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2007年07月28日(Sat)

歌舞伎の楽しみ方 歌舞伎, タクヤくん

 タクヤくんとマホさんが来店しました。

 お二人ともこの度の七月大歌舞伎に行つたのですが、マホさんはよいとして、タクヤくんには歌舞伎ッてどうなのよ? といふ声が周りから聞こえてゐたのです。何故なら、タクヤくんは自他とも認めるノーザンソウルバカだからです。とにかくノーザンソウル以外には全く興味がない(実は“ベスパ”と“お笑ひ”と“豆腐”には少なからぬ興味があるのですが)、と公的に認められてゐるタクヤくんですから、私とトモコも歌舞伎を勧めたものの、些かその結果が心配であつたのです。果たしてタクヤくんはどうだつたのでせうか。

「なかなか面白かつたですよ」

 え! ホント? それは…良かつた。で、どんな所が面白かつたの?

「んー、なんか周りで叫んでる人たちが居たぢやないですか。あれがまづ面白かつた」

 ああ、大向かうさん、かな。確かに、あれは面白いかもね。「松嶋屋!」とか叫ぶやつね。

「あれねー、ケンタロウさんはテレビを観ないから知らないでせうけど、プロレスラーそッくりなんですよ。『かかッてこいや!』て、いふんですけどね、場内いろんな所から『かかッてこいや!』と叫び声があがつて、凄く笑へた」

 なるほど。あの「〜や!」の“や”は“屋”なんだけどね。…他は?

「あと、女の人がでかい!」

 ああ、女形だもんね。大きな人が多かつた、かな?

「いやー、デカー、とか思つて、見てるだけで面白かつた。そんなデッカい女の人ばつかり居らんし、とか思つて」

 むむー、虚心坦懐に歌舞伎を鑑賞してるなー。ま、なんにせよ、楽しんでくれて良かつた。これからも歌舞伎を見続けような、タクヤくん。

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