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2006年11月09日(Thu)

松田さん 可能涼介さん

 可能涼介から電話。

「おい、この間一晩中、大体10時間くらゐ、松田さんと飲んだんだよ」

 松田さん、て誰?

「映画評論家の松田政男さんだよ。で、いや、あの人、凄いよ! 東堂太郎だよ! 何でも覚えてんの。オレが昔、雑誌に書き散らした雑文とか、全部覚えてるんだよ」

 へええ、そんな人、居るんだねー。

「だからオレが何かいい加減な事を言ふと、何年前にどこそこに書いてあつたのと矛盾する、とか突ッ込んでくるんだよ。マイッタ。もう70は過ぎてるだらうに、オレより余程記憶力があるよ。凄いよ、降参だよ。」

 ははは、お前はいつもいい加減な事ばかり言つてるからなー。記憶も当てにならないし。って、それは私も同じだけど。でも、ま、さうやつてたまにはいい加減な所を突ッ込まれた方がいいよ。勉強になるし。良かつたぢやないか。

「…違ふよ」

 え? 何が?

「オレがこの話で言ひたかつたのは、松田さんがオレの文章を全部読んでる(そして覚えてる)といふ事だよ。つまり、松田さんはオレのファンだつたんだよ!」

 なんだそれは! 自慢話かい!

 可能涼介は来年から一年間、「週刊読書人」で文芸時評をやるさうです。まぁ、時評なら、それほど記憶間違ひもないだらうし、なんとかなるんぢやないかな? と、期待半分・不安半分で思つたのでした。

Comments

投稿者 Anonymous : 2006年11月17日 21:33

働きながら読み書きするの、たいへんですわ。倒れるまで、やりますぜ。                   可能涼介

投稿者 Anonymous : 2006年11月17日 21:34

働きながら読み書きするの、たいへんですわ。倒れるまで、やりますぜ。                   可能涼介

投稿者 Anonymous : 2006年11月17日 21:41

だぶってしまった。すんません。

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