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2007年06月22日(Fri)

戦争報道 憂国

 ババさんが来店しました。

 いやー、ババさん、アメリカは凄いですねー! イラクだけぢやなく、パレスチナでもアフガニスタンでも、猛烈な殺戮を繰り返してゐますねー。本気でやるつもりなんですかね、中東の平和の確立。

「やるつもりなんでせう。自分に敵対する勢力を全て殲滅し尽くせば、平和は訪れますからね。先日観た映画『シューター』でも暴いてましたが、アメリカの考へる“平和”とは、戦ひがなく、みんながアメリカに言ひなりの世界のこと。…地獄や。」

 私が思ふに、今回の戦争報道では、「テロ」といふ言葉を使ふのが曲者ですよね。実質はどうみても「戦争」であり「侵略」なのに、侵略に対する「抵抗」を「テロ」、「レジスタンス」を「テロリスト」と言ひ換へる事によつて、まるで「戦争」「侵略」をしてゐないかの様に報道してゐる。不良・犯罪分子が暴れて治安を乱してゐるのを、治安部隊が治めて平和を取り戻さうとしてゐる、といふ風な報道なんですからねー。

「ボスニア紛争の時の“民族浄化”といふ言葉と同じですね。センセーショナルなキーワードによつて、事実を自分たちに有利な風に歪める、と。やはり、広告代理店が悪いのか。」

 戦争広告代理店ですね。いやー、広告代理店は悪いでせう。本来は軽々に善悪が決められない事柄を、強引に善玉と悪玉に分けてしまつて、あとは宣伝!宣伝!宣伝!ですからねー。思考停止による道徳破壊ですよ。どうせ日本でも、電通・博報堂あたりが暗躍して、戦争報道を歪めてるんぢやないですか? 私はテレビを見ないから知らないですけど。

「いえ、そもそも戦争報道なんてしてないですから、日本のテレビは。今は渋谷のスパが爆発した話題で持ち切りですよ!」

 ギャフン!

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