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 Diary 2005年6月25日(Sat.)

レゲトン

 最近は、やはり、レゲトンである。レゲトンとは、レゲエとヒップホップがプエルトリコで融合してできた音楽である(らしい)。特徴的な2拍子のリズムの上で、主にスペイン語でラップ、あるひは歌ひまくる。ま、ノリノリ大爆発のラテンでレゲエでヒップホップなダンス音楽なのだが、このレゲトン、むろんプエルトリコでは前から大流行してゐたのだけれど、昨年あたりにアメリカ(北米)に飛び火し、もうR & B界、ヒップホップ界はレゲトンだらけ。ヒット曲が出れば、そのレゲトンミックスが必ず出る。そしてフロアではそちらが大フィーバー、といつた感じでえらい事になつてゐる、らしい。これは、今や無視できないほどになつたアメリカでのラティーノ人口の増大とも密接に関係があると言はれてゐるが、とりあへず我々にはそれは関係なく、要するに最新流行の音楽であるといふ理由で飛びつく訳だが、うーん、いいね、やはり。最新の音楽といふのはいい。精神が刷新される。ま、確かに古いソウルの7インチを漁るのも楽しい訳だけれど、個人的には最新の音楽の方に惹かれる。マニアではなく、ミーハーなんだね、私は。根がね。常に新しい風に吹かれてゐたい、といふか。ただ、本当に“新しい”ものなんて、さうさうなくて、世の中はフェイクだらけ。古いものを焼き直して「最新!」と銘打つた贋物ばかりが氾濫してゐる。おかげで、情報社会とは言はれてゐるけれど、あまり振り回されなくて済んでゐる。大体、「新聞」読まないもの、私は。ちつとも「新」しくない贋物なんて「聞」きたくないし。テレビも「最新」とは関係ないゴミ箱だし。て、いふか、洗脳装置だけどね、あれ。…・あれ? 話がずれてしまひましたが、要するに私は今もレゲトンキングであるダディー・ヤンキー『ガソリーナ』を聴きながらこれを書いてゐる、といふ訳です。とにかく今は、レゲトン、レゲトン。

小川顕太郎 Original: 2005-Jun-29;
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