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2008年10月29日(Wed)

SiとNoと(その2) イタリア語

昨夜、我が家の食卓に再びカレーが登場。大きなジャガイモが入っていたので何気なく 「ジャガイモが大ききなあ」 とつぶやいてしまったら、KKちゃんは 「たまには大きなジャガイモもおいしいのっ!」 と言い放ちました。男はカレーを黙って食べる。それだけです。


前回のおさらい:何を言っても「わかったOK」 と返答するにもかかわらず、結局は理解していないと思われている日本人を見て、相手の述べたことがわからなければ 「Si」 なんて見栄を張らずに 「わからない」 と言うべきだと思った。

しかし胸に手をあててよく考えてみると、自分だって、最終的に誤解がないように努力はしているものの、極めて頻繁にわかっていないのにしらっと 「Si,Si」 と言ってのけているではありませんか。一つの会話の中で何回の嘘をついていることになるのでしょう。そういえばついさっきも…。きゃあ。

嘘なんか絶対に許し難いことだと思っていたのに。誰にも後ろ指を指されないよう正直に生きてきたつもりだったのに。ここにきて、自分がとんでもない大嘘つきになっていることを発見しました。

とはいえ会話は前に進める必要があるもの。何か分からなかった際に一つ一つ、「おっとすみません。いまの単語、わかりませんでしたね。どういう意味ですか?」 と説明を求めるわけにもいきません。

外国暮らしって、日々嘘をつきながらも前に進まねばならないという、矛盾を包含した生き方だったんですね。

…ということに気づかされたワタクシ、これからは嘘つき呼ばわりされてもそれを謙虚に受け止める所存で御座います。アッチョンブリケ。

Text by power

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