、クリストファー・ノーランの最新作。

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2017年09月08日

ベイビードライバー

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ81弾

ベイビーは犯罪の逃走専門のゲッタウェイドライバー。幼い時の事故の影響で終始耳鳴りがするため、常に音楽を聴いて耳鳴りを鎮めているが、ドライブの腕は超一流だ。しかし、ベイビーは心ならずも犯罪に加担しているのであって、本当は彼らと縁を切りたい。でも切れない。ベイビーの腕を、彼らが諦める訳がない。が、運命の女性デボラと出会う事によって、ベイビーは真剣に彼らから逃げる事を画策し始める…。
英国が誇るマニアック監督エドガー・ライトの初のアメリカでの映画!

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2017年07月28日

ライフ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ80弾

火星の土から未知の微生物が発見された!初めての地球外生物の発見に湧き立つ人類。とりあえずISS(国際宇宙ステーション)の中で観察・調査・研究をする事になった。なんかやばい奴だったらまずいからね・・・。でも凄く可愛いんだ、こいつ。カルビン、なんて名付けたりして。したら、やっぱやばい奴だった!培養器から逃げ出したカルビンは、乗務員を食いまくる!孤立した宇宙ステーションの中で行われる大殺戮。うわー、どーすんだよー・・・。

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2017年06月28日

パトリオット・デイ

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ79弾

2013年4月15日。パトリオットデイの日に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件。この911に次ぐアメリカにおける最悪のテロ、と言われる事件を描いたのが、この『パトリオット・デイ』だ。
監督はピーター・バーグ。主演はマーク・ウォールバーグ。この韻を踏んだコンビでは、『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』と実録映画を2本撮っていて、これで3本目。ピーター&マークの実録もん3部作の完結編(?)と言われる本編を、強制起訴メンバーは如何に観たのか。

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2017年06月06日

メッセージ

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ78弾

突然、多数の宇宙船が地球にやってきた。彼ら異星人の目的は何か?我々人類は何をなすべきなのか?言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)は物理学者のイアン(ジェレミー・レナー)と共に、彼らとの交信を試み、彼らのメッセージを読み取るように軍に要請される。彼らの文字言語を通して少しずつ彼らの言語体系を理解し始めたルイーズ。それとともに、彼女の認識にも少しずつ変化が現れ始め・・・。
原作は、現代SFの最高峰の一編と目されるテッド・チャンの『あなたの人生の物語』。映像化は不可能、とされていたこの傑作を、『ブレードランナー』の続編を撮るという、これまた無茶な大役を仰せつかっている俊英のドゥニ・ヴィルヌーブが臨む!
ネタバレ上等で御送りしますので、嫌な方は観賞後にお読み下さい。

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2017年04月25日

レゴ バットマン ザ・ムービー

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ77弾

キャラクターも世界も、全てがレゴでできた『レゴ ザ・ムービー』。その続編にあたる今回はバットマンだ!・・・バットマンの永遠の敵でありライバルでもある最凶ヴィラン・ジョーカー。執拗にバットマンに戦いを挑むジョーカーであったが、バットマンはジョーカーを特別視する事を拒否。たくさん居る犯罪者のひとりに過ぎない、と断言する。その事に怒り、悲しみ、ぶち切れたジョーカーが、史上最凶の戦いを挑むことを決意、計画。全宇宙、全フィクション世界の悪役たちが閉じ込められた刑務所へと、自らを幽閉する・・・。

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2017年04月06日

ひるね姫

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ76弾

ココネは岡山県は倉敷に住む高校三年生の女の子。自動車の改造ばっかやっとーお父さんのモモタローとの二人暮らし。お母さんはココネが赤ちゃんの時に亡くなっている。そんなココネちゃんは、なぜかよく同じ夢を見る。それはお父さんが、ココネの小さい時によく話してくれた、「エンシェンと魔法のタブレット」というお話の夢。その夢の中では、ココネはエンシェンというお姫様で、魔法が使えて、ぬいぐるみのジョイとも喋ることができるのであった。
ところがそんなある日、お父さんが警察に捕まってしまった!謎の悪い奴もあらわれて、ココネはジョイと幼馴染みのモリオと一緒に逃げるはめに。その途上、ココネは自分の夢がなにか重大な意味を持っている事に気付き始める・・・。
「攻殻機動隊S.A.C」の神山建治による劇場オリジナルアニメ。

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2017年02月23日

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ75弾

ジェイク(エイサー・バターフィールド)は内省的で優しい青年。故に、フランクで階層差別的なアメリカ社会になじめず、孤立していた。ある日、そんなジェイクの大好きなお爺ちゃん(テレンス・スタンプ)が、何者かによって目玉を抉り採られる形で殺された!現場に駆けつけたジェイクは、そこで恐ろしげなモンスターを目撃する。
実はジェイクのお爺ちゃんエイブは、子供の頃にミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)という女性によって運営される孤児院に居たのだという。そこでは、奇妙な能力を持ったこどもたちがたくさん暮らしていた・・・という話を子供の頃から散々ジェイクは聞かされていて、小さい頃は信じていたけれど、成長してからはさすがに・・・となっていたのだが、あのモンスターは?ジェイクはミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちを探す事にする・・・。

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2017年02月07日

ブラックファイル 野心の代償

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ74弾

ベン(ジョシュ・デュアメル)は連戦連勝の若き有能弁護士。が、実は友人の凄腕ハッカーの手を借りて、証拠をでっち上げたりしながら訴訟に勝ち続けているのだった。妻シャーロット(アリス・イヴ)との間は、流産を切っ掛けにギクシャク。くそ、この心の虚しさを埋めるぜ!と、フェイスブックで繋がった元カノのエミリー(マリン・アッカーマン)と再会したりするが、なんと彼女は現在、薬害問題を引き起こしている巨大製薬会社ピアソンのドン、アーサー(アンソニー・ホプキンス)の恋人だというではないか!彼女が言うには、ピアソンは薬の実験データーを捏造しており、その証拠も持っている、と。これは、ピアソンに打ち勝って一気に英雄になるチャンスかも!と、上司でもある大物弁護士チャールズ(アル・パチーノ)の了承のもと、エミリーから入手したブラックファイルをもとにピアソンを訴えた。ところが・・・エミリーが誘拐され、彼女のボコボコにされた写真とともに脅迫状がアーサーのもとに送られてきたのであった。さて、事態はいったいどう展開するのか?
監督は、日系のシンタロウ・シモサワ。謎の男役でイ・ビョンホンも出ております。

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2016年12月20日

マダム・フローレンス

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ73弾

1944年。マダム・フローレンス(メリル・ストリープ)は大金持ちで音楽の大好きな有閑マダム。NYの音楽界に惜しみのない援助を与え、トスカニーニなんかも支えているパトロンだ。そんな彼女を支えているのが、年下の夫シンクレア(ヒュー・グラント)。歌の下手な彼女が、それでも音楽が好きだからコンサートがしたい!と言えば、彼女が気に入るピアニストを見つけ(名前はコズメ・マクムーン。サイモン・ヘルバーグが演じる)、コンサートのお膳立てをし、観客とマスコミを買収して、コンサートを成功に導く。そうやって25年間、彼女の甘い夢を叶えてきたのだ。
ところが、彼女が調子に乗って自らの歌を吹き込んだレコードを作り、それを戦地の兵隊に送ってしまい、(あまりの下手さに)大評判になってしまった事から事態は急変する。この大騒ぎを自らへの賛辞と採ったフローレンスは、カーネギーホールでの単独コンサートを目論んだのだ。真っ青になるシンクレアとコズメ。果たして、彼女の夢を壊さぬ様に、コンサートを成功させる事はできるのか? 事実に基づいたお話。監督は、またしてもスティーブン・フリアーズ!

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2016年11月24日

溺れるナイフ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ72弾

夏芽(小松菜奈)は中学生ながら芸能活動もしている美少女。が、家の事情で“浮雲”というド田舎に引っ越す事になり、芸能活動に支障きたすしー、こんなド田舎なんもなくて面白くないしー、と不貞腐れまくって、腹立ちまぎれに立ち入り禁止の神域の山に入ってしまう。そこには別世界の様な美しい入江があり、そして・・・神的な美しさを持つ美少年(管田将暉)が居た。夏芽は一目で彼と恋に落ちる。彼の名はコウといい、同じ学校のクラスメートだった・・・。
一部では“神コミック”とまで言われたジョージ朝倉による伝説の少女マンガを、新鋭・山戸結希が映画化。主演は管田将暉&小松菜奈という旬の美少年&美少女だ!

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2016年11月01日

少女

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ71弾

アツコ(山本美月)は剣道日本一の腕前を持つが故に、推薦で名門女子高校に入った女の子。しかし、大事な試合で怪我をして負けたため、「推薦で入ったくせに信じらんなーい」とクラスメイトから執拗なイジメを受け、心を閉ざしてしまっている。そのアツコの親友のユキ(本田翼)は、授業中も授業無視して原稿用紙に小説を書き続ける世を拗ねた感のある少女。が、ある時、その彼女の渾身の出来の原稿が盗まれてしまった。一体誰が?そこに、シオリという少女が転校してきて、アツコとユキの仲間になろうとする。彼女は語る。「わたし、見ちゃったんだ、親友の死体・・・」
原作はイヤミスの女王と呼ばれる人気作家・湊かなえ。監督は『しあわせのパン』『繕い断つ人』の三島有紀子。果たして少女映画の系譜に新たな一章を加えることができるか?

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2016年10月07日

ある天文学者の恋文

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ70弾

エイミー(オルガ・キュリレンコ)はアルバイトで危険なスタントをこなしながら、大学で天文学を修める文武両道の女子。さらに世界的な天文学者エド(ジェレミー・アイアンズ)との不倫に燃える情熱的な女性でもあった。
ところがある時から、エドとの間に連絡がつかなくなる。不審に思っていた所に突然飛び込んできたエドの訃報(エドは世界的な学者なので、マスコミが報じたのだ)。絶望の淵に立たされたエイミー。彼はもうこの世に居ない・・・。が、その時から、メールや手紙やプレゼント、映像、などの形でエドから様々なメッセージが届く様になるのであった・・・。
『ニューシネマパラダイス』『マレーナ』などのイタリアの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレの新作。

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2016年08月21日

シン・ゴジラ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ69弾

“ゴジラ”は日本の誇るポップアイコンである!・・・とはいえ、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』を最後に、日本ではゴジラ映画が作られなくなる。その間に、レジェンダリーピクチャーズが制作したハリウッド版ゴジラ、通称『レジェゴジ』が2014年に公開され、世界的に大ヒット。批評的にも好評を博したため、このままゴジラは日本のものでなくなってしまうのか・・・と、危惧されていた所に現れたのが『シン・ゴジラ』だ!
監督はアニメ『新世紀 エヴァンゲリオン』で有名な庵野秀明と、平成『ガメラ』シリーズで有名な樋口真嗣。果たして『ゴジラ』は見事復活するのか?

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2016年07月25日

疑惑のチャンピオン

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ68弾

アメリカ人でありながらツール・ド・フランスを7連覇した超人ランス・アームストロング。いったん癌で死にかけた所から復帰し、ツール7連覇をはじめ圧倒的な強さをみせ、さらに世界の癌患者を助ける基金「LIVESTRONG」を作るなど慈善家の顔も併せ持った事から、伝説的な存在にまでなったアームストロングであったが、後にチームメイトの告発によってドーピング漬けであった事が発覚。ツールの優勝を剥奪された上、自転車業界を永久追放となる・・・といった衝撃の展開で、ほんまに伝説の存在になってしまった・・・。
このランス・アームストロングを英国のスティーブン・フリアーズ監督が、事実に基づいた劇として撮った作品。

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2016年07月04日

クリーピー 偽りの隣人

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ67弾

高倉(西島秀俊)は犯罪心理学を修めた警察官であったが、あるサイコパスへの対応に失敗し、自らが重傷を負ったのみならず、死者まで出してしまった。その事件を切っ掛けに警察を辞め、大学で犯罪心理学を教える生活へとチェンジ。住居も変えて妻の康子(竹内結子)と共に新しい生活へと踏み出した。ところが・・・隣の住人である西野(香川照之)は明らかに変。まともなコミュニケーションなどとれそうもない人間なので、なるべく関わらない様にしたかったのだが、何故か彼はどんどん高倉の家庭に入り込んでくる。そしてある日、西野の娘・澪が高倉に訴えた。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」。高倉は西野の正体を暴こうとするが・・・。
黒沢清が久々にサイコホラーの世界に戻ってきた!と、話題の一品。

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2016年06月10日

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ66弾

『ボウリング・フォー・コロンバイン』『シッコ』など、アメリカの社会問題に切り込むドキュメンタリーを撮り続けているマイケル・ムーア。その彼がある日、アメリカ国防総省に呼ばれる。彼らの悩みは、世界最強の軍備を誇りながらも、戦争に勝てなくなった事だった・・・。
それは何かアメリカの制度そのものに問題があるに違いない。その制度の不備を補うべく、他所の国に行ってその国の素晴らしい制度(のアイデア)を持って帰ること。それがマイケル・ムーアに課せられたミッションだった。他国に乗り込み(侵略し)、その国の素晴らしい制度を持ち帰ること。かくして、マイケル・ムーアによる世界侵略の旅が始まった。

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2016年05月09日

アイアムアヒーロー

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ65弾

鈴木英雄は35歳のマンガアシスタント。いつかは自分のマンガの連載を目指して持ち込みを続けるも、いつも不採用。それに従い、彼女との仲も険悪,破局寸前。で、ついに同居中の家からも追い出されてしまう。帰る家もなく、希望もない、そんな英雄の日々が一変する。日本にZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビが大量発生したのだ!噛まれると感染してZQN化する。果たして英雄の命運やいかに?
原作は花沢健吾による人気マンガ。しかし、どんなに人気のある素晴らしいマンガでも、日本で実写化されればクソになる、と言われる昨今。果たしてこの映画の出来はいかに???

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2016年03月31日

マネー・ショート/華麗なる大逆転

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ64弾

2008年9月、当時全米で第4位の資産規模を誇る大手投資銀行のリーマンブラザースが破綻した。これを切っ掛けに市場はパニック、住宅バブルで膨らみに膨らんだアメリカ経済はペッシャンコになり、その影響は世界中に波及していき、世界金融恐慌へと発展したのだった・・・。この所謂“リーマンショック”の時、アメリカ経済の破綻を予想してそれに賭け、ほとんどの人が大金を失って茫然とするなか、逆に巨額のカネを手に入れた人たちも、一握りだけだが、居た。これは、そんな人たちを通して、あの世界恐慌を描いた作品である。
原作はマイケル・ルイスの傑作ノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」。監督は元SNLのメインライターで、SNLを辞めた後は『俺たちニュースキャスター』や『アザーガイズ/俺たち踊るハイパー刑事!』などの秀作コメディを撮ってきたアダム・マッケイ。
名前や設定、経緯などは変えてありますが、基本事実に基づいた作品です。

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2016年02月28日

キャロル

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ63弾

若き日のパトリシア・ハイスミスが匿名で出したレズビアン小説を、LGBT映画の第一人者(?)トッド・ヘインズが監督。
高級デパートの売り子をしていたテレーズ(ルーニー・マーラ)は、ある時、売り場で見かけたひとりの壮年の美女に目を奪われる。彼女の名はキャロル(ケイト・ブランシェット)。裕福な亭主と可愛い一人娘を持つ主婦であるキャロルは、実は同性愛者でもあった。ちょっとした切っ掛けで知り合った二人は、急速に接近していく・・・。

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2016年02月05日

ザ・ウォーク

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ62弾

2001年9月11日の同時多発テロにて崩壊してしまったワールドトレードセンターのツインタワー。それまではNYの象徴として多くの人に親しまれていたこの二つのビルの間にワイヤーを張り、そこを綱渡りした男が居た。フランスの芸人フィリップ・プティ。彼が1974年に行ったこの快挙は、「マン・オン・ワイヤー」としてドキュメンタリー映画になっているけれども、これは同じ快挙をフィクションとして撮ったもの。主演はジョセフ・ゴードン=レビット。監督はロバート・ゼメキス。最新の映像技術によって、ほんとに地上110階のビルの間を綱渡りしてる様な感覚が味わえる!と評判の映画です。

ヤマネ
やー、楽しかったですねー、もう最高!・・・と、最初にお二人にきいておきたいんですが、どこで観られたんですか?ボクはTOHOシネマ二条のアイマックスシアターで3Dですよ!もちろん!
マツヤマ
オレも同じだよ。
元店主
私はMOVIXだったから普通のスクリーンだったけど・・・それでも一応3Dで観た。けっこう凄かったよ。今まで観た3Dの中で一番凄かったかも。ま、あんまり3Dは観たことないけれど。

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2015年12月30日

スター・ウォーズ フォースの覚醒

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ61弾

チャーン、チャーン、チャチャチャチャーンチャァーン・・・と、やって参りました「スターウォーズ」のエピソード7、「フォースの覚醒」。今更この映画についての説明は不要かと思いますので、ここでは強制起訴メンバーの立ち位置について説明しておきたいと思います。
まづヤマネはオリジナルスターウォーズ、つまりエピソード4・5・6にギリギリ間に合った世代。子供の時にスターウォーズに熱狂し、プリクエル(エピソード1・2・3)も我慢して観たんだけど、敢て悪口は言わないようにした、いわゆるスターウォーズファン。
対してマツヤマは、どっぷりスターウォーズ世代ではあるが、全くスターウォーズには興味のないタイプ。ダースベイダーが実はルークの父親である、という事実を「オースティンパワーズ」で知ったという強者です。
最後に元店主は、何故かエピソード6だけ、それもアメリカで観た(つまり英語で観た)!という訳のわからない経歴の持ち主。むろん、スターウォーズには何の興味もありません。

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2015年12月02日

ムーンウォーカーズ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ60弾

1969年。10年以上前から続く米ソの宇宙開発競争は、ソ連優位のまま熾烈を極め、アメリカはなんとか月面着陸に於いてはソ連に先を越されまい!と、国家の総力をあげてそれに取り組んでいた。が、何度やってもうまくいかない。もう失敗は許されない・・・そこでCIAはある極秘プロジェクトを計画。それは、もし次のアポロ計画が失敗した時のために、偽の月面着陸映像を作っておき、月面着陸が失敗した場合は、その偽の映像を全世界に流してとにかく月面着陸が成功した事にしよう、というもの。そんな全世界を騙すほどの映像を撮れるのは、前年に「2001年 宇宙の旅」で迫真の宇宙映像を撮ったスタンリー・キューブリック以外にない!・・・という事で、CIAのキッドマン(ロン・パールマン)はキューブリックの住むイギリスに飛んだ。その頃イギリスでは、口先ばっかりで無能なジョニー(ルパート・グリント)が、闇金から借りた借金をなんとかしようと、あたふた走り回っていたのであった・・・。
人類は月には行っていない!という、現代でも根強い陰謀論をネタにしたライトコメディ。フランス&ベルギー映画。

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2015年11月03日

ジョン・ウィック

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ59弾

ジョン・ウィックは最愛の妻を病気で失い、暗く落ち込んでいた。そこに、一匹の犬が届く。それは自分の死後のことを心配していた妻からのプレゼントだった。「あなたは私以外はクルマにしか興味がないんだから心配。この犬を私と思って可愛がって」という妻からのメッセージを受け止め、犬を可愛がるジョン。が、ある日、街を牛耳るロシアン・マフィアのどら息子が、ジョンのクルマに眼をつけたから大変。脅してクルマを譲れと迫るどら息子だが、ジョンに軽くいなされたのにブチ切れ、深夜にジョン宅に侵入し、鳴きわめく犬を殺し、クルマを奪って去っていった・・・。怒りに震えるジョン。しかし、相手はロシアン・マフィアだぞ?どうする?・・・いや、どうするもこうするもないのであった。なぜなら、ジョンは引退した伝説の凄腕殺し屋だったのだから・・・。
自らもアクション映画を撮ってしまう程のアクションマニアのキアヌ・リーヴスが、渾身の力を込めて放つガン・フーアクション!!!

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2015年09月27日

ヴィンセントが教えてくれたこと

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ58弾

ヴィンセント(ビル・マーレー)は偏屈不良老人。仕事もせずに飲んだくれ、酒場では下らない民族差別ギャグを飛ばして顰蹙を買い、ワガママ放題で行きつけの店を困らせ、博打と売春に現を抜かし、家は荒れ放題。近所付き合いもなし・・・という体たらくだったのが、何故か隣に引っ越してきた家族(母と子のみ)の息子オリバーの面倒を見ることになってしまう。最初は全く合わないと思われた二人であったが、そのうち徐々に意気投合、あまつさえオリバーは、ヴィンセントの中に“聖性”を見いだしていくのであった・・・。
アメリカでスマッシュヒット!一部でビル・マーレーの最高傑作との呼び声もあるらしい一品です。

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2015年08月24日

ラブ&マーシー

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ57弾

超人気グループ、ビーチボーイズの中心的メンバーであり、「ペットサウンズ」という歴史的名盤を実質ソロで作り上げ、これはあまり売れなかったものの、その直後に「グッドヴァイブレーション」という歴史的名曲を大ヒットさせた後に、精神的崩壊を起こし沈没。そのまま消えていくかと思いきや、90年代に奇跡の復活を遂げた・・・というドラマチックなミュージシャン人生故にカルト的な人気を誇るブライアン・ウィルソンを描いた作品。
60年代のブライアン・ウィルソンをポール・ダノが、80年代のをジョン・キューザックが演じるという、ちょっと変わった構成の映画です。

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2015年07月27日

バケモノの子

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ56弾

両親の離婚、それに続く母親の突然の死に見舞われた少年・蓮。彼は自分を引き取りに来た親戚たちと馴染む事ができず、夜の渋谷へと出奔してしまう。そこで、彼は人間界にやって来ていたバケモノ・熊徹と出会う。熊徹は、次のバケモノ界の総帥を決める闘いに出場する条件の「弟子があること」を満たすために、弟子を探しにきていたのだ。熊徹は滅法強いが、性格に難があり、バケモノ界で彼の弟子になりたいと思う者は居なかったのである。熊徹の後をつけて、バケモノの世界・渋天街に迷い込んだ蓮。なぜか蓮の事を気に入って、「オレの弟子にしてやる」と名前まで勝手に“九太”とつけてくる熊徹の元で、「お前の弟子になるつもりはない!」と言いながらも修行に励む蓮=九太。月日は流れ、やがてバケモノ界の総帥を決めるため、宿敵・猪王山との試合の日が近づくのであった・・・。
ジブリがアニメ映画製作を止めたいま、その後を継ぐのでは?と嘱望される細田守による最新アニメ映画!

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2015年06月27日

海街Diary

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ55弾

鎌倉の古民家に住む美人三姉妹(綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆)。彼女らの元に、子供の頃に彼女らを捨てた実父の死去の報がもたらされる。その実父の葬式で、彼女らは異母妹のすず(広瀬すず)に出会う。その時のすずの様子から、彼女の辛い立場を推察した三姉妹は、彼女を鎌倉の自分たちの家に引き取る事を決意。ぎこちないながらも、美人四姉妹の共同生活が始まる・・・。
原作は吉田秋生の人気コミック。その原作コミックの大ファンだと公言し、長らく映像化を熱望していた是枝監督が遂に映画化!

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2015年06月06日

チャッピー

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ54弾

南アフリカでは治安維持のためにロボット警察を導入。犯罪率が大幅に下がり、ロボット警察を発明したディオンは鼻高々。同僚でライバルであるキリスト教保守主義者のムーアの激しい妬みを買っている。しかし、ディオンはこれで満足している訳ではなかった。彼は単に言われた通りに行動するロボットではなく、人間の様な感情を持ったロボットを作りたかったのだ。
そして、とうとうそれのプログラムに成功するディオン。が、無慈悲にも上司はそのロボット制作を拒否。故に、彼は廃棄処分寸前のロボットを一台盗み出し、勝手にそれに自分の発明した感情プログラムをインストール。ここに、まるで人間の様に考え、感じるロボットが産まれた!
彼の名前はチャッピー。名付け親はギャングのヨーランディー。ギャング?そう、チャッピーはなぜかギャングに育てられる事になったのだ・・・。
「第9地区」で鮮烈なデビューを果たした南アフリカの監督、ニール・ブロムカンプによる最新作。

                 ★

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2015年05月02日

マジック・イン・ムーンライト

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ53弾

1928年。凄腕人気マジシャンのスタンリー(コリン・ファース)に、友人のハワードが相談を持ちかける。ハワードの知り合いの富豪の一家に、霊能者が取り入って金を巻き上げている。これがなかなかのやり手で自分ではトリックを見破れない。ついてはこの霊能者のトリックを見破り、インチキを暴いて富豪一家を救ってくれないだろうか、と。徹底した合理主義者で、霊能力など全てインチキと言い切っているスタンリーはこの話を受け、南仏の富豪の家に乗り込む。そこで彼を待っていたのは、若くてチャーミングな霊能者ソフィー(エマ・ストーン)であった・・・。 ウディ・アレンの描く、ロマンチック・ラブコメディー!

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2015年03月28日

イミテーションゲーム

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ52弾

コンピュータの基礎を作ったと言われる天才科学者アラン・チューリング。実は彼は第二次世界大戦時に、難攻不落と言われたドイツの暗号「エニグマ」を解読し、連合国の勝利に大きく貢献したという暗号解読者としての顔もあるのだった・・・。チューリングを演じるのは、今の英国男子ブームの立役者ベネディクト・カンバーバッチ。実話に基づいたアカデミー脚色賞受賞作!

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2015年03月02日

フォックスキャッチャー

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ51弾

マーク・シュルツは1984年のロサンゼルスオリンピックにおけるレスリングの金メダリスト。とはいえ、当時はまだまだオリンピックにアマチュア精神が生きていた頃であり、スポンサーをつけたりする訳にはいかず、極貧の中で次のソウルオリンピックを目指して、日々練習、辛く暗い日々を送っていた。そこに大財閥であるデュポン家の御曹司のジョン・デュポンから、援助の申し出。最新設備の整った練習場と大きな屋敷、十分な手当をあてがわれて、ジョンの主宰するチーム「フォックスキャッチャー」の一員としてソウルオリンピックを目指す事になった。が、そこにマークの良き兄であり、優れたコーチでもあるデイブが加わる事になり、事態は悲劇に向かって転がり出すのであった・・・。
実際にあった大金持ちの御曹司による金メダリスト殺害事件を映画化した話題作!

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2015年02月04日

ジミー 野を駆ける伝説

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ50弾

1930年代、独立戦争とそれに続く内戦を経たアイルランドにジミーが帰ってきた。彼は10年前に、カトリックの支配が強い同地で、自分たちで自由な討論をし、勉強をし、それを若いものに伝え、みんなで歌って踊れる集会所を作ったために、弾圧を受け、国外に逃亡していたのだ。年老いた母親の面倒をみるために、静かにひっそり暮らす決意を胸に帰ってきたジミー。しかし、未だ強いカトリックの支配下で自由を求める若者たちに請われ、また集会所を作る決意をする・・・。 いまだ意気軒昂、バリバリ左翼監督であるケン・ローチの新作!

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2015年01月02日

チェイス!

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ49弾

興収も製作費もインド映画歴代No.1! 『きっと、うまくいく』で、世界に感動を届けた、インド国宝級俳優アーミル・カーンを迎えて、地上、水上、空の上を駆け巡る驚異のアクロバット・チェイスが絢爛豪華に開幕!世界よ、これがインド映画だ!!

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2014年12月08日

デビルズ・ノット

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ48弾

8歳の男児3人が惨殺された事件で、死刑を含む有罪判決を受けたのが、冤罪被害が濃厚な「ウエスト・メンフィス3」と呼ばれる10代の少年3人だった。いまだ未解決の事件の同名原作をすべて実名で映画化したのは「エキゾチカ」「スウィート・ヒア・アフター」などで知られるカナダの奇才アトム・エゴヤン。ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ピーター・ジャクソンなど、大勢の著名人が3人の支援活動を繰り広げているが、はたしてこの映画も支援の一環なのだろうか?

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2014年10月25日

MOTHER

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ47弾

日本における恐怖マンガのパイオニアであり、「ママがこわい」や「赤んぼ少女」で多くの子供たちにトラウマを与え続けたのみならず、「漂流教室」「わたしは真悟」「14歳」などの傑作SFにて日本文化にも大きな影響を揮ってきた天才漫画家・楳図かずおの初映画監督作品。それも80歳を前にしての“初”である。
一応自伝作品・・・という事になっているが、本人が“嘘に嘘を重ねた”と公言している様に、フィクションという嘘を使って描いた妄想の“自伝”。漫画家・楳図かずお(片岡愛之助)の所に、彼の伝記を作りたいという編集者・若草さくら(舞羽美海)が訪ねてくる。その時に、死んだ母の象徴である赤い皿が突然割れた。と、それ以降、楳図の母イチエ(真行寺君枝)の亡霊が現れ、楳図の親戚たちを殺して廻る事に・・・しょこたんも友情出演しているのら。グワシ!

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2014年10月06日

舞妓はレディ

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ46弾

かつて「シコふんじゃった」「Shall we ダンス?」などで日本娯楽映画の気概をみせ、最近では「それでもボクはやってない」「終の信託」など社会的なテーマにも取り組んでいる周防正行監督による最新作。テーマは花街。現代の花街を撮るのは難しい・・・という事になっていますが、如何に周防監督は取り組むのか。かつての娯楽映画の粋を再び示せるのか?
ここ、京都は祇園の盲点にあるカフェ・オパールにて、強制起訴メンバーズが語り明かす!

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2014年09月01日

GODZILLA ゴジラ

起訴者: マツヤマ

強制起訴シリーズ45弾

日本が誇る怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の2014年ハリウッド再リメイク版は、1954年のオリジナル「ゴジラ」への愛情たっぷりとも、3.11の原発事故、ヒロシマへの原爆投下へも切り込んでいるとも噂されるが、はたして日本の「ゴジラ」ファン、いや、観客は日本人としてこの映画をどう受け止めるのだろうか?

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2014年07月28日

渇き

起訴者: 元店主

強制起訴シリーズ44弾

「下妻物語」で鮮烈な映画監督デビューをし、「告白」でその名を高めた中島哲也監督の新作。アル中で頭の壊れた元警察官(役所広司)の娘が失跡した。娘の行方を追っている内に、人はバンバン死ぬ、怪しい奴らが大量に現れる、娘は一体・・・。「愛した娘はバケモノでした」というキャッチコピーで送る、新感覚派(?)ムービー。

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2014年06月26日

「X-MEN フューチャー&パスト」

起訴者: ヤマネ

強制起訴シリーズ43弾

X-MENシリーズも7作目という事で。前作のマシュー・ヴォーン監督で一気に時代を遡ってリブートっぽくなった、という話だったけど、今回はなんと時間がドーンと進んで未来社会。センチネルという無敵のミュータント殺戮ロボットが開発されていて、ほとんどミュータントは絶滅状態。それどころか完全な独裁社会となっており、なんとかせねば!でもセンチネルには勝てない。なら・・・センチネルが開発される前の時間にタイムスリップして開発阻止したらいいじゃね。という事になって、ひとりウルヴァリンが70年代へ・・・。

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2014年06月04日

「プリズナーズ」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ42弾

ペンシルヴェニア州の田舎町で工務店を営むケラー(ヒュー・ジャックマン)は家族と共に、近所に暮らすバーチ家で感謝祭を祝っていた。食事後の団らんの時間、気がつくと、目を離していた幼い末娘たちが姿を消していた。捜査に当たったのは敏腕のロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)。容疑者として浮かんだのは、現場近くにキャンピングカーを停めていたアレックス(ポール・ダノ)。しかし勾留期限が切れて彼は釈放される。そこでケラーはある行動に踏み切った。監督は「灼熱の魂」で名を馳せたドゥニ・ヴィルヌーヴ。

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2014年04月29日

「リベンジマッチ」

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ41弾

爺になったスタローンとデ・ニーロがボクシング対決!え?それって、ロッキー・バルボアVSジェイク・ラモッタなの?座頭市対用心棒みたいな・・・? ・・・1980年代初頭のピッツバーグ。お互いライバルとしてチャンピオンの座を争っていたヘンリ−(スタローン)とビリー(デ・ニーロ)。一勝一敗で迎えた決戦の直前、ヘンリーが謎の引退をし、決着は宙に浮いてしまう。それから30年。運命の輪は、彼らを再びリングへ呼び寄せる!

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2014年03月31日

「魔女の宅急便」

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ40弾
「魔女の宅急便」
清水崇 監督

「魔女の宅急便」といえば、原作小説の方ではなく、ジブリ版のアニメ作品を思い浮かべるのが大勢のこの世の中で、実写版「魔女の宅急便」が出た!当然、ジブリ版の実写化か?という誤解が出るだろうが、さにあらず。原作の実写化です。とはいえ・・・こんな最初から悪評と罵倒にさらされるであろう暴挙をよくやったもんだ。その勇気は買いたい!と今回の課題に選ばれた次第。しかし・・・監督はホラーの清水崇。なんかもう、ムチャクチャですがな。

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2014年03月06日

「七番房の奇跡」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ39弾

知的年齢6歳のヨングはイェスンという実年齢6歳の愛娘と貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかしある日、ヨングは少女暴行殺人犯(なんと!死亡した少女は警察庁長官の娘)という無実の罪を着せられ死刑判決を受けて刑務所の七番房に収監される。その刑務所内で、ひょんなことからヨングに命を救われた七番房の房長は、仲間たちと共に「娘と会いたい」という彼の願いを叶えるべく、イェスン刑務所潜入作戦を決行する。

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2014年02月01日

「黒執事」

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ38弾

「ONE PIECE」「NARUTO」と並んで世界で最も人気のある日本マンガのひとつ「黒執事」の映画化。マンガ界で最も女子に人気のあるイケメンキャラと言われる黒執事=セバスチャンを演じるのは、これが映画復帰作になる水嶋ヒロ。と、話題性はある映画です。
舞台は世界が東西に別れて対立している未来(過去じゃないよ)。西の世界を支配する女王のスパイ、闇の貴族である清玄伯爵(剛力彩芽)は、東の世界で起こる謎の怪死事件の調査を、なぜか女王に命じられて行うのだった。その執事が、悪魔であり、魂を対価に主従関係を清玄と結んだセバスチャン。二人の活躍が、凄く日本に似た街を舞台に展開する・・・。

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2013年12月29日

「ウォールフラワー」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ37弾

入学初日から高校デビューに失敗し、スクールカースト最下層に位置付けられた、小説家志望で16歳のチャーリーは、オトモダチなんていなくても、学校生活を目立つことなくやり過ごせば、それでよいと考えていた。しかし、スクールカーストとは全く無関係で自由奔放な“はぐれものチーム”の中心人物、パトリックとサムの義理兄妹に出会い、その仲間が集う“はぐれ者アイランド”に寄ることでチャーリーの生活は一変するのであった・・・

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2013年12月01日

キャリー

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ36弾

スティーブン・キングの長編デビュー作であり、70年代にブライアン・デ・パルマによって映画化、どちらも名作の誉れ高い作品である「キャリー」。それを、「ボーイズ・ドント・クライ」のキンバリー・ピアース監督がリメイク。主演は美少女俳優として人気絶頂のクロエ・グレース・モレッツ。しかし・・・そもそもキャリーは不細工で暗い苛められっ子の設定。その彼女が超能力を得て、みんなに復讐!という劇なので、クロエ主演で大丈夫?そもそもなんでいま「キャリー」のリメイクを?との事で話題になっている作品です。

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2013年11月21日

魔法少女 まどか★マギカ[新編]叛逆の物語【part 2 of 2】

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ35弾【part 2 of 2】

あまりに議論が白熱したんで、強制起訴シリーズ初の2回分載となったこの鼎談。前回の続き。むろん、今回も「ネタバレあり!」なので、まだ映画を未見の方は読まないでください。

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2013年11月17日

魔法少女 まどか★マギカ[新編]叛逆の物語【part 1 of 2】

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ35弾【part 1 of 2】

「魔法少女 まどか★マギカ」は2011年に放送された深夜アニメ。最初はひっそり始まったものの、放映がすすむにつれ大きな話題となり、最後には社会現象にまでなってしまった作品である。とはいえ、そんな社会現象と無縁な人たちもたくさん居る。我々“強制起訴メンバー”もそんな面々。「まどマギ」なんて聞いた事もない。今年はレオス・カラックスの13年振りの新作がやるぞー!とか、ホドロフスキーの23年振りの新作が撮られたらしい!とか、そんな話題で盛り上がっていたのですが・・・、そこに突如投下された「まどマギ」爆弾!そして全員爆死。こ、今年の最大の話題作は「まどマギ」の新作だったのかー!!!と、相成った次第である。
ところで、「まどマギ」は恐ろしく完成度の高い作品で、完結性も高く、これの続きはあり得ないだろう、と誰もが思った。などという事情は勘案される事もなく、やっぱここまで話題になった(お金を生む)作品を続けないというのは、現代社会では不可能に近い。という訳で、3年振りの完全新作な訳だけれど・・・。
大丈夫なのか、「まどマギ」。少女たちにまた会えるのは嬉しいけれど、資本の論理に押しつぶされていないか?果たして、前作を超えるなんて事ができるのか?そもそもあの続きで且つ魔法少女たち全員出すなんて無茶なのでは・・・やっぱ今年最大の話題作である。
ちなみに「まどマギ」シリーズは完全ネタバレ禁止、徹底した秘密主義を通している作品である。今回の新作もそう。故に、ここで大声で言っておきますが、この鼎談は「ネタバレしてます!」。だから、まだ観てない人は読まないで下さい。その前に、一刻も早く「まどマギ」を観て下さーい!

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2013年10月30日

そして父になる

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ34弾

『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを描くドラマ。カンヌで賞とった。
6年間愛してきた他人の子どもと、血の繋がった実の息子。子どもを交換するべきか、このまま育てていくべきか。

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2013年10月01日

アップサイドダウン 重力の恋人

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ33弾

山頂同士が触れそうなほど距離の近い双子惑星は、二重引力が存在する世界。上の世界には富裕層が住み、下の世界には貧困層が住んでいた。両者の交流は法で禁じられている。双子惑星における二重引力には、あらゆる物質が、それが生まれた星の重力に引きつけられ、“逆物質”に数時間触れると燃え出す、など様々な法則がある。それぞれの世界に生まれた恋人たち、アダム(ジム・スタージェス)とエデン(キルスティン・ダンスト)はその法と法則に打ち勝つことは出来るのか! 監督は「スール その先は…愛」のフェルナンド・E・ソラナスの息子、フアン・ソラナス。

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2013年09月02日

ムービー43

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ32弾

「メリーに首ったけ!」「愛しのローズマリー」など、過激でいながらハートウォーミングなロマンチックコメディーで一世を風靡したファレリー兄弟の兄貴の方、ピーター・ファレリーによる新作は、なんと!現代の「ケンタッキー・フライド・ムービー」を目指したものだった。様々な監督と、超豪華な俳優陣による14のスケッチ集。とはいえ、アメリカでの評価は散々。「歴代の最悪映画における『市民ケーン』的不動の存在」とまで言われて、糞味噌にけなされまくり!あんまり評価が悪いので、日本では「とにかく最低の映画!下衆・下劣・下品の3G映画!ドン引き!」と、最低さを強調する宣伝に。果たして、強制起訴メンバーは如何に観たのか?

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2013年08月04日

「風立ちぬ」

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ31弾

出た!いまや日本の国民的作家・宮崎駿の新作!
巷では大騒ぎだが、強制起訴メンバーの周りではそんな事は全くなく・・・。というのも、元店主&マツヤマの二人が大のジブリ嫌いなのである。たったひとり、孤独にジブリ映画を見続けるヤマネ。えーい!二人にも強制的にジブリを見せたれー!と、今月の課題はこの映画になったのであった。さて、映画の内容は・・・
「零戦の設計者堀越二郎とイタリアの先輩ジャンニ・カプローニとの同じ志を持つ者の時空を超えた友情」を描くとともに「いくたびもの挫折をこえて少年の日の夢にむかい力を尽すふたり」の姿を描くものである。プラス、堀辰雄の「風立ちぬ」強引ミックス!
みんな、どうだったのかなぁ?

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2013年07月01日

「ある会社員」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ30弾

表向きは商社と偽る殺人請負い会社殺人課の有能な社員(殺し屋)として、ヒョンド(ソ・ジソブ)は10年間真面目に勤務してきた。ある日、ヒョンドは自分が雇ったアルバイトの殺し屋・フン(キム・ドンジュン)を会社の指令通りに殺そうとしたとき、フンは遺言として貯めたお金を母親に届けて欲しいと頼む。そしてヒョンドが出会ったフンの母親が、昔好きだった一発屋の歌手・ミヨン(イ・ミヨン)だと知ったときから、彼の心は淡い恋と仕事の狭間で揺れ動く。

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2013年05月25日

ハッシュパピー バスタブ島の少女

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ29弾

大陸から離れ、海岸のすぐそばにポツンと存在するバスタブ島。ここは政府の目も届かない一種の自治区となっている。そこに住む6歳の少女、ハッシュパピー。彼女のお母さんは彼女が生まれてすぐに失踪、父親のウインクと二人暮らしだ。自然と共存・・・というか、かなりワイルドな生活を送るハッシュパピー。それでも島民たちの関係は親密で、しょっちゅうお祭りなんかがあるようで、それなりに楽しく暮らしている。
ところが、100年に一度の大嵐が島を襲い、なんと島は水没!しかも、ほぼ同時期に頼りにしている父のウインクが不治の病にかかっているらしい事が判明。どうするハッシュパピー?このままでは世界が破滅してしまう!
ここに少女の世界に対する闘争が幕を明けたのであった。キャー!

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2013年05月10日

ライジング・ドラゴン

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ28弾

ダークナイトより、俺がライジングだっー!
ジャッキー・チェン、最後のアクション超大作!ババーン!
ジャッキー映画の最高傑作との呼び声もあるにはあるが、大丈夫、そんなことはないのである。しかし素晴らしきジャッキー映画であることは間違いなし!
で、ストーリーは・・・
6つの異なる時空を舞台としたジャッキーの俺様アクションをグランドホテル形式で描く。キャストは一人につき一人の人物を演じ、各エピソードにより主役は主役を演じ脇役が脇役を演じるという、複雑でもない手法が取られる。複数のアクション物語が時間を越えて、支離滅裂に進行していくため物語の全体を理解するのが難しい。が、それぞれを具体的に説明すると・・。

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2013年04月04日

クラウド アトラス

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ27弾
「クラウド アトラス」
監督:ラナ・ウォシャウスキー/トム・ティクバ/アンディ・ウォシャウスキー

3月は起訴者のオレの誕生月でもある。どうでもいいが、起訴作品がなかなか決まらねぇ。最近劇場で集めたチラシを見るとするか。ん、なに?『クラウド アトラス』“観る前攻略ガイド”だと?「映画評論家 町山智浩さんが解説」? 「だから『クラウド アトラス』は傑作なのだ!」だって? “ポストおすぎ”が何をふざけてやがる。傑作かどうかはオレたちが決めてやる!

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2013年03月06日

「ゼロダークサーティ」

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ26弾

2001年9月11日。2機の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルに突っ込んでビルを倒壊させ、多数の人々が犠牲になった。この事件の首謀者はイスラム原理主義者のハリド・シェイク・ムハマド、黒幕はアルカイダを率いるウサマ・ビン・ラディン(とされる)。そして2011年の5月。パキスタンに潜伏していたビン・ラディンを、アメリカ軍の特殊部隊が急襲、暗殺した(とされる)。この10年間を、ひとりのCIA女性分析官を軸に描いたのが、「ハートロッカー」でアカデミー作品賞・監督賞をダブル受賞したキャスリン・ビグローの新作「ゼロダークサーティ」だ。
題材がセンシティブに政治的なため、公開前からも、公開後も、各方面から批判の嵐が吹き捲くっている作品。
果たしてオパール強制起訴メンバーは如何に観たのか?

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2013年02月08日

東京家族

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ25弾
「東京家族」
山田洋次監督

神をも恐れぬ行為。なのか? 寅さんシリーズで有名な山田洋次監督による、あの小津安二郎の名作「東京物語」の現代版リメイク! ちなみに、小津安二郎のこの名作は、2012年夏、英国映画協会の『サイト・アンド・サウンド』誌が10年に一度行う歴代ベストワンのアンケートの、世界の監督たちが選ぶ映画部門で、『2001年宇宙の旅』や『市民ケーン』を抑え1位になった作品である。

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2012年12月23日

「スカイフォール」

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ24弾
「スカイフォール」
サム・メンデス監督

世界で最も有名なスパイ映画、007シリーズの記念すべき50周年作品。
もう50年もやっているので、ボンドも周りの人たち(MやQ)も何回も代替わりしていますが、それ故、それぞれの年代の人が、それぞれの007を持っている、と言えるのではないでしょうか。そんなジェームズ・ボンドを演じるのは、今はダニエル・クレイグ。彼がボンドになってから、またしても人気が再燃してるとの噂。そして、今回の監督はサム・メンデス。「アメリカン・ビューティー」「レボリューショナリー・ロード」など、シニカルな目線で人間ドラマを描くのが得意な監督さんです。むろん、アクション映画は初めて。大丈夫なのか?という気もしますが、とてもイギリス的な監督さんではあるので、ある意味50周年に相応しいかも?
ロンドンオリンピックを締めくくる国家的プロジェクトとも言われているこの映画。主題歌はアデル。うーん、めっちゃブリティッシュやなぁ。

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2012年11月22日

「アルゴ」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ23弾
「アルゴ」
ベン・アフレック監督

1979年、アメリカの傀儡パーレビ朝を打倒し、革命の嵐が吹き荒れるイラン国内のアメリカ大使館では、アメリカ人外交官やその家族など58人が国外脱出のタイミングを逃し、イラン大衆のシュプレヒコールに怯えていた。そしてアメリカに亡命したパーレビの身柄引き渡しを条件に、その後人質となり444日間の拘束を強いられる52人を置去りにして、6人の外交官らはカナダ大使の私邸へ逃げ込んだ。CIA工作員のトニー・メンデス(ベン・アフレック)はSF映画のロケハンと称し、6人を製作スタッフに偽装させ、イランからの脱出を企てるが・・・

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2012年10月23日

「アシュラ」

起訴者:マツヤマ

強制起訴シリーズ22弾
「アシュラ」
さとうけいいち監督

「人肉食」という現代社会における最大のタブーを描いたということで、1970年に第一話の掲載誌「週刊少年マガジン」が有害図書に指定され、未成年を対称に発禁処分になったというジョージ秋山原作の漫画をアニメ化。日本全土を洪水と旱魃(かんばつ)が交互に襲いかかった15世紀の半ば、飢えが極限に達し発狂した母親に食われかけながらも生き長らえ、ケダモノのように育った少年アシュラが、法師の教えや、若狭(わかさ)という女性の母性に触れ、次第に人間性が備わっていく様が描かれる。

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2012年09月29日

「白雪姫と鏡の女王」

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ21弾
「白雪姫と鏡の女王」
ターセム・シン監督

「セル」「落下の王国」「インモータルズ」・・・と、常にアート性過剰の映像で独自のスタイルを誇るターセム・シン監督の最新作はなぜか「白雪姫」!今年はルパート・サンダース監督による「スノーホワイト」もあり、なんで白雪姫ばっかり?と思ってたら、グリム生誕200年なんですと。グリム童話の中で最もアメリカ人に愛されていると言われる「白雪姫」。さて、如何様にアップデートされている事やら。

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2012年08月30日

アベンジャーズ

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ20弾
「アベンジャーズ」

ヤマネ
すんばらしい!「日本よ、これが映画だ!」とか言われてたんで、たのむぞーっ!失望させんなよー!て思ってましたが、杞憂でしたね!

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2012年07月27日

崖っぷちの男

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ 19弾
「崖っぷちの男」

ニューヨークの格調高いルーズベルト・ホテルの21階から自殺を図ろうとするニック。彼は元ニューヨーク市警の警察官だったが、30億円のダイヤモンド強盗の罪で投獄されるも脱走、そのビルから投身自殺を図ろうとしていたところを発見されたのだった。次々と野次馬たちが集まって来る中、ニックは警察側の交渉人に女性刑事リディアを指名する。飛び降りると見せかけ、巧みに野次馬の関心を集め時間を稼ぐニックの本当の狙いとは…

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2012年07月06日

愛と誠

起訴者:松山禎弘

強制起訴シリーズ 18弾
「愛と誠」
三池 崇史 監督

己の拳以外誰も信じないという筋金入りの不良少年・太賀誠。誠の鋭い眼差しに運命的な出会いを感じ、彼に自分のすべてを捧げることを誓った大金持ちの純粋無垢なお嬢様・早乙女愛。そして「キミのためなら死ねる」と愛を一途に想うメガネ優等生・岩清水弘。その他、様々な個性的キャラが歌って踊る純愛山河。1970年代、梶原一騎の原作漫画で正真正銘の純愛物語を三池崇史が映画化。
尚、文中、主人公・早乙女愛の人名の「愛」と観念・言葉としての「愛」がややこしいですが、脈絡で判断してください。

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2012年05月29日

テルマエ・ロマエ

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ 17弾
「テルマエ・ロマエ」
武内 英樹 監督

「のだめカンタービレ」で一定のファンを獲得した武内英樹監督が、そのコミックの映画化というノウハウをいかし、作り込んできた「テルマエ・ロマエ」。古代ローマ人の風呂好きと日本人の風呂好き文化を強引に結びつけ、古代ローマ人が現代の日本の風呂にタイムスリップするたびに一騒動を巻き起こす、という話。しかも古代ローマ人を阿部寛、北村一輝、市村正親、といった顔の濃い日本人が演じているのが特徴。顔の濃い人好きには堪らないぜ。

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2012年04月25日

アーティスト

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ 16弾
「アーティスト」
ミシェル・アザナヴィシウス監督

ジョージはサイレント映画の人気スター。多くのファンに囲まれ、人気の絶頂だ。ペピーも、ジョージに憧れるそんなファンのひとりだったが、ひょんな事から映画界に入る事に。時に時代はサイレントからトーキーへの転換期を迎えるものの、ジョージはトーキーなど子供騙しだと相手にせず、サイレントに固執したために時代の波に乗り遅れて没落、入れ替わる様に可愛いペピーはトーキーのスターとして人気を集めていくのだが・・・。
今という時代に敢てサイレント映画形式で撮った、第84回アカデミー賞5部門受賞の話題作!

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2012年03月27日

SHAME -シェイム-

起訴者:松山禎弘

強制起訴シリーズ 15弾
「SHAME -シェイム-」(R18+)
スティーブ・マックイーン監督

仕事以外のすべての時間をセックスに費やす、いわゆる「セックス依存症」の男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。一人暮らしの彼のもとに、恋愛依存症でリストカット癖のある妹シシー(キャリー・マリガン)が転がり込んでくるあたりからブランドンのセックスライフが徐々に狂い始める。
「全編セックスしか描かれていない」という触れ込みに下心ありありで挑んだ3人に、はたして「SHAME -恥- 」はなかったのか?

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2012年03月01日

ものすごくうるさくて ありえないほど近い

起訴者:元店主

強制起訴シリーズ 14弾
「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」
スティーブン・ダルドリー監督

9・11で父を失った少年オスカーが、ニューヨーク中を走り回る!
死んじゃった父をトム・ハンクス、母親をサンドラ・ブロックが演じる、ジョナサン・サフラン・フォアの同名ベストセラー小説の映画化。
予告編で流れていたU2の歌に、不安を隠せないで鑑賞に臨んだ3人でしたが・・・。

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2012年02月03日

月光の仮面

起訴者:ヤマネ

お笑い芸人・板尾創路が、「脱獄王」に続いて撮る映画第2弾。落語の「粗忽長屋」をベースにしているとのことだが・・・。

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