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2014年11月13日(Thu)

11月5日〜11月10日 etc

二人のホドロフスキー

ホドロフスキーと奥さんのパスカルさんの共作によるドローイング展「二人のホドロフスキー 愛の結晶」が、東京と九州で行はれてゐたのは知ってゐました。が、さすがにそこまで行く事はできず(いや、散々ホドロフスキー関係で東京に行ったもんで、もう余裕がない・・・)、泣く泣く諦めてゐたのですが、11月6日、トモコがパスカルさんのTwitterを観てゐて叫び声をあげました。なんと、そこには、東京・九州・大阪での展覧会が無事に終はり・・・といった内容の事が書いてあったのです!
ええー!大阪でやってたのー!そんなん知らんよー!!!

調べてみると、大阪は南船場にあるギャラリー「浜崎健立現代美術館」といふ所で、10月11日から11月3日まで「二人のホドロフスキー」展は行はれてゐた模様。一月近くも!しかも三日前まで!!・・・仕方がない、これは縁がなかったと思って諦めよう・・・と私が呟いてゐる横で、トモコは電話をかけてゐました。むろん、浜崎健立現代美術館へかけてゐたのです。

「あの、そちらで『二人のホドロフスキー』展をやられてゐたといふ事ですが・・・この後は、どこかでやる予定はありますか?」
「いやー、うちで終はりです。もうすぐ絵は梱包してフランスに送り返す事になってるんですけど」
「ええー!そ、それは困ります!だって・・・私、まだ観てないんですよ!」
「え?・・・は、はぁ」
「私はその絵を観ないといけないんです。なんとかなりませんか?」
「はぁ・・・ぢゃあ、明日ならまだ梱包してないんで、来てくれたら私がギャラリーの鍵を開けますけど・・・」
「ホントですか!お願ひします!!!」

と、いった感じで、トモコは強引に絵を観に行ったのでした。むろん、トモコは待ち合はせの時間に遅れて行きましたし、親切にもわざわざギャラリーを開けてくれたスタッフの人に向かって、「ちゃんと宣伝したんですか!私の様に、観たくても観られなかった人が大勢居るはずですよ!」などと説教をした様で・・・このスタッフの人が気の毒でなりません。申し訳ありませんでした。
トモコは一人でゆっくりと絵を鑑賞。十分に堪能した上に、一枚、絵を購入して帰ってきました。・・・え?絵を買った???ど、どこにそんなお金が?
「絵といっても、原画は絶対に売らないらしいから、コピーよ。エディション5で、二人の直筆サイン入り。まぁ、私がタロットリーディングで稼いだお金で買ったんだから、いいでせう」
・・・う、まぁ、いいけど・・・。
てな訳で、絵が届いたらオパールに飾るさうです。展覧会を見逃した方は、是非オパールに珈琲でも飲みにきて、そのついでにご覧下さい!(←しっかり宣伝)

可能涼介来店

しかし、いくらトモコがタロットリーディングで稼いだお金があると言っても、絵を買ふ程にはないんぢゃないのか?やっぱ足りないんぢゃないの?と、思ってゐたら、不思議な事に、パタパタパタっとタロットリーディングのお客さんがやって来たりして。さうかうしてゐるうちに、可能涼介が山田詠美さんと夫婦で久しぶりにオパールに御来店。で、なんと、山田さんもタロットリーディングを受けてくれました!しかも、凄く喜んでくれて、もうテンションあがるあがる。なんか周りも巻き込まれて、例へばカズ16も何杯もお代はりしたりして、えらく盛り上がりました。いやー、面白かった。ところで、可能の方は最近どうなの?
「この頃はディランかな。さういへばディランも一時期タロットに凝ってて、タロットの歌も何曲か歌ってるんだけど、知ってる?」
いや、知らんかった。でも、まぁ、隠秘学には興味あるんだらうなぁ。優れた藝術家はみんなオカルトには興味あるよね。ところで、お前の一人宗教はどうなったんだ?
「まぁ、な」
黙して語らない可能涼介であった。

ef

アニメ「ef – a tale of memories」を観ました。・・・うーん、久々にキツい奴を観た、といふか・・・でもこれぞアニメの真髄(?)なのかもしれない・・・。
制作がシャフトなので、安心して臨んだものの、いきなり絵が・・・、このデカ眼!女の子の顔の区別がつかない!・・・やっぱこの手の絵は馴れんわー。下手にしか見えないんだけど・・・。でもさすが演出はシャフトといふか、なかなか良かった。だから面白くない訳ではないし、ある意味、とても面白いといふか・・・。
一応、恋愛もの、であり、三人の女の子が出て来て、それぞれの恋の行方が描かれる。ちょっと面白いのは、その中の一人が前向性健忘症といふ記憶障害を患ってゐること。13時間しか記憶を保つ事ができず、毎日日記をつけて、それを毎朝読み返す事で、なんとか人格を保ってゐる、といふ状態。前向性健忘症・・・といへば、映画「メメント」なんかが思ひ出されますが、前向性健忘症の女の子と恋をする、といふ事では、映画「50回目のファーストキス」でせう。
この映画、私の周りでは結構評判が良かったんだけど、私は乗れなくてねぇ・・・。前日の事を忘れてしまふから、毎日(初めての様に)出会って、その度に口説いて、夜までにはファーストキスをする・・・といふ話なんだけど、なんかリアリティがなくて。
その点、このアニメは日記をつけてそれを読んでるから、覚えてないけど、何があったかは把握してゐる、といふ状態で恋が進んでいきます。さういった設定だけでなく、アニメといふ表現形式故か、映画「50回目・・・」よりずっとリアリティがある。やはり、かういった突飛な設定は、アニメと相性が良いのでは、と思ひました。
まぁ、それだけでなく、話もよく出来てゐる。演出もいいし、この娘の話が一番面白かったかな。
あとの二人は・・・宮村みや子ちゃんの場合は、まぁ、フツー。演出で魅せる感じ。で、残りの新藤景ちゃんですが、この娘がまた、負の属性を持った娘で。それは人としてやっちゃいかんだらう、といふ事をガンガンやってしまふタイプ。かういふ人って、居ますよね。自分は常に損をしてゐる、といふ被害者意識が強いタイプ。自分は凄く頑張ってるのに、なんで損ばっかりしてるの!他人はもっと得してるのに・・・不公平だ!!と心の底で蟠ってるから、他人に対して酷い事をやってしまふ。かういふ人は、周りに不幸をまき散らすからホント迷惑なんだけど・・・結局、自分を一番不幸に追ひ込んでる。地獄だね。でも、このアニメではその地獄からの脱出がうまく描けてゐない、と思ふ。だから、問題は妙にリアルなのに、終はり方が嘘くさい。うーむ、制作陣が問題の所在を捉へ損ねてゐるのではないでせうか。
ところで、このアニメでは、随所にメーテルみたいな格好をした人が突如現れて、登場人物たちに話しかけるのだけど・・・彼女誰?と気になってゐたのに、最後まで正体が分からず。ええー、なんでー?と思ったら、なんと続きがあるらしい。あと12話。・・・むむむ、観なければ、ならないのか・・・。

Comments

投稿者 sawa : 2014年11月27日 23:46

OMG!!!!! エイミーもタロットリーディング受けられたんですね♡♡ 結果が気になるww そしてその場に居合わせたカズさん羨ましすぎ!

投稿者 トモコ : 2014年11月28日 19:28

sawaさんも来てくださいねー♡♡

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