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 Diary 2004・6月26日(SAT.)

SUDDEN IMPACT

 ダイスケさん来店。「この間の彼女と付き合ふ事になりました」と報告する。それは、おめでたうございます。ただ、それだと遠距離恋愛といふ事になりますよねェ、と問へば、「新しい車を買つておいて、良かつた」と答へる。なるほど、車・バイク好きのダイスケさんの面目躍如なのかもしれない。

 タカハシくん来店。マンガ『風雲児たち』 を熱心に読んでゐる。タカハシくんがあまりに歴史を知らない事から、最初は歴史小説を薦めたのだが、どうも難しすぎたやうなので、『風雲児たち』を薦めてみたのだが、今度はバッチリ楽しめてゐるやうである。良かつた。『風雲児たち』は、凡百の歴史小説なんかよりよほど高度なので、それを楽しんで読むことができれば、それに越したことはない。にしても、『風雲児たち』は偉大だ。

 オイシン来店。『ダーティーハリー 4』 を観たけれども、あの結末には納得できない! と言ふ。『ダーティーハリー 4』は、集団レイプをされて人生を無茶苦茶にされた女性が犯人たちに復讐をしていく、といふ話だが、結末に於いて、ハリーは彼女を法の手に渡さないのだ。私などは、このハリーの行為に「さすが! イーストウッドは分かつてゐる」と納得したのだが、オイシンは「いくら復讐に同情できる余地があつたとしても、殺人は罪なので、法の裁きを受けるべきだ。それに、もし自分の復讐に理があると信じるのなら、それこそ法の裁きを受けて自分の行為を公にすべきだし、それをせずにコソコソ逃げるのは卑怯だ」と主張するのである。これを聞いて、私はオイシンの官僚的といふか道学者的といふか、いかにも「高潔」な態度に呆れてしまつた。まるで『許されざる者』 のビル保安官の言ひ草である。実はオイシンにはかういふ所があつて、前からオイシンの映画『HERO』や大西巨人に対する思ひ入れに対して、ある危惧を抱いてゐたのだが、それが的中したやうな気がして、私は思はず激してしまつた。どうも、オイシンに対しては親身になり過ぎる。私の激高に対して、周りはひいてゐたやうだ。うーむ、困つたものである(いや、感情を制御できない私が)

 クラタニくん & ベッチ来店。ヌードレストランの帰りである。クラタニくんは、最近あまり見てゐなかつたのだが、どうもルックスが変はつてきてゐるやうである。髪型といひ、整へられた眉といひ、全体にホストッぽいといふか。クラタニくんはもともと男前なだけに、妙に似合ってゐて、なんとも云へない感じである。ま、別にいいんだけど。

 蒸し暑い、です。

小川顕太郎 Original: 2004-Jun-28;
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