京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2004・9月11日(Sat.)

グラス・マーケッツ

 京都を中心に活躍する朗読劇集団「グラス・マーケッツ」による予告ライブが、オパール店内にて行はれる。これは、9 月 23 日から 26 日まで「ギャラリー画床(ゆか)」にて行はれる彼らの新作劇「グラマー氏のカンヅメ」の、予告・宣伝のライブである。今回、京都市内各所のカフェなど何カ所かで、約 10 分ほどの予告・宣伝ライブを行ふ、といふ企画があり、オパールもそのうちの 1 店として協力した、といふ訳だ。ライブは 22 時半と 23 時半の 2 回、行はれた。音楽はグラス・マーケッツオリジナルのものを流し、マイクをたてて、1 回目は 1 人で、2 回目は 2 人で、10 分ほど朗読をする。内容は、新作劇「グラマー氏のカンヅメ」に関係する、傍系エピソード、といつた感じらしい。10 分と言へば、短いやうでゐて、長い。この短く長い時間、オパールでは通常の時間が断ち切られ、異質な時間が流れたのであつた。

 このやうな事はオパールも初めての試みであり、どのやうな事になるか、楽しみでもあり、不安でもあつたのだが、概ね上手くいつたやうである。グラス・マーケッツの人たちによると、お客さんも他の場所でよりも比較的静かに聴いてくれた、との事である。確かに、お客さんとしては、些か面食らつたとは思ふ。もちろん、ライブが始まる前に各テーブルを廻つて説明をしたのだが、それでもイマイチ訳の分からない人もゐたとは思ふ。しかし、まァ、さういふのもまたイイのではないか。予想外の訳の分からないことに街でぶつかる、といふのは面白いものだ。それこそ街の醍醐味(?)といふものではないだらうか。その場にゐたお客さんに感謝。そして、グラス・マーケッツの面々にはエールを送ります。

 ちなみに、グラス・マーケッツは正確には朗読劇集団ではなく、「朗読・芝居・音楽など『声』を通した様々なスタイルで『言葉と音』を表現するヴォイス・ユニット」ださうです。念のため。

小川顕太郎 Original: 2004-Sep-13;