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2013年02月15日(Fri)

クラタニくんの禁煙 Customers

クラタニくん一家が来店しました。
現在も中国で仕事をしてゐるクラタニくんですが、今は旧正月にあたるとて、一週間ほどお休みで日本に帰ってきてゐるのです。
クラタニくんと奥さんと大きくなったユウタくん。私が上海のクラタニくんの所を尋ねた時はまだ小さかったユウタくん。あの時は仲良く遊んだものですが・・・どうも私の事は覚えてない様で・・・ま、仕方ない。雷兄弟の誓ひを交はした訳でもないしね。
それともうひとり、男の子が増えてゐて、全部で4人家族のクラタニ一家なのでした。

にしても、クラタニくん、太ったなー。
「いや、実はタバコ辞めまして」
お、さうなんや。それは・・・いいんとちゃう。
「さうなんですよ。あのあと、中国でヘルニアが再発しまして・・・」
え?クラタニくんって、ヘルニアだったの?
「ええ。で、凄く痛くなってきたので、中国で鍼の名医と呼ばれる人がをりまして、その人の所に行ったんです。すると、手にチョコッと鍼をうたれるだけで、スッと痛みが消えたんです!これは凄い、と思ひまして。で、三回来たら完治する、と言はれたんで、勇んで2回目行ったら、その先生は忙しくて相手して貰へず、2番手みたいな人が出て来たんです。その人が、まー、腰の周りに鍼をうつうつ!大量にうつんはいいんですが、ますます痛みが増してきまして、しびれも大きくなってきて、その日の夜には全く動けなくなったんです。で、緊急で日本に帰って病院に行って、そんまま手術ですわ。」
わー、さうなんやー、ヘルニア切ったんやー。で、どんな感じ?
「まぁ、しびれは消えたし、動くに支障はないんで。多少は痛みありますけど。・・・で、日本の病院って、タバコ吸へないぢゃないですか。これはいいチャンスかも、と思ひまして、タバコをやめられる、とかいふ洗脳本を何度も何度も読んで、またタバコをやめるための洗脳サイトもバカみたいにズウーっとみて、なんとかやめられました」
ふーん、でも中国ではみんなタバコ吸ってるんぢゃない?
「ええ。中国では会った人にまづタバコを奨めるのが礼儀みたいになってまして。それで、せっかくやめてたタバコが復活した、とかいふ日本の人、よーけ居るんですよ。でも、ボクは断ります。」
それで、問題なし?
「はい。お酒でもさうですけど、みんなこれ断ったら仕事とれんかも、とか思って無理してうけるんですけどね、実はそんなん関係ないですよ。タバコもお酒も断ってもなんの問題もないです。向かうも気にしません。ま、ボクもその事に気がつくのに2〜3年かかりましたけど。」
それで・・・タバコやめて太った、と。
「ええ。どんどん太ってきまして、健康診断の検査値もどんどん悪くなって・・・ま、太ったからだと思ひますけど。数値だけみたら、タバコ吸ってた方がよっぽど健康でした」

とまぁ、相変はらずのクラタニくんでしたが、彼はこれからも当分中国で仕事を続けるさうです。なかなか日本に帰られさうにない、と。
さういへば、クラタニくんの後輩のHくんが先日来店してくれたのだけれど、彼は日本の会社の韓国支社で働いてゐたのを、現地で会社を辞め、韓国の会社に再就職した、と言ってゐた。会社の中で唯一の日本人、との事だけど、いやー、凄いね。
クラタニくん曰く「いやー、あいつは日本に居たら相当の変人ですけど、韓国に居たら、ま、日本人ってこんなもん、とか思はれて、普通に扱はれてるんでせうねー」
さうかもしれんな。

現在の様に日本と中国、韓国の間がギクシャクしてる時に、実際に現地で働きながら、民間での交流をすすめてゐるクラタニくんやHくんの様なひとたちこそ、大事な存在だと私は思ひます。健康には気をつけて、頑張ってほしい。
ま、二人とも、えらく太ってきてはゐるんだけれど。

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