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 Diary 2005年2月24日(Thu.)

久々の演サバ

 本日の演歌サバイバーズには、様々なポイントがあつた。まづ年末、年始、と2回ほどの流産を経て、間にベッチの大爆発を挟んでの、紆余曲折の後にやつと辿り着いた会であるといふ事。次にオパール新人のテラリーの初参加、及び、タカハシくんの最初で最後(?)の参加。そして、本日がちやうどワリイシさんの誕生日にあたる、といふ事である。さらに言へば、世代交代劇も用意されてゐたのである。ここまでの要素が揃つてゐて、盛り上がらない訳がない。実際、演歌サバイバーズ史上2番目くらゐの盛り上がりをみせたのであつた。

 今は死んでしまつて冥界に隠れてゐるオイシンから祝電が届く。テラリーは「祖父の愛唱歌を」と言つて、『星影のワルツ』を熱唱、タカハシくんは「あわわわわ、あー、そのー、ダメだー!!」とジタバタしながら『浪漫』を瀕唱。マツヤマさん、フクイくん、ハッシーはショウヘイくんをフューチャーしてコントを展開。そして、やはり、これか、皆で『イムジン川』を激唱! 「イムジン川水きよく〜」「おらー! パッチギぢやー!!」机を挟んで仲良く飲んでゐた両者相乱れての大乱闘、杯は飛び、皿はひつくり返り、悲鳴があがる。その間を、ベッチは「ウワーオー、ワオワオー!」とジャングルブギをがなりながら練り歩き、アキラくんは「東京では今頃演歌だつて? 3年遅れてゐるよ」と呟き、サコさんが「あなた殺していいですか」と眦を決した。と、「はい! みなさん注目!」といふ声とともに何故か部屋の明かりがおち、カズ16にスポットがあたつてゐた。どこからともなく聞こえてくる和太鼓の音、皆が茫然と見守るなか、カズ16が無言で空中から取りだしたステッキを振ると……ドッカーン!!! 大音声とともに部屋の各所から炎が立ち上がり、カズ16の背後には猛々しい不動明王が顕現した。オオー! と皆がどよめく。セイヤ、セイヤー!

「…えー、このたびからハッシーがマツヤマさんからオヤジの座を受け継いでニューオヤジ、ボクがフクイさんからアニキの座を受け継いでニューアニキとなりました。これからもよろしくお願ひします」

 澎湃と沸き起こる拍手と歓声。演歌サバイバーズは恙なく終了した。ちなみに、次回からマツヤマさんは旧オヤジと、フクイくんは旧アニキと呼ばれる事になりました。

「夜はまだまだ長いぞー!」

 我々はさらに日本の魂(こころ)を歌ひ継ぐべく、夜の街へと彷徨ひ出たのであつた。…

小川顕太郎 Original: 2005-Feb-24;