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2007年06月20日(Wed)

1984? 憂国, リバータリアン

 インターネットの規制法案の成立が、2011年あたりを目処に目論まれてゐる様ですね。

 ついにきたか! といふ感じなのですが、一方で、マジで? といふ呆気にとられた気持ちも隠せません。だつて、そんな分かりやすくファシズム体制を目指すなんて…。

 今や日本では、完全にマスコミ(テレビ・新聞)は政府の手下に成り下がつてしまひました。もともと、日本のマスコミは政府の手下に限りなく近い存在だつたのです。大新聞社はそもそも国有地の払ひ下げによつてその本社を構へてゐますし、テレビは(電波を握つてゐる)政府による免許制です。GHQの置き土産である「電波監理委員会」の様な中立的な組織も、独立後はサッサと潰して、放送行政は郵政省の管轄下に収めましたし、もともと日本ではマスコミは政府に従属するものだつたのです。

 それでも、まー、なんとか“完全な手下”になる事は免れてゐたのですが、これを屈服させたのが小泉政権です。小泉政権は、大量の金を注ぎ込んで、電通・博報堂などの広告代理店を自らに取り込みました。自民党は選挙のたびに30億円ほど電通に“広告費”を払つてゐますし、“クールビズ”の宣伝費として博報堂に90億円近いお金を払つてゐた事が、先頃も話題になりました。ムチャクチャな額です。これは完全に買収でせう。さらに内閣官房機密費から、マスコミ対策として、田原総一郎などの“テレビ界におけるオピニオンリーダー”に多額のお金が渡されてゐた事も判明してゐますし、この様に今やマスコミはスッカリ政府の手下。言論統制による国民の洗脳マシーンと化してゐるのです。

 そんな中、なんとか言論の自由を保つてゐるのがインターネットです。ま、確かに私もそれほどインターネットを信用してゐる訳ではないのですが(生理的には苦手。紙媒体の方がいいな)、ここまで日本のマスコミが酷いことになつてくると、希望を託さざるを得ません。田原総一郎やみのもんたが如何に政府に買収されてゐるか、などといふテレビではまづ流れない情報が、ネット上では流れてゐます。もちろん、出所の怪しい情報が多いのも事実ですし、事実無根のゴミ情報も溢れてゐます。が、情報統制下にあるマスコミの情報だつて、怪しさでは似た様なものなのです。平気で嘘をつきますからね、マスコミは。

 それに、たとへどんなに怪しく、不快な情報・言論であつても、これを統制する事は絶対に許されません。なぜなら、言論の自由こそ、あらゆる自由の基礎中の基礎だからです。言論の自由が奪はれると、そこから様々な自由がなし崩し的に奪はれていきます。そして、現れるのは『1984』の世界…。

 IF LIBERTY MEANS ANYTHING AT ALL,IT MEANS THE RIGHT TO TELL PEOPLE WHAT THEY DO NOT WANT TO HEAR.

 リバタリTシャツ、絶賛発売中です。

Comments

投稿者 マツヤマ : 2007年06月30日 12:35

テレビで繰り広げられる、与野党の対決なんて完全に茶番です。本気で内閣不信任案を可決したいのなら、安倍首相がどういうつながりで、某教団の合同結婚式に祝電を送るのか公表することです。怖すぎますが。

投稿者 店主 : 2007年06月30日 13:42

確かに安倍首相は、祖父・岸信介の時代からの縁で、韓国の某教会と繋がりがあります。だからこそ、安倍首相は対北朝鮮強硬派なのであり、救ふ会なのですよね。それは、まー、分かるのですが、実は安倍首相はウラでは北朝鮮とも繋がつてゐる!、と、ネットの世界では当然の前提の様に囁かれてゐます。ホントなのでせうか。政治の世界ではありがちな事ではあるのですが・・・。
なんにせよ、テレビでは重要な情報は決して流れない。ネットでは多少は流れますが、出所が怪しい。んで、自分の力で真実を突き止め様とすると・・・、殺されたり、痴漢にされたりする、と。
たまりませんねー。

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