京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > 元店主の日記 >

サブメニュー

検索


月別の過去記事


2013年01月11日(Fri)

2013年 音楽

一応、新年が来ましたね。
昨年後半からの激しい景気の落ち込みを思ふと、一体今年はどんな年になるのであらうか、と、詠嘆せざるを得ません。
昨年末に自民党に政権が変はり、一時的に円安・株価高になった事から、些かの希望を述べる人も居る様ですが、まぁ、全く楽観視できませんね。自民党がやってるのは、結局は金融緩和政策で、といふ事は単なる一時しのぎ。アル中の人間にお酒を与へて落ち着かせてゐる様なもんだから、実態はさらに病状は進行してゐる、といふ事です。
かういった場合、行き着く先は戦争・・・といふのが歴史の相場ですから、戦争ができる国づくりを目指す自民党が政権を穫ったこと、排外主義的な維新の会やそのシンパが跋扈してゐること、などを思ふと、まだまだ不安な気持ちは拭へません。
唯一、“日本と中国をぶつける”といふ政策の親玉のクリントンが脳血栓で倒れたことによって、その方針が一時緩んだのだけがホッとする所です。実際、安倍首相も村山談話を引き継ぐ事を発表し、中国との関係改善への意欲を見せてゐます。鬼の居ぬまに・・・といった所でせうか。
とはいへ、アメリカもいよいよ“財政の崖”問題が切羽詰まってきてますから、またしても日本は強引にお金を搾り取られるでせう。ま、そのために自民党に政権が変はった、といふ話もありますから・・・。

それはともかく。私は1997年にオパールを始めて以来、ずーっと、ソウルやR&B、ヒップホップにジャズ、と、ブラックでアーバンな音楽ばかり聴いてきた訳ですが、最近、些かの変化を感じてゐます。それは、まさかのロック回帰!があるのでは・・・といふ予感です!
私はティーンの頃は、完全なロック少年でした。ロックばかり聴いてゐました。それが、ブラックでアーバンな音楽を聴く様になると、もうロックなんて聴いてられるか!と。うざいんだよ!といふ風になってしまったのです。私のささやかなロックのCDは全て売り払はれ、レコードも大半を売ってしまひました。別にそれでなんの問題もなかったのです。もう、一生ロックを聴く事なんてないだらう、と私は信じ切ってをりました。

ところが、数年前から、間歇的にロックを聴きたくなる時があり、そんな時は昔のレコードの生き残り、ZEPやフー、キンクス、T-REXなんかを引っ張り出して聴く様になりました。まぁ、その程度なら、その場で何回か聴いて終はりなのであまり問題はなかった。すぐに治る風邪みたいなもんです。が、昨年末から現れた変化とは・・・、今のロックバンドを聴く様になってしまったのです!
これは・・・まずい。THE BLACK KEYSとかALABAMA SHAKESとか。

これには、これも昨年からマツヤマさんに教へられて聴く様になった今の砂漠のブルース系のバンドたち、TamikrestとかToumastとかの影響があると思はれます。だって、あの歪んだエレキギターの音が聴きたい!とホントに、心身ともに、まるでジャンキーがクスリを求める様に、渇望してしまふのです。
ZEPを聴いても、昔は何と言ってもロバート・プラントの声だったのに、今やジミー・ペイジのギターが聴きたい!と思ってしまふのです。大丈夫か、自分。と、些か不安になってしまひます。

時代がエレキの響きを求めてゐるのか。はたまた単なる個人的な事情か。今年はロックな年になるかもしれませんねぇ・・・。

きみら一体いつの時代のバンド?と尋ねたくなりますが、やっぱかういふのカッコいいですねー。

エレキの響きは砂漠によく合ふ

Comments

コメントしてください





※迷惑コメント防止のため、日本語全角の句読点(、。)、ひらがなを加えてください。お手数をおかけします。


※投稿ボタンの二度押しにご注意ください(少し、時間がかかります)。



ページトップ