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2011年10月25日(Tue)

ゴースト/スピード/アメリカ 映画

さて、映画の秋です!・・・てな言葉はなかったかもしれませんが、今から年末にかけて、映画も面白さうなものが続々と公開されます。色々と予定をたててみても・・・、あかん、全然フォローできさうにない。う〜む、何を観て、何をあきらめるべきか・・・。
とりあへず、最近観た映画の感想を、パパッパーと、述べてみたいと思ひます。

まづは「ゴーストライター」。ポランスキーの新作です。ポランスキー、今年は大昔の事件の事でアメリカに捕まったりして、ますますアメリカに対する悪意を滾らせてゐる事だと思ひますが、今作も、アメリカに対する悪意の垣間見える作品。その点は、やはりニヤリとしてしまふのですが、しかし・・・全体としては、正直言って少々拍子抜け、といふのが私の感想です。いまひとつ、力がない。まぁ、ポランスキーはこんなもん、と言はれれば、さうなのかもしれませんが。

次は「ワイルドスピード MEGA MAX」ジャスティン・リン監督。これは面白い!多分、シリーズ中、一番面白いのではないでせうか。といふのも、もう冒頭からあり得ないアクションの釣瓶打ちで、ストーリーや人物描写なんてなーんも関係ない、といふ潔さに満ちてゐるからです。こんな事ができたのも、シリーズに出て来たオールスターが勢揃ひしたからで、つまりは「みんなもう説明しなくても分かってるでせう?彼ら彼女らがどんな人間か」といふ前提で映画を撮ってるからです。これがうまく作用してる。ブラジルの街を破壊しながら爆走するクライマックスは爽快そのもの。笑へます。阿呆らしすぎる!
ただひとつ、難を言へば、音楽。いや、挿入されたヒップホップやレゲトンはカッコいいのですが、メインのブライアン・タイラーがねぇ・・・。「世界侵略:ロサンゼルス決戦」もメインの音楽はブライアン・タイラーでしたが、あれもダメだった。
それに較べ、「アジョシ」のシム・ヒョンジョンは素晴らしかったなぁ。(サントラ死ぬ程聴きましたー)

最後は「キャプテンアメリカ:ザ・ファーストアベンジャー」ジョー・ジョンストン監督。これがまた、なんといふか・・・。
非常に効率よく、なめらかに、あまりになめらかにストーリーが進んでいくのですが、ほとんど引っ掛かる所がありません。どんなバカでも観ればお話が分かる、といった感じなのでせうが、それが面白いかと言はれれば、ちっとも面白くありません。とにかくどんな話なのかは分かる、といふ代物なので、まるで映画の予告編(それも見るだけでストーリーが分かってしまふ奴)を観てるみたいだな・・・とか思ってゐたら、映画の最後に唐突にサミュエル・L・ジャクソンが出て来て、お前をアベンジャーズに勧誘する、とか言って、「『アベンジャーズ』来年公開!」みたいな文字がバーン!と出て、なんだ!ほんとに映画の予告編だったのか!とビックリした次第です。
にしても、映画の予告に2時間もかけて、しかもカネまで取るといふのは如何なものか?と思はずにはゐられませんでした。

あと、「猿の惑星」も観ましたが、これは強制起訴シリーズの方で。

それと、本年度の邦画最大の話題作「一命」も観ました。この映画は、あらゆる意味でネタばれしない方がいいと思ひますので、とりあへず公開が終はるまでは何も言はないでおきます。ただ一言、「観るべし!」とだけ、言っておきませうか。

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