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 Diary 2003・1月15日(WED.)

扇町ミュージアム
スクエア

 RCS のサトウさん夫妻が来店。朝日シネマの人と一緒に、京都の映画文化の未来を憂へる(注・私の勝手な推測)。サトウさん曰く、「実は前からやりたいと思つてゐる企画のひとつに、文藝映画特集といふのがあるんですよ。でも、ダメかなア…この間も大阪で松本清張映画特集といふのをやつたんですが、『砂の器』以外は全くお客さんが入らず、えらい目にあひました」。さうですか。でも、面白さうぢやないですか、文藝映画特集。是非やつてほしいです。私の希望はジャン・ルノワール監督『ボヴァリー夫人』、ロベール・ブレッソン監督『ブローニューの森の貴婦人たち』…あ、日本映画ですか、それなら成瀬巳喜男監督『歌行燈』、同じく成瀬の『山の音』、渋谷実監督『本日休診』、市川崑監督『炎上』……。別に文字数を埋めるために、無理矢理書いてゐるんぢやないですよ。これらの作品は本当に観たい。時間さへあへば、必ず観に行きます。

 ところで大阪の扇町ミュージアムスクエアも、3 月いつぱいで閉まりますね。私も若い頃は、いささかお世話になつた所ですが、それはさておき、ここのクロージングイベントの一環で、サトウさんも講演を行ふやうです。時間のある方は、是非駆けつけてみませう。

 今日は、オイシンがロサンジェルスの事を州だと思つてをり、カリフォルニアとは全く別の所にあると思つてゐる事が判明し、久しぶりにビックリした。オイシンによると、カリフォルニアにはロスよりずつと北にある、寒い所なのださうだ。ううむ、ま、オイシンはかういふ奴だけどね。

小川顕太郎 Original: 2003;