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 Diary 2000・1月27日(THU.)

実家にて

 可能涼介から本がドサッと送られてくる。現代小説なんてみんなゴミばっかりで読むに値しない、という認識は私と共有している可能だが、何年か周期でドーンと現代小説にはまる事がある。数年前は島田荘司にはまっていたが、今回は「倉阪鬼一郎」だ。何でも「文字主義者」として非常に感ずるところがあるのだそうだ。倉阪鬼一郎といえば「幻想文学」に書いていた人だよなあ知ってる知ってる、と私が電話で答えたところ、騙されたと思って是非、と宅急便で 10 冊も送ってきた。ううん、最近あまり本を読む時間がないのだが、ぼちぼち読ませていただきますか。

 実家に行く。改装費用を借りに行ったのだ。まあ、なんやかんやと話し合いがあって、とにかく借りられる事になった。「改装を断行する!」と力んでみたものの、「お金どうしよう…」と実のところ悩んでいたので、とりあえず一安心。でもこれでまた借金が増えてしまった。うーむ、ま、あまり考えないようにしよう。

 親父に「その髪と髭をなんとかしろ」と 50 回ぐらい言われる。そんな格好では普通のお客さんが来なくなるぞ、とか言われてもねえ。親父の言う「普通のお客さん」なんて最初からオパールには来てないって。大体そういう人達は「カフェ」自体にも行かないでしょ。カラオケとかは行っても。それから「お前はヒッピーか」とも言われたんだけれど、ヒッピーって…。私はこれでもパンク出身だからヒッピー嫌いなんですけどねえ。まあ、親父は学生時代から今までずっとリーゼント頭という、50 年代でファッションセンスの止まっている人だから。なんでも学生時代は真っ赤なテンガロンハットを被って、ウエスタンのバンドをやっていたそうだ。そういえば今日、テレビで「リオ・ブラボー」をやっていたのだけれど、ディーンマーティンやリッキーネルソンにあわせて、なにやら歌っていたもんなあ。

 親父に付き合ってワインを 2 本もあけたので、フラフラになって帰る。帰りの電車で眠りこけてしまいました。

小川顕太郎 Original:2000-Jan-29;