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2012年06月18日(Mon)

4年半 []

昨日、KKちゃんがニラをたんまり入れた手作り餃子を作ってくれたのですが、これがまた美味しくて驚きました。ニラが決め手らしいです。さて、全然話は関係ないのですが、餃子に舌鼓を打った後、車に積んであったチェーンを下ろして倉庫に入れに行きました。その時、不意に、「あれ? ここはイタリアか。僕はイタリアに住んでいるのか」 という非現実的な気持ちがやってきたのです。

イタリアに来てから、4年半がたちました。そりゃイタリアに住もうが日本に住もうがジンバブエに住もうがジャマイカに住もうが、別にそれは構わないのですが、私はときどき、「あれ。自分はここで何をしてるんだったっけ。これって現実かな」 という考えが頭をよぎることがあるのです。

素敵なイタリアなんかに住めちゃって嬉しい! 夢なら覚めないでほしい! という気持ちではなく、頭の中にどっかと鎮座している日本と、自分が実際に触れているイタリアとの間に存在するギャップがなかなか埋まらない。これだけのことなんでしょうが、変な気持ちです。

海外旅行中はそのギャップが楽しいのでしょうが、住んでみるとちょっとまた複雑な感じなんですよねー。

そういえば昔、横浜に住んだ時に京都のことを思い出して、「あれ、僕は横浜なんかで何をしてるんだっけ」 という、今と同じような気持ちになったことがありました。となると、この 「あれ、なんでここでこんな事してるんだっけ」 感は、ホームタウンを離れたらどこでも生じる当たり前の感覚なのかもしれません。そうすると、皆様が普通に体験しておられることをあたかも発見であるかのように書いてしまった私は穴があったら入りたい。ちなみにイタリア語で「穴」のことを「ブーコ」と言います。

にしても4年半も経ちました、イタリア生活。まだ当分の間はここにいそうな予感です。そういうわけですので、このブログを読んでおられてミラノに来る用事があるという方は、ぜひ一声お掛け下さい!

Comments

投稿者 yaezo : 2012年08月12日 23:33

夏ですね。ブーコです。あ、間違えました、yaezoです。
日本はいわゆるお盆というヤツですよ。
毎日とりあえず暑いのです。

By the way !
幼少の頃より俗に言う「転勤族」であったわたしには、ホームタウンという感覚がありません。
海外に住んだことはないのですが、日本のアチコチに住んでも、そこが単に自分の住んでいる場所なのだというだけで、power氏の言う「ここで何をしているんだっけ」という感覚(ギャップ)はまったくないのです。むしろ、長く住んでいるとソワソワします。

そのせいか、出張や旅行先などでは「仮にここに住んだらどんな生活か?」とよく想像します。スーパーや駅までの距離や周囲の環境、生活パターンを考え、自分が住めるかどうか(快適さ)の結論を出します。

というわけで、最近は東京に飽きてきました。どーしよー。

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