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2006年12月02日(Sat)

エニイギブンサンデー 映画

 ババさん来店。

 あ、ババさん、さういへば先日DVDで『ANY GIVEN SUNDAY』を観ましたよ。

「うーん、オリバー・ストーンですね。なんで今頃?」

 いや、コータローくんに貸して貰つたんです。コータローくんのオススメなんですよ。

「さうですか。う〜ん、どんなんだつたかなー。あまり、印象に残つてないな」

 結構、面白かつたですよ。ただ、一寸前に観た『ドラムライン』と全く同じ話だつたんです! …えー、もの凄く才能のある黒人が出てきまして、彼は才能はあるんだけど独善的で協調性がない。だから一度はチームからはじき出されてしまふんだけど、最後にはチームワークの大切さに気がつき、チームに戻つてきて大切な試合に勝利する、といふ話です。やつてる事がアメフト(ANY GIVEN SUNDAY)かマーチングバンド(ドラムライン)か、といふ違ひだけで、後は同じなんです。

「ははは。さうでしたね。確かどちらにも鬼コーチとそれに対立するチームオーナーが出てきましたよね」

 ええ。多分、『ドラムライン』は『ANY GIVEN SUNDAY』のリメイクなんだな、うん。誰もそんなこと言つてないけど。……で、まァ、実を言ふと私、アメフトのルールを知らないんですよ。

「あ、ボクも似た様なもんですよ。詳しくは知らない。でも、ルールを知らなくても大丈夫だつたでせう? 映画を楽しむには支障なかつたはずですが」

 まァ、確かにさうなんですが…、ただ、アメフトの専門用語が分からなくて、戸惑ひました。たとへば、“コマンチ”とか。

「おお! “コマンチ”! あつた、あつた!」

 なんだかねー、『“コマンチ”で行くぞ!』とか言ふと、みんなが『ええ! “コマンチ”!』『マジかよ!』とか大騒ぎなんですよ。『トニーが言つたのか? さすがトニー、男だぜ!』とか。そんな大騒ぎする“コマンチ”ッて、なんやー! 口にするだけで男になれる“コマンチ”とは!!! …と、もの凄く気になりました。

「ははは、それ、覚えてますよ! いやー、あのシーンの不条理感はもの凄かつたですねー。これは近来稀に見る不条理ギャグだ! と、映画館で大笑ひしてしまひました。例によつて、笑つてるのはボクひとりでしたけど」

 ま、アメフトを知つてる人にとつては、別に普通のシーンなんでせうね。

「ところで、“コマンチ”て、何なんですかね?」

 ううーん、その後のシーンから推察するに、多分、パスをしないで走ることだと思ふんですよ。ジェイミー・フォックスがパスをせずに走つてましたから。

「なんでパスをせずに走るのが“コマンチ”なんですかね?」

 それは…、それに答へるのは私の能力を超えてます!

「ははは、…“コマンチ”!」

 コマンチ! コマンチ!

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