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2009年02月25日(Wed)

イタリアで車を運転する3 生活

イタリアではいわゆる日本風のカフェを見かけたことが無いのです…ということで今日はイタリアにおける自動車交通事情についてパート3。


イタリアを車で走っていて、なぜだろう、なぜかしら、と首をかしげてしまうのが、ウインカーの使い方です。

まず私、イタリアの道路交通法規の詳細はよく知りません。本当は隅々まで理解していないといけないし、そうしないと危ないんでしょうけど、国際免許を持っていれば走れてしまうのです。いずれにせよ、きっとイタリアでも車線変更時や、左折や右折をする際にはウインカーを出すことが義務として定められているに違いないと思うのですが…。

数週間前の話。イタリア人の友達夫婦の車に乗せてもらった時に、運転していた彼が車線変更する時にウインカーを出していなかったのに気づいた彼女が「ねえ、ウインカー出さないの?」と言いました。「出さなくたって僕が左に入るって事が絶対分かるよ」と彼。「でも、やっぱりウインカーは出した方が安全よ。いつだって」と彼女が反論しました。それを聞いていた私は、やっぱりウインカーは安全のために出すんだよねえ! と納得したのです。日本では出さないといけないから(ルール違反だから)出す、みたいなところがあったのと比較してそう思ったのです。まあ、彼もそうでしたが、ウインカーを出さずに曲がったり、車線変更したりする車は少なくありません。どうですかね、1/3~1/4くらいはウインカーを使わずに走っているんじゃないでしょうか。

でも、これは慣れます。彼が言うみたいに前の車の挙動を見ていれば、曲がるだろうなとか、車線変更するだろうな、とかいうことは見ていて感じられるものです。ただし、安全性を高めるためにはウインカーを出した方が好ましい。OK。しかーし、イタリアで車を走らせていると、不可解なウインカーの出し方に頻繁に遭遇するのです。それは、ウインカーを出しっぱなしにしながら走っている車のことです。

特に高速道路(無料の場合もある)にて。ずーっと右ウインカー(or左ウインカー)を点滅させながら左車線を走り続ける車。ズーッと左ウインカー(or右ウインカー)を点滅させながら、右車線を走り続ける車。交通量が少なくてガラガラなのにウインカーをひたすら点滅させながら走る車。最初、これらの車を見かけたときに、何かの意味があるのではないだろうかと考えました。例えば日本の場合、追越し車線を走りながら右ウインカーを点滅させると、前の車に対して「左に避けてくれ」というちょっと強い意味がありますよね。そんな何かしらの合図ではないかと思ったわけです。

でも、意味なんか全く無いことがわかってきました。彼らは単にウインカーを消し忘れて走り続けているのです。ただ、ウインカーを出していると、車内でカッチッカッチ…という音がしますよね。だから普通(って何?)は気づくはずです。でも彼らはそんなことに気づいていない、又は全く気にしていないようなのです。

一人のイタリア人に、なぜウインカーを出しっぱなしにして走っている車がこんなにも多いのかを質問してみたら、「イタリア人だからね」という回答を得ました。わかったようなわからないような。でも確かに、イタリア人だからウインカーはどうでもいいという見方こそが、最も正しいのかもしれません。

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