さぎ ［憂国, powerくん, ウメドン, マツヤマさん］
powerくんが来店しました。
「お久し…は、もういいですか。では、前略していきなり本題に入らせていただきます！ 今日の本題といふのは…」
あ、その前に注文してよ。
「うん、さうですね！ ぢやー、タコライスと黒ビール下さい！ ……で、本題なんですが、お薬手帳再び！ ですよ。実はあれから色々と調べたんですが、クスリ屋にいくと、お薬手帳だけでなく、薬局の人が色々とクスリの説明をしてくれるんですよ。これがやたらギコチナイ。こッちは医者でちやんと説明を受けてきてるから、二度手間で面倒くさいんですが、仕方がないから我慢してきいてゐたんです。そしたら！ あれもお金をとつてゐるんですよ、勝手に黙ッて！ クスリの説明をしたり、クスリの詳しい内容を書いた紙を出すと、情報提供料としてお金をとれる仕組みになつてゐるんです。知つてました？」
ううん、知らない。
「でせう？ こんなの、ほとんどの人が知らないと思ひますよ。で、コッソリお金を掠められてゐるんです。酷いですよね、やり方が！」
うん、詐欺みたいなもんだしね。にしても、いつからこんな情けないやり方が増えたんだらうね、日本も。…もしかして、昔から？
そこにマツヤマさんとフクイくんが来店しました。
「詐欺といへば、詐欺師集団がカモになる家にマーキングをして廻つてゐる、といふ話を知つてますか？ うまく詐欺が成功した家とか、昼間は主婦がひとりで居る家、老人だけの家、なんかに、表札の所とかに様々なマークをして廻つてるんですよ。シールとか、目立たない記しとか」
うーん、悪徳ですねー。
「で、前にテレビでやつてたんですけど、グラフティのタンギングッて、あるぢやないですか。あれもさういふ詐欺集団のマーキングらしいですよ。タンギングに偽装してるんです」
ええー！ そんな！ …日本にもヒップホップが浸透しつつある、とか思つてゐたら、実は単なる詐欺だつたんですね。さすが偽装国家（by勝谷誠彦）。あり得る話だけれど、なんか悲しいなぁ。
そこにウメドンが来店しました。
「オレ、今週の金曜日から上海に行くんです。出張です」
お、ウメドンも上海か。クラタニくんも来年から上海に転勤と言つてゐたけど。ハッサクさんも大連で就職した事だし、中国ブームだな。ま、日本もこんな体たらくぢやどうなるか分からないし、ッて、いふか、副島隆彦によればそのうちドル覇権は崩壊、それに連れて円も崩壊して紙切れになるだらうから、いまのうちに人民元かユーロに資産は変へておいた方がいいらしいよ。
「おおー…」
金（ゴールド）でもいいな。ゴールド…あんまり、私には関係ないか。にしても、奇々怪々な世の中、自衛せねばなりません。そしてそれだけではなく、少しでも住み良い社会になる様、努力せねばなりませんねー。
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