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 Diary 1999・10月2日(SAT.)

散髪

 さすがに昨日は帰ってすぐ寝てしまったので、朝、いや昼すぎに起きて日記を書き、ついでにサラテク 8 の解説も書いて管理人の所にメールで送る。それでもう夕方。いそいで河原町に出てリバーサイド 1 号店に寄る。閉店セールという事でこの一月ほど 50 % OFF だったリバーサイド 1 号店も、明日を最後に控え 80 % OFF になっているのだ。しかしさすがにめぼしい商品は売り切れてほとんどなく、それでも安いので何枚か買う。店に寄った後、ロマンザで髪を切る。明日の結婚式の 2 次会に備えてだ。今月発売のオリーブにロマンザもオパールも載っているので、しぜんと話題はその事になる。「あの紹介文はほとんど詐欺みたいなものですよねえ」と私。「あの文体で書かれると褒められてもなんかバカにされてる感じ」とマツヤマさん。みなさん雑誌なんか信用してはいけませんよ。

 ハルヨちゃんに髪を乾かして貰いながら、ハルヨちゃんの名前をハナヨちゃんと勘違いしていた事を詫びると、「別にいいですよ。名前なんかどうでも構わないんです。あっそれならハナヨと改名します。」いいのか、そんなことで。別にいいか。というわけでハルヨちゃんは本日をもってハナヨと改名した。

 店に帰るとウエナカさんとカツヤマが来店。カツヤマは明らかに明日の結婚式の 2 次会で私とトモコに会う前に、オパールに来ていたという事実を作り上げるために来たのだ。いつもいつも、今度行きます、とだけ言ってきて全然来ないので、さすがに気まずくなったのだろう。オノくんはそれを聞いて「やっつけ仕事」だと評した。まったくその通りで、カツヤマにとって人生そのものがやっつけ仕事みたいなものだ。とりあえずこの二人は隔離した。

 カツヤマと違って必ず予告通り現われるのがアキラさん。今日はアメリカ帰りの友人とともに遊びに来てくれた。いつも陰気で神経症的な雰囲気を漂わすカツヤマと違って、華やいだ空気を周りに発散させている。これは人生に対する態度の違いだろう。

 エリさんも来店。ヤマダくん&マツオくんの友人で、前からよく遊びに来てくれていたので知ってはいたのだけれど、ネット上で言葉を交して以来初めての対面となるので、なんだか初対面のようなそうでないような変な感じとなった。おおっこれが「郵便空間」か。って違いますね。

 突然の閃光とともにもの凄い雷が起こる。むうう、これはさきほどまで「嵐を呼ぶ男」ことヤマネくんが居たせいだな。それにしても帰ったあとに嵐がくるとはイマイチ納得しがたい…と思っているところにヤマネくんから電話。「いま京阪電車に乗っているんですが、雷のため停電して、電車が止まっちゃいました!!」さすがヤマネくん。それでこそ看板に偽りなしだ。

 ウエナカさんとカツヤマは二人で勝手に酒を飲んで盛り上がっていたのだけれど、カツヤマが帰ったあとフトみるとウエナカさんが椅子の上で寝ている。明日はウエナカさんも結婚式の 2 次会に呼ばれているので、今夜はわが家に泊まって、一緒に会場に向かう予定だったのだ。しかし完全に泥酔していて起きない。無理に起こすとピョンと跳ね起きてそこら辺を歩くのだが、もうフラフラで今にもひっくり返りそうだ。水をあげても気色悪い笑みを浮かべるだけでまともに応答できない。これが 30 歳を過ぎた女性なのか。ウエナカさんは普段はロボットのような直線的な動きでそこが面白いのだが、泥酔すると妙に女性的な動きになって、まるでオカマのようだ。なんだか普段抑圧されていたものが噴き出てくるのを見たような気がして、こっちまで気分が悪くなる。ウエナカさんの酒癖の悪さは聞いてはいた。夜中に泥酔して帰ってきて、朝起きたら家中ゲロまみれになっていたとか、朝まで道路の真ん中で大の字になって寝ていたとか。聞く分には面白いが、オパールでそれをやらないでほしい。とりあえずどうしようもないので、そのまま寝かしておくことにし、私とトモコは帰ることにした。もし閉店後も起きないようであれば、生ゴミと一緒に捨ててくれるようヒロキくんとタイラに頼んでおいた。明日、ウエナカさんは結婚式の 2 次会会場に現われるだろうか。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-4;