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Text by 小川顕太郎
2006年02月01日(Wed)

ヒップホップ・プレジデント
映画

 DVDで『ヒップホップ・プレジデント』を観る。これはクリス・ロック制作・脚本・監督・主演のコメディー映画。うだつの上がらない市会議員のクリス・ロックが、ひょんな事から大統領候補となり、選挙を戦ふ、といつた内容。とにかく、ユルい。下らない。このユルさ・下らなさは、さうさう例をみない。やうな気がするのだけれど、確か、昔にこれとよく似た感触の映画を観たやうな気がするのだが……あ、思ひ出した!『CB4(クリス・ロック主演)だ。…ま、それはともかく、とても他人に勧められるやうなものではない。が、こんな映画がたまらなく好きな自分がゐるのも事実で、ひそかに愉悦の一時を味はつたのであつた。

 この映画、冒頭にいきなりネイト・ドッグが出てきて、歌ふ。これでまづ、仰け反つてしまふ。次に、クリス・ロックのお兄さん役で、バーニー・マックが出てくる。これで席からピョンと飛び上がる。で、このバーニー・マックが副大統領候補になり、群がる支持者やマスコミの人間をボカボカ殴り倒しまくるところで、「よし!」と言つてグッと親指を立ててしまふのである。私にとつては十分豪華な出演陣だ。

 クリス・ロックの毒舌も相変はらず冴えてゐる。…と、言ひたい所だが、やはり映画になると鈍いかな。客を前にしたスタンドアップ・コメディーの時の方が冴えてゐると思ふ。それでも、選挙演説で聴衆に向かつて語りかけるところは、スタンドアップ・コメデアンとしての本領が垣間見えて、なかなか楽しい。「この国では若者は18歳になれば戦争に行けるのに、21歳になるまでお酒が飲めない。こんなのをかしい!(It ain't Right!)」とか。ま、多分翻訳(字幕)の問題が大きいんだらうな。クリス・ロックの喋りの面白さを伝へるのは至難の業だらう。

 音楽も当然ながらヒップホップ、R & B、ソウルが中心でゴキゲンだし、細かなブラックカルチャーに関するギャグも個人的に嬉しい。素晴らしく楽しい映画。でも、他人には勧められません。

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