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「ダウト ~あるカトリック学校で~」
Text by Matsuyama23年間京都府民として生活してきた私は、昨年の9月より晴れて大阪府民となりました。大阪府といえばタレント弁護士として有名な橋下徹大阪府知事でおなじみですが…って書けば、如何にも批判的すね。そういうわけで、 最近読んだ本が『橋下「大阪改革」の正体(一ノ宮美成、グループK21著、講談社)』でした。そのタイトル通りの批判本なのですが、この本の内容が実に面倒くさい。冒頭から事細かに大阪府の財政について数字データを並べて、橋下知事の財政再建プログラムを検証しているのですが、何ぶん数字に暗い私にはチンプンカンプンです。
コッポラの胡蝶の夢
Text by Matsuyamaミニシアターでの思いがけない拾いモノ。とは言っても、監督はフランシス・フォード・コッポラです。大阪「梅田ガーデンシネマ」で封切られたばかりなのに、午前10時の1回のみ。しかも2週間限定。関西人はこの後どこでこの作品を観られるのか分かりません。 監督による自主制作ということですが、コッポラのような大監督でさえ後ろ盾がなければ、このような扱いになるのでしょうか。期間内の、限られた時間帯でしか観られないことが残念でなりません。
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
Text by Matsuyama自分のレビューを読み返すと、同じことを何度も繰り返していることがわかります。テレビ批判が多い(それと間違った見解が多い)ようです。もしも続けて読んで下さっている方がいるならば、すでに食傷気味になっているかと思うのですが、何故このようなことを最初に言うのかといいますと、またもや似たようなことがテーマとなってしまいそうだからです。
「闇の子供たち」
Text by Matsuyama「ペドファイル」と呼ばれ幼児・小児性愛者、または「ペドフィリア」と呼ばれる幼児・小児に対する性的嗜好者たちは、私たちの周辺で普通に生活している。
「ハッピー・フィート」
Text by BABAキミの“心の歌”は何? ババーン!
長らくご無沙汰しておりました。というのも実は………てな近況報告はどうでもよくてズバリ本題に入ります。
マッチポイント
Text by BABA愛に負けるか。欲に勝つか。それでも人生は、運が決める——。ババーン!
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
Text by BABA約束は必ず守る。ババーン!! 『メン・イン・ブラック』のトミー・リー・ジョーンズ主演かつ初監督作品でございます。
スタンドアップ
Text by BABA私なんか、と何度も思った。お前なんか、と何度も言われた。それでも、立ち上がってみようと思った。ババーン!
原作は『Class Action: The Story of Lois Jensen and the Landmark Case That Changed Sexual Harassment Law』、すなわち「集団訴訟:ロイス・ジェンセンと、セクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ)法を変えた画期的な事件の物語」というお堅い題名のノンフィクション、実話にもとづく映画化。…ですが、アメリカ映画の「Based on a True Story」は「ほとんどフィクション」と同義語、この『スタンドアップ』は「Inspired by a True Story」(実話からインスピレーションを得た)ですので「完全にフィクション」、ということでしょうね。
親切なクムジャさん
Text by BABA最後の復讐が、一番悲しく、美しい。ババーン!
『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続くパク・チャヌク監督「復讐三部作」最終編。
ティム・バートンのコープス・ブライド
Text by BABA10月 あの世にハネムーン。ババーン! 『チャーリーとチョコレート工場』大ヒット中ティム・バートンの人形アニメでございます。して、これまた素晴らしいのでありました。
マルチュク青春通り
Text by BABA君のために強くなる。ババーン!
主人公ヒョンス(クォン・サンウ、好演!)が転校したのは、「荒れている」と評判の男子校。通学バスで見かけた女子高生ウンジュに胸ときめかせるナイーヴな優等生ヒョンス、ところがクラスの番長的存在ウシクと仲良くなってつるんでディスコに行ったりウンジュをめぐって恋の鞘当て演じたり何やかやで成績ガタ落ち、学校の偽善・欺瞞が徐々に我慢ならなくなって鬱屈の日々、やがて…という、70年代韓国、青春グラフィティでございます。
メゾン・ド・ヒミコ
Text by BABA私を迎えに来たのは、若くて美しい男。彼は、父の恋人だった。ババーン! マスターピース『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督+渡辺あや脚本コンビ、というか、蔦井孝洋撮影監督を加えたトリオ待望の新作。
シン・シティ
Text by BABAこの街では、愛さえも闘い。ババーン! フランク・ミラーのコミックスを『スパイ・キッズ』シリーズのロバート・ロドリゲスが、原作者を共同監督に迎え、可能な限り忠実に映画化。
コーチ・カーター
Text by BABAある一人のコーチが僕たちの未来を変えてくれた——彼は唯一“リスペクト(尊敬)”できる人だった…。ババーン! 弱小バスケ・チームを立て直すためやってきたのはコーチ・カーター、実話にもとづくお話。
ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
Text by BABA4人の愛 4つのパワー 1つの使命。ババーン! ってよくわからない宣伝文句ですが、1961年生まれ、『Mr.インクレディブル』にも影響を与えたマーベルコミックス映画化、これが意外や意外にグンバツに面白く、はて監督は…? と見れば傑作『TAXI NY』のティム・ストーリー! どおりで面白いはず! ティム・ストーリーは“なかなか、やるヤツ”として私の心に深く刻み込まれたのでした。
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チャーリーとチョコレート工場
Text by BABAさあ、世界一オカシな工場見学へ! ババーン! なるほど! 「お菓子」と「可笑し」をかけているわけですな。あっはっはのはー。
ティム・バートン新作、『シザーハンズ』『エド・ウッド』『スリーピー・ホロウ』ジョニー・デップと四たび組み、ロアルド・ダール名作(私は未読)を映画化。ちなみに1971年にもジーン・ワイルダー(『大陸横断超特急』とか)主演で映画化され、その『夢のチョコレート工場』ヴィデオで見たことあり、なかなかに素晴らしかったと記憶しておりますがあまりおぼえていません。
NANA
Text by BABA夢を歌う。夢に恋する。そして、二人は夢を奏でていく。ババーン! 矢沢あい原作、なんでも女子に絶大な人気を博するマンガ(私は未読)、『アベック・モン・マリ』『約三十の嘘』の大谷健太郎監督で映画化。
ノロイ
Text by BABAすべては 本当に あったこと み ん な 死 ん だ。ババーン! ブラッド・ピット主演『トロイ』続編が早くも登場!! …ではなくて、『リング』『仄暗い水の底から』『呪怨』と、傑作日本ホラー映画数々プロデューサー・一瀬隆重が送る、これまたバチグンに画期的な傑作ホラーでございます。