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2006年11月02日(Thu)

須田剋太展 書・篆刻, アート

 明石市立文化博物館に「須田剋太展」を観に行きました。それにしても明石! …京都からは遠いです。今日はたまたま早起きしたので、といふかあまり寝ないで出かけたので、明石まで行つてしまつた、といふ次第です。

 まづ駅前の「道場」といふお寿司屋さんで腹ごしらへをしました。ここは昼の15時だといふのに、をぢさん達でイッパイ。みんなお酒を飲んでイイ調子です。私とトモコも日本酒と焼酎を頼み、洗練とはほど遠いお寿司を、つまりはどんだけネタ分厚いねん! といふお寿司を頬張り、調子に乗つて焼き鳥なんかも頼んだりしてオダを上げました。ウーイ、いい感じだ!

「そろそろ行かないと、須田剋太展終はつてしまふわよ。見たいんでせう、須田剋太」

 え? 酢蛸食つた? よーし、酢蛸も注文しよう! 

「……」

 と、まァ、こんな感じで何とか「道場」を出て、ほろ酔ひ加減のまま坂道をダラダラ登り、明石私立文化博物館に入館しました。いよいよ「スダコクタ展」です。

 さて、須田剋太と言へば、私にとつてはまづ書が浮かんできます。あの稚拙とも言へる叩きつける様に大書された楷書。無論、書に於いては「古雅稚拙」が理想なので、それに適つた須田剋太の書は素晴らしいです。今回の展覧会では、思ひきりまんま北魏書の作品も展示され、やはり相当古典の書の勉強をやつたのだらうな、と思はせます。また、井上有一に贈つた「一狼軒」の書もあり、井上有一と仲が良かつたのか、分かりやすい、と、無知な私の知識欲も満たしてくれました。

 次に肝心の絵の方ですが、最初期の絵に始まり、抽象画の時代を経て、具象画へ回帰、そしてコラージュも含んだ独特の絵へと変化していく様が分かりやすく展示されてをり、非常に楽しめました。絵といふのは何だつてさうですが、やはり実物は素晴らしいです。私は初めて、須田剋太の絵をイイ!! と思ひました。写真なんかで見るのと全然違ふ。コラージュされた貼紙がキラキラと光り、歪んだ構図、激しい描線、力に満ちた色使ひに幻惑され、クラクラときました。実際、足がふらつきました。チョイと飲み過ぎてたのかもしれません。

 トモコも非常に気に入つたみたいで、二人して「(お金があつたら)あの絵を買おう、この絵を買おう」と相談しました。かういふのは楽しいものです。虚しい、といふ事もできますが。

 明石市立文化博物館は、常設展もなかなか充実してをり(明石原人から「ケメ子の唄」まで)、楽しめました。また、間違つて早起きしてしまつた時など、フラリと来てみたいと思ひました。

Comments

投稿者 Anonymous : 2013年07月01日 09:31

はじめまして。突然のメッセージすみません。

群馬で画家をしております小林といいます。


とてもユニークで面白い作品を作っています

.
僕は山田かまちに出会って人生が大きく変わり、絵を描き始めました

毎日毎日ふらふらになるまで絵を描いています
.
よかったらホームページを
のぞいて見てください.

http://www.takayuki-oekakichamp.com/

「お絵かきチャンピオン小林孝至」でも
検索できます.
よろしくお願いします

よかったらメールでの感想(norakuro@wind.ocn.ne.jp
)も待ってます.

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