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2012年05月29日(Tue)

テルマエ・ロマエ 強制起訴シリーズ

起訴者:ヤマネ

強制起訴シリーズ 17弾
「テルマエ・ロマエ」
武内 英樹 監督

「のだめカンタービレ」で一定のファンを獲得した武内英樹監督が、そのコミックの映画化というノウハウをいかし、作り込んできた「テルマエ・ロマエ」。古代ローマ人の風呂好きと日本人の風呂好き文化を強引に結びつけ、古代ローマ人が現代の日本の風呂にタイムスリップするたびに一騒動を巻き起こす、という話。しかも古代ローマ人を阿部寛、北村一輝、市村正親、といった顔の濃い日本人が演じているのが特徴。顔の濃い人好きには堪らないぜ。

元店主
結構楽しめたよこの映画。確かに映画としてはグダグダだし、なんじゃそりゃ!と思う点も多かったけど、全体として悪い印象じゃないんだよね。
ヤマネ
んー。
元店主
あれ、ヤマネ君だめだったの?
ヤマネ
いやあ、前半のテンポの良さとか、キャスティングとか、色々と味わい深かったんですけどね、やはり漫画の方が断然面白いんですよー、これ。で、マンガに結構忠実な前半は楽しめたんですけど、映画オリジナルな後半は辛かった。阿部寛は良かったとしか言いようがないけど。
元店主
確かに、私は元のマンガを読んでないんだけど、この映画の面白さの相当部分は原作に負っているんだろうな、と観ながら感じてはいた。で、そんなに原作は面白いの?
ヤマネ
はい!1、2巻あたりはかなり。基本的には一つのシチュエーションが数話で完結する構成になっているので、映画の上戸彩のような、ヒロイン的存在はいないんですよ。まあそれだと映画として2時間もたいないから、ヒロインを設定したということでしょうけど、そのせいで原作の持つ毎度ワクワクする感じが薄れているのがつまらない。あと、原作はもっとクールなんですよー。こんな、阿部寛と上戸彩が運命の赤い糸で結ばれている様な、いない様な、クサい設定はないんです!なんで恋愛的要素を持ち込むかなー。そういう話じゃないのに。
元店主
そうなのか。ずっと通しのヒロインっていないんだ。確かにその方がずっと面白かったかも。というか上戸彩って初めてみたけど、誰なの?有名なの?阿部寛と対比するために選ばれた顔の平たい子、程度に思ってたんだけど。
ヤマネ
がーん。「あずみ」の子ですよ!上戸彩を知らないということは、ケンタロウさん、ソフトバンクじゃないっすね!?
元店主
auですが、なにか。
ヤマネ
あ、マツヤマさん来たみたい。マツヤマさーん、遅いですよー!
マツヤマ
こにちわー! いやあ遅くなってすんません、あ、もう鼎談やってます? よかたですよねー、「宇宙兄弟」!最高!
ヤマネ
え、あの、今月は「宇宙兄弟」じゃなくて「テルマエロマエ」なんですけど‥
マツヤマ
いやあ、ははっはは! もちろん「テルマエ」も観ましたよ、まあまあでしたね! でも「宇宙兄弟」は100点!
元店主
・・・ヤマネ君、これはマツヤマさんじゃなくてオイシンだよ。今日、マツヤマさんが来られないので、“強制起訴セピア”代表としてオイシンを代わりに呼んだんだ。マツヤマさんがこんなバカっぽい訳ないだろ。
ヤマネ
ぐっ、マツヤマさんを名乗るとは、オイシン、どこまでも卑劣な!
オイシン
えへへー、このマツヤマさん顔マスクはドンキホーテでゲットぉ!
ヤマネ
んなわけないやろっ!
オイシン
というわけで、テルマエロマエですが、「宇宙兄弟」はもっと良かったですが、テルマエも良かったです。
ヤマネ
どこが?
オイシン
漫画は1−4巻読んでるんです、大好きです。特に前半部分、全自動のトイレを奴隷が裏で操作してると勘違いするとことか、原作で好きだったネタが映像化されて、それが結構良かったのが良かったです。ワロタ。それとか、ウォシュレットの花畑のシーンとか、いちいち大袈裟な映像表現になってるのも良かった。ただ、中盤は中だるみして寝てしまいましたー。で、起きたら上戸彩ちゃんとの別れのシーンになってましたw
ま、でも寝てる間に起こったことは大体想像出来るのでいいかなと。
元店主
wってなんだよ。というか、後半は殆ど寝てたんじゃないか、それでよく面白かったとか言えるな。
オイシン
ええ。まあ全体的にというか、総括的に面白かったという印象があるので。起きてる間は、わりとワロタし。そのあたりは「宇宙兄弟」との相対的な評価になるのですが、70点ぐらいかな。ですので、そういう意味からでいうと「宇宙兄弟」はもっと良かったということになります。
ヤマネ
何言ってんのかわかんない。オイシン、腕を上げたな。
元店主
話を本題に戻すけど、この映画はさ、日本映画の進むべき道の一つのありかたを幽かに示してるんじゃないか?とか思ったわけ。もちろん褒め過ぎなんだけど。
ヤマネ
ふむ? この映画、全然映画っぽくないですよね、むしろスクリーンで観る必要があるのかという風にさえ思えるわけですけど・・・。そんなの、ケンタロウさんは嫌いじゃなかったですか?
元店主
そうそう、そのあたりを考えさせられたわけ。
例えば、「踊る大捜査線」の1なんかを見た時は、凄ーく嫌で。あの映画は嫌いなんだけど、なにが嫌だったかとか考えると、あの映画は如何にも映画っぽく撮ってる所がかえって嫌だったのかな、と。「映画的なるもの」への色目に満ちてるけど、全然映画じゃない。所詮テレビドラマの延長やん、と。「天国と地獄」のパロディ(オマージュ)やってる所とこかも、イヤラシく感じたし。
ヤマネ
んー、ボクは結構好きだったんだけどなー。2以降はダメですけど。
元店主
でね、かえってこの映画は、そんな所とは全く無縁の地点で作品を作ってる気がして。そこが良かったのかも。私の一方的な妄想だけど、これ、かなりマンガのコマ割りとか文法に拠って撮ってる気がしたんだよねー。だから、グダグダでもそんなに気にならなかったのかな?と。つまり、大袈裟に言えば、新しい映画の文法の萌芽がちょいと垣間見えた、とか。言い過ぎかな?まぁ、マンガの影響を受けた日本映画って他にもあるのかもしれないけれど、知らないから。
ヤマネ
確かにコミックを鑑賞しているような感覚は味わえましたね。武内監督は「のだめ」でもそうですが、映画というより、漫画的なリズムを重視して作っているのかもしれないですね。
元店主
「こんなもの映画じゃない」とか私はすぐ言うけど、でも「映画じゃない」ものの中にも、いいものと悪いものがある、と考えているよ。むろん、「映画になってる」作品の中にも、いいものと悪いものがある。ここら、誤解されがちだけど。だから、これは別に全然好きな映画じゃないし、誉める気もしないけど、悪い印象はない。むしろ、可能性をみてあげたい感じ。まぁ、たまたまな気もするけど。
ヤマネ
映画好きは、「これはドラマ(テレビでみたら)で十分」とか言う言い方もよくしますけど、映画とテレビドラマとの境界って説明難しいですよね。ターゲットの差、制作費の差、カメラワークの差、とか色々ありますけど、お金わざわざ払って映画館に観に行く場合、家で観る時とは心理状態も期待感も違うのでね。ケンタロウさんは、どういった基準で分けてるんですか?
元店主
私は一応、自律と映像、かな。テレビドラマって、国民の無意識を前提にしてるから、作品として自立/自律してないんだよね。だから、松本人志の映画とか、“映画じゃない”よ。あれ、観客がみんなテレビ観てる事を前提にしてるでしょ。テレビ観てない人には伝わらない事が多過ぎるよ。世界観が自律してない。あとは、やっぱ映像。映像が貧弱なのは問題外。我々は映画館に、その世界を体験しに行くのだから。
この「テルマエ」に関しては、世界観はグダグダだけど、一応成立させようという意志は垣間見える。映像は、キッチュなところが、まぁ、マンガ的で許せるかな、と。
ヤマネ
主人公達が何語を話しているのか、どうでもよくなるように、画面の隅に「BILINGUAL」とかいれちゃって、ごまかしてしまうとか、そういったトボケた感じは良かったですね。「のだめ」でもやってましたが。日本人がローマ人をやっちゃうとか。こういう娯楽性重視で筋が通ってる感じはいいなあ。
元店主
あと、現代日本のシーンで映るのが、銭湯とか潰れかけた旅館とか、漫画家の家とか、出て来る人もフリーター、老人、田舎の人、と、現代日本の中心から外れた風景・人々なのも良かった。そこらをもうちっと深めれば、もっといい映画になったと思うけど。全体に作り込みは甘いよね。ローマ人の描き方とか、異常に薄っぺらいし。
オイシン
・・zzz  ハッ! 寝てしまってた。い、今どの辺りですか。
ヤマネ
もう鼎談終わろうとしてるとこだよ。でも、寝てる間に我々がしゃべっていたことは大体想像出来るからいいでしょ。
オイシン
そうですね!うーん、70点ぐらいです、この鼎談!いやあ楽しかったー また呼んで下さいねー ノシ
元店主
なんだよ、のし、って。

6月の強制起訴映画は「愛と誠」です!邦画続きます!

Comments

投稿者 uno : 2012年06月01日 00:33

みどころは阿部寛の大胸筋!
それだけ。
感触は「のだめカンタービレ」まんまです。
「のだめ」はドラマ全話見ています。
場面変換の時に太ったおっさんが歌うシーン、人形が排水溝に流されるシーンといった演出はもうなんとも。。。
ある時期TVドラマを見まくった結果思うのですが、これ2時間TVドラマです。
食傷ドストライク!
監督の武内英樹さん、フジテレビで数多くドラマの演出をしています。
そのドラマの半分くらいを見ているんですが。ああ。
真実(上戸彩)の設定が原作に無いとのことですが、作品を2時間でまとめる為の無理矢理感が強い。映画の前半はテンポが良かったのですが、後半になって上戸彩が絡むとグダグダになり失速。繋がりが感じられないんですよね。
TVドラマの方の作品なんで、正味45分×10回でイメージして、それを2時間に編集しましたといったところでしょうか。
どうせなら、最初からTVドラマにして10回程の放送で細かくエピソード入れた方が面白かったんと違うかなって思います。今回のテルマエはコレ!みたいに。
余談ですが監督の武内さんが演出した「カバチタレ!」は名作ですよ。

投稿者 元店主 : 2012年06月01日 11:31

お、ウノピ。強制起訴セピアデビューだな。よろしくー。

が、なんともグダグダな文章だなぁ・・・。まぁ、とにかくウノピがこの映画ダメだったのはよく分かった。
ウノピは一時期テレビドラマを観まくってて、それでテレビドラマに食傷して、んで、さらにこの映画は2時間テレビドラマにしか思へなくて、故に観てゐてうんざりした、と。これでいいのかな?

私が知りたいのは、ウノピはテレビドラマのどんな所にどんな理由で食傷したのか。この映画のどんな所がどんな理由でテレビドラマなのか、といふ事です。

映画の前半と後半が繋がってないとか、後半がグダグダだとかいふのは、オイシンでさへ無意識に気がついてゐる(寝る、といふ形で批判してる)この作品の構造上の欠点なので、それは今の場合、とりあへず関係ない。
今、問はれてゐるのは、映画とは何か、といふ事です。ババーン!

投稿者 uno : 2012年06月02日 11:31

テレビドラマに対する食傷は、テレビドラマが出演者の宣伝のように思えてきたからです。まるで出演者のCMのように。
ただ、テルマエがそうであったかと言えば、そんな訳ではない。
しかしテレビ臭がプンプンする。
何故か。映画の出演者の多くがテレビに出ているのが理由だと考えています。
テレビとは日常的なものだと思うのです。(勿論そうでない方も多数おられることは存じています)
それに対して映画館で映画を見るという行為は私にとり非日常を体験する為である。
非日常を体験する為に映画館に足を運び、出てきた俳優がテレビと同じならば、私としては日常に引きずられてしまう。
それでテレビ臭を感じ、不快感を覚えたのではないか。
映画とは何か?
映画とは、映画館で上映され、尚かつ非日常に連れて行ってくれる映像・音響作品。
私はそう期待します。
テルマエは私を非日常に連れて行ってはくれなかった。
次回の『愛と誠』を見て「これは映画だな」という印象を受けたら、今の私の考えは覆ってしまうわけですが。
個人的には次回注目しています。

投稿者 マツヤマ : 2012年06月04日 01:34

遅ればせながら、やっと観に行けました。

さてさて〜
オレも原作はまったく読んでないんだけど、だからかな、全編通してまあまあ面白かったと思ったね。ただ、コレが原作に忠実だとしたら、この原作者、主人公の心情の独白でギャグを成立させるあたりは、泉昌之(「かっこいいスキヤキ」「豪快さんだっ!」など)に相当影響受けてると思う。

また、漫画から映像作品へと飛躍できたと思った部分は、やはりタイムスリップのときのオペラだね。あれがなければSF的な部分が目立って、ちょっと小難しくなったり、無駄なツッコミどころになったかと思う。オペラ歌手が他の出演者と交わらないのも正解。やり過ぎると「月光ノ仮面」のドクター中松(の登場シーン)へ転落するところだ。

阿部寛はまさにパーフェクト!とは思ったものの、全体的に役者たち(日本の)の使い方は荒っぽいと思った。使い切り、という感じで、彼らの次の作品、他の作品が観たい、と思わないところが寂しい。

そして、これが映画的かどうか?ということはオレには何とも言えない感じかな。難しいところだね。テレビ番組だとしたら、ちょっとボリュームがあり過ぎてもったいないとも思う。かといって、映画を作る時点でDVD化(主にレンタル)、テレビ放映が織り込み済みな感じで、原作ファン、映画ファン、テレビ視聴者のちょうど中間を突いているんじゃないかな?

個人的には、上戸彩の帽子の「暴かれたい」の文字に「えっ、これ暴き系なの?」と思い込んじゃって、暴こうとはしたものの、けっきょく何も暴けなくて無駄な労力を使っちゃったよ。

あとはテラリーのコメントだけか・・・

投稿者 元店主 : 2012年06月04日 02:22

あ、マツヤマさん、やっと観られましたか。

マツヤマさんも、まあまあ面白かった、んですね。さうですよねー、この作品、欠点は山ほどあるんですが、まぁ、そこそこ楽しめますよねー。

で、映画として成立してるか、といへば、かなり微妙だし、かといってテレビドラマかといへば、それも微妙。なんだかなー、と思ってゐたんですが、原作ファン・映画ファン・テレビ視聴者の中間を突いてる、といふ指摘には、なるほど、と思ひました。わざとやってるんだとしたら、この監督、相当のやり手ですね。とはいへ、そんな手腕、お金儲け以外には役に立たないですがー。

にしても、上戸彩の帽子の文字に注目するとは・・・、さすがです。

それから、ウノピ。
お、ちゃんと相手に通じる様に文章書けてるぢゃないか。やればできるやん〜。これからも、こんな調子で頼むよ。
でも、テレビに出てる人がたくさん出てるからテレビ的って・・・、いや、その感覚わかるけどさ、なんつーか、その、あまりに浅すぎないか?
まぁ、阿部寛の大胸筋に注目したのは、いいと思ふけどね。

で、あとはテラリーが何に注目したかだよな・・・。

投稿者 おいしんセピア : 2012年06月07日 18:21

うのぴが食傷していたのに対して、
僕の場合テレビを10数年まともに見てないから、
逆に面白く感じたのかなあと思います。

元々肩の力抜きまくりで行きましたし。

未だに映画的とかTV的というのがよく分からないので
すが、まあDVDでいいよなーという感じではあります。
あ、宇宙兄弟は映画館で見るべき映画です!


阿部寛の大胸筋もすごかったですが、上戸彩ちゃんが
タイムスリップした後、急にグラマーになったのも
凄かった!

投稿者 トモコ(横槍) : 2012年06月07日 21:16

積み上げてきたものが、がらがらと崩れていくような一撃です。

投稿者 マツヤマ : 2012年06月08日 10:27

オイシンへ

10数年まともにテレビを見てないからオイシンの存在そのものがテレビ的なのか。小沢ギライだったり、石原慎太郎が大好きで尖閣諸島寄付もしちゃうしさ。親米右翼というか、ポチ保守というか…実にテレビ的。テレビを見るならまともに見ないとダメだよ!テレビだって、どうせ見るなら能動的に見ると、それなりに見えてくるものがあると思うよ。
オイシンが言う「まともに見ていない」というのが、テレビそのものを見ていないという意味なら、キミは「テレビ的な情報しか受けていない」ということをあえて言っておきます。
ということで、オイシンの「テルマエ〜」の感想が、コメントに到って退化しているゾ。

投稿者 oishin : 2012年06月08日 19:26

>マツヤマさん

何と返していいか分からないので、しばらく考えてみます。

セピアの道は厳しい…。

投稿者 セピアセピアテラリー : 2012年07月19日 18:50

本当に申し訳ございません。コメントで前フリまでしていただいていたとは。
反省しております。

原作ファン(ヤマネさんと同じく1巻2巻までですが)といたしましては、前半部分は良かったです。中途半端に説明せず、面白い要素を素直に映像化した感じを受けました。後半はひたすら辛かったです。グダグダなストーリーと世界観に馬鹿にされてるように感じてしまいました。ここで泣けと言われているような。

僕にとっての映画は素直な感情体験をさせてくれるものです。テレビがどうにもつまらなく思う様になったのは感動や笑いをおしつけられていると感じるようになったからです。なのでこの映画の後半はなかなかに辛かったです。

現在の僕にとっていい映画はどんな感情であれ素直に、強烈に感じさせてくれるものです。

投稿者 元店主 : 2012年07月20日 02:56

テラリーへ

ほい、こちらにも返事をしておくか。

ん〜・・・、なかなか素直で素朴でいいんではないせでうか。確かにテレビはどんどんどんどん押し付けがましくなってるよね。わざわざ喋った事のテロップが出たり、再現ドラマ(?)をやたらやる様になったあたりでもう信じられん!と思ってたけど。
それはむろん、テレビは視聴率をとるために、とにかく低い所へ低い所へと照準を落し続けたからだと思ふけれど、その論理(水準を落して視聴率を稼ぐ)を映画に持ち込んだ、それが映画のテレビドラマ化だ!といふ訳だね。うん、それはその通りだと思ふよ。

ただ、私は「テルマエ」の後半部、確かにグダグダで酷かったけど、そんなにテレビ的な押し付けがましさは感じなかったんだよね。私的には、あれは脚本の杜撰さと、演出の不出来さ、未熟さ故、といった感じが強かったんだけど。まぁ、そんなのも観客をバカにしてゐる=低い所に照準を合はせてゐるから、と言はれたら、さうかもしれないけれど。
だってこの映画、大ヒットでせう。そんな大ヒットする様な映画ぢゃないと思ふんだけど・・・。

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