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 Diary 2005年6月24日(Fri.)

All work and No play makes…

 イチモトくん来店。20日の月曜日に続き、今月2度目の休みをとつての来店である。作り直したソウルサバイバーズのフライヤーを持つてきたのだが、その目は死んでゐた、といふ(私は時間が合はなくて会つてゐない)。すでに何度か述べたやうに、次回7月8日でソウルサバイバーズは終了である。ソウルサバイバーズ終了後、イチモトくんはどうするのであらうか、といふのは気になる点だが、本人は「もう何もしたくない」と言つてゐるやうだ。ソウルのレコードを集めるのみで、後は仕事ばかり、人前にも出なくなれば、単なるオタクと化していくぞ! といふ危惧の声も各所からあがつてゐるやうだが、イチモトくんは「20代といふ、人生で一番大事な時期をソウルサバイバーズに捧げたんで、もう悔いはないです」と言つてゐるといふ。ううーん、根本的に間違つてゐるなァ。20代なんて、まだ人生始まつてもゐないぞ。私は人生70歳から説をとる人間だが、それは極端にしても、30歳を過ぎてやつとスタートできるかどうか、てな所だらう。そこで人生を始められるかどうかは、それまでの“修行”如何にかかつてくる訳だが、イチモトくんなんて、まだ修行中の身ぢやないか。修行と本番を間違へちやダメだよ。

「でも、もう生きる事自体どうでもいいんです」

 あかん。完全に擦り切れてゐるな。仕事のし過ぎぢやないか。All work and No play makes Jack a dull boy とかいふ言葉があるけれど、正にdull boyになつてゐる。いや、確かに仕事も修行の一環である。が、修行とは、ただ闇雲に激しい事をするものではない。そこには目的意識が必要だ。なんのためにこの厳しい修行をこなしてゐるのか、といふ目的意識が。修行とは常に“a means to an end”であつて“end itself”ではない。そこを取り違へると、人間は磨り減つてしまふ。だからイチモトくん、『ミリオンダラー・ベイビー』を観に行きなさい。そこには多数の示唆が満ちあふれてゐるから。

「でも、映画なんて行つてゐる暇ないですよ」

 むむむー、ぢや、せめて想像だけでもして下さい。ミリオンダラーな、自分の在り方を。

 てな事で、7月8日はソウルサバイバーズのファイナルです。みなさん、是非是非のお越しをー。

小川顕太郎 Original: 2005-Jun-28;