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2013年01月17日(Thu)

試験を受けてきました。その2 イタリア語, イタリア語

「外国語学習の科学」という新書を読了しました。筆者は女性だと勝手に思っていたのですが、途中で男性であることに気づきました。2008年に出版された本ですが、多くの研究成果が示されているので、外国語を学習しようと思っている人であれば一度目を通しておいて損はないのではないでしょうか。

「外国語学習の科学」においても当然のごとく指摘されていましたが、外国語学習においてモチベーションを持つのは大変有益なことです。そんな点で、イタリア語の試験CILS(チルス)を受けることは私にとって良い刺激となりました。ちょっと勉強しましたし。

CILSの試験にはスピーキングがあります。これは、与えられた何らかのシチュエーションにおいて試験官と会話をするというダイアログと、与えられた何らかのテーマに対して自分の意見を述べるモノローグと、から成ります。そぞれだいたい3~4分話し、録音された内容が採点に回されるのです。

スピーキングの試験は録音されるため、試験官と二人で行われます。私の場合、試験官はCILSの試験対策の授業の講師(女性)でした。

きっと日本でこのような試験を受ける場合、試験官はかなりクールに振る舞うに違いありませんが、ここはイタリア。試験官はイタリア人。試験を始める前には、「あんたなら絶対大丈夫よ! だって話すのめっちゃうまいからなー」 と、にこやかに話してきて、緊張をほぐしてくれました。

いよいよ始まりました。ダイアログ。私が選んだお題は 「あなたはガスレンジを購入したが、サイズが違っていたことが判明した。そこで、購入した電気店に電話して苦情を言う」 というようなものでした。二人の会話は小さな機械でどんどん録音されるのですが、当然、表情などはわかりません。そこで先生は、私が適切なことを言う(つまり、活用が正確だったり、接続法を正確に使ったり)都度、うおーとガッツポーズをしたり、にこやかになったりするのです。そういうフィードバックをしてもらえるので、話している途中であっても相当リラックスできました。

おまけですが、このスピーキングの試験、自分が話す内容はどうでもよく(試験の点数と関係がない)、どう話すかだけに注目がなされます。ですから、「適当にでっちあげておく」ことが重要です。たとえば「昨今のサッカー人気についてどう思うか、論じなさい」というようなお題の場合、たとえ自分がサッカーをやったことがなくても、全然好きでなくても「私はサッカーを小さいころからプレイしてきており、サッカーは私の人生の一部だけれど・・・」のようにツラツラと話しても、話し方さえ良ければ全く構わないのです。

いずれにせよこんな調子で試験は終了しました。一日がかりだったので結構疲れました。結果がわかるのには3ヶ月くらいかかるというので、2013年の3月初旬には合格か不合格がわかります。筆記試験の方で、全然わからなかった問題があったので、全体としては落ちた可能性が高いですが。

まあ試験ですから。最高レベルのC2合格までがんばってみようかなと思っています。

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