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2005年04月11日(Mon)

デスティニーズ・チャイルド来日 音楽

 本日は待ちに待つた、デスティニーズ・チャイルドの来日コンサートである。前回のサバイバーズ・ツアーに行けなかつた雪辱を果たすべく、頑張つて席をとつたのだが、それでも1階アリーナ席はとれず。2階スタンド席となつてしまつた。でも、真正面で前から3列目なので、よしとするか。大阪城ホールなので、やはりステージまで遠く、ここからでは3人の表情が分からないのが残念ではあるが。

 さすがホールも、最大の人数を収用できる陣形となつてをり、そこにギッシリと客が詰まつてゐる。そして、そのお客さんのほとんどが極く普通の人々である。一目でブラックミュージックファンと分かる人は、ポツリポツリとしかゐない。なるほど、売れるといふのはかういふ事なのだな、と納得。開演予定時間の19時を過ぎること30分近く、私とトモコはジリジリと開演を待つた。

 会場が暗くなり、ステージ上の大スクリーンに、ケリーを始め3人の映像が次々と映り始めた。うむ、お約束の展開だな。が、格好良すぎる。私は、自分の中で何かが猛烈に盛り上がつていくのを感じた。そして、3人がゆつくりとステージの下から迫り上がつて来て、真つ黒な3人のシルエットの背景に、『SAY MY NAME』と文字が大写しにされた。す、素晴らし過ぎる! 私は思はず涙ぐんでしまつた。早いな、我ながら、と思ひつつ。

 1曲目は『SAY MY NAME』、2曲目は『INDEPENDENT WOMEN』、3曲目は『NO, NO, NO』と、ヒット曲を惜しげもなく最初から連発。やはり、現代最高のガールグループは格が違ふ。出してゐるオーラが違ふ。表情は遠すぎて見えないとはいふものの、スクリーンに何度も大写しになるので、それで見る事はできる。かはいい。特にミシェル! 可愛い過ぎる。またミシェルはスタイルも抜群で、動きも可憐、遠目に見ても眼福の極みだ。声もいい。やはりいい。ミシェル・ウイリアムス、最高だ。

 3人はそれぞれソロアルバムも出してゐるといふ事で、各人のソロタイムがある。最初はケリー。むろん、といふかネリーとの大ヒット曲『ジレンマ』を歌つたのだけれど、いきなり第一声で「ヒロシマー!」と叫んだのにはビックリした。『ジレンマ』ッて、ヒロシマと関係あつたッけ? が、その後、しつこいぐらゐ「オオサカー! オッサカー! オォーサァーカァー!」と連呼してゐたところから推察するに、言ひ間違ひか? ツアー初日は広島だつたみたいだし。しかし、それもまたお茶目でよし。ケリー・ローランドは終始煽り役であつた。

 ミシェルのしつとりしたソロを挟んで、ビヨンセ。ケリーとミシェルが一曲づつなのに較べて、やはりといふか何曲も続けての独壇場。ま、当然だらう。リーダーとしての貫禄は充分すぎる程だ。人気も凄まじく、客席からの声援は、ほとんど「ビヨンセー! ビヨンセー!」だ。このステージを見て確信したが、やはりビヨンセはティナ・ターナー系だな。髪を振り乱して歌ふさま、最初の3人のシルエットの段階でハッキリと分かる太股の太さ。素晴らしい。ビューティフル・ビヨンセ・ノウルズ。正にトップ・オブ・ザ・ワールドであつた。

 ショーは21時キッチリに終はつた。ラストを飾るのは『サバイバー』。彼女たちの後ろに、彼女たちになれなかつた死屍累々が幻視できる名曲である。感動もの。この曲の、ラテンバージョン? 全員がカルメンのやうな格好で、背景には闘牛の様子が写つてゐた。ところで、この『サバイバー』が始まる前に、一寸スクリーン映写の不手際があつた。何度か間違つた映像を映したのだ。が、そんな事も含めて楽しませてしまふ勢ひがあつたのは事実。1時間半なんて、あまりにアッといふ間であつた。あと、10時間ぐらゐ観ていたかつたな。それももつと前の席で!!

 とにかく、最高のショーであつた。生きてゐて良かつた、と思つた。いや、真剣ですよ、マジで。

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