京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 99 > 1001
 Diary 1999・10月1日(FRI.)

トランソニックナイト

 今日は夜にメトロに遊びにいくために久しぶりの早番で店を開ける。

 開けてそうそうにタカハシくんが常盤響を連れて来店。実をいうと今日遊びにいくイベントとは『トランソニックナイト』であり、常盤響はそのゲスト DJ のチームバイアグラとして京都に来ているのだ。にしてもスズキスキーは今夜来るのだろうか。

 京都で一番アンニュイな写真家であるイチカワさんが来店。イチカワさん、みんな期待しているんだから書き込みしてくださいよ。「書いては消し、書いては消ししてるの」ええ〜! アンニュイの上にさらにシャイだなんてネタになりすぎい。「うそうそ」な、なんじゃそりゃ〜!! 

 バンちゃんも来店。今度大阪で安田謙一さんとともにやるロックイベントのちらしを持ってくる。詳細は「街のウワサ」に載っています。興味のあるかたは見てみてください。

 不思議な事に 1 日というのはいつも暇なのだ。先月も先先月も暇だった。しかもその前日までは忙しいのだからますます謎はつのる。一日過ぎただけで何がそんなに変わるというのか。それとも 1 日というのは何かあるのか。京都人は家で休んでいなくちゃならないとか。とにかく今日も例に漏れず暇だった。夜はお客さん誰もいず。しかたないのでベッチを交えてみなでお手玉の練習をする。ベッチとヒロキくんが上手なのだ。誰もいないので店中をかけずりまわって練習をしたのだが、ちっともうまくならない。イヤになったのでメトロに行く。

 メトロに行くと結構な盛況ぶり。入り口の所でヤタくん、オノくんと会い、しばらく喋る。京都発のフリーペーパー『SUPER!』を主宰しているイグチさんにも会う。「ホームページ面白いそうですね。今度やっとインターネットが接続できたので見せて貰いますよ」むむう、イグチさんもライター仕事をしていてオパールを取材して貰ったこともある。これはひとつ私のやってる「問題」の「情報誌レビュー」について一言いっておいた方がいいかもしれん。「フフフ、知っていますよ。話題になっていますから」ガーン! 話題になっていたのかあ! でも、一体どんなふうに? もう、オパールが情報誌に載ることはないかもね。ガク。

 メトロのクロノくんから衝撃的な事実を聞く。なんとスズキスキーはもうファンタスティックエキスプロージョンを辞めていて、今日は来ないそうだ。やはりこんなオチかい、と空虚な気持ちを抱きつつファンタスティックエキスプロージョンのステージにのぞむ。ファンタスティックエキスプロージョンは 4 人のホーン隊に DJ 、キーボードの大所帯で、ドラムンベースなどの 90 年代のビートに 70 年代ファンクのテイストをまぶしたステージを展開。やりたい事はわかる。映像もマンダムやプロレス、木曜スペシャルにウルトラクイズ、優作ちゃんに『大追跡』と 70 年代的な肉弾系のものを流していたし。しかし、それにしても演奏力なさすぎ。こういった趣味的な事やるなら演奏力は最低条件でしょう。チープな感覚を出すには下手では駄目。かなり不満の残るステージだった。

 その後は常盤響&水本アキラの「チームバイアグラ」による DJ タイム。ステージのノリを受け継いだハードロックナンバーで幕を開けたそれで幾分の欲求不満を解消しようと軽く踊る。と、突然絶叫とともに『メラメラ』が!! 眠っていた GS 魂を刺激された私は思わずおもいっきり踊り狂ってしまった。恐るべし GS 。体が覚えているのだなあ、あの甘美な私の GS 時代を…。

 にしても「チームバイアグラ」も恐るべし、だ。若い子達に人気があるのが分かるような気がした。幸福感に溢れたディスコナンバーからダディー竹千代と東京おとぼけ CATS 、YMO まで。なんでこの歳になって YMO で踊らにゃならんのだ。責任とってくれ「チームバイアグラ」。たぶん明日は時間通りオパール開けるの無理だな。世界のみなさんごめんね。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-2;