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 Diary 2003・11月7日(FRI.)

ビルを殺れ!

 アキラ 28000 来店。「『キル・ビル』は素晴らしかつたです。殺陣で言へば『グリーン・デスティニィ』以来の衝撃、映画的に言へば『セシル・B・ザ・シネマウォーズ』以来の衝撃でした。ダントツで本年度ナンバー 1 です!」と言ふ。トモコも、「さうよねェ、私も最初にコッパー・ヘッドがジューシー・クチュールの私と同じ服を着て出てきた時からヤられたわ。ダリル・ハンナも素敵だつたし。早く『Vol. 2』が観たい!」と応じる。ショウヘイくんまで「いやー、『エアーオキナワ』最高!」と言ひ出して、ババさんが堪らず、「おかしい! これはそんなみんなが楽しめるやうな映画ぢやないんだ! 映画館で最初から最後まで声をあげて笑つてゐたのは、ボクだけぢやないか! そんな、賛辞の嵐は気持ち悪ーい! きつと『Vol. 2』はつまらないですよ!!!」と叫ぶ。うーむ、確かに、ゴダールの映画が万人向けぢやないやうに、『キル・ビル』も万人向けぢやないやうな気がするなァ。しかし、オパールに集まる人々は、いはゆる「万人」から外れた人ばかりのやうな気が…。

「さういへば」と、ババさんが一枚のチラシを取り出す。「こんなモノをやるみたいですよ」。それは 12 月 13 日(土曜日)に「みなみ会館」にて行はれるオールナイト企画。『修羅雪姫』『子連れ狼・三途の川の乳母車』『BLOOD: THE LAST VAMPIRE』『直撃! 地獄拳 大逆転』の 4 本立て! つまり、『キル・ビル』関連作品祭だ! さすがだなァ、「みなみ会館」。私も、仕事がなければ絶対に行くのに。

 さらに「みなみ会館」では、レニ・リーフェンシュタールの作品も上映予定とか。素晴らしすぎます! 是非、木曜日にやつて下さい。でも、12 月 18 日は「演サバ」だから外してね。と、自分勝手なことを言つてをりますが、バカな奴だと無視して下さい。

 ところで、『キル・ビル』はアメリカではどのやうな形態で上映されたのでせうか。アメリカでは基本的に字幕はなしで、吹き替へにて上映するものだと聞いてをりますが、もしかしてこれも吹き替へ? 気になります。

小川顕太郎 Original:2003-Nov-8;