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 Diary 2003・8月29日(FRI.)

火で炙られる

 変な夢をみた。私が夢の中で肩が凝つて難儀してゐると、トモコが「それは火で炙れば治る」と言ふ。そこにマツヤマさんもガスバーナーを手に現れて、「さうなんですよ。実はこれは新しいリラクゼーションコースのひとつなんですが」と言ひながら、私の肩を火で炙るのだ。熱さを感ぢたかどうかは覚えてゐないのだけれど、非常に不安だつたのは覚えてゐる。また、風が強いのかトイレの扉がバタバタと開閉して、煩くて安眠できない。しばらく我慢してゐたのだが、堪らなくなつて起きあがり、トイレの扉の前に置物を重し代わりに置いた。さて、これで安眠できる、とベッドに戻つたのだが、しばらくすると、またバタバタと煩い。あの置物を動かすくらゐの凄い風が吹いてゐるのかと、驚きながらも、頑張つて寝やうとしたのだが、どうにも我慢できず、跳ね起きてトイレの前に行つた。すると、確かに扉はバタバタしてゐたのだが、どこにも置物なんてない。その置物は、隣の部屋の元の場所にあつた。といふことは、あの置物を置きにいつたのは、夢だつたことになる。…さうなのかな。それなら、今ここに立つて、置物がないことに驚いてゐるのも、夢なんぢやないのか。クラッとする…といふ体験をしたのは、ここにこうやつて日記を書きながら思ひ出せるのだけれど、果たしてどこまで夢であつたのかは、分からない。全ては夢であつたのか。心なしか、肩の調子が良いやうに思へるのだけれど…。

 タケオカくん & マツモトさん来店。タケオカくんに、Balance Street Wear のフットボールジャージを貰ふ。これはタケオカくんが雑誌「bmr」の読者プレゼントに応募して手に入れたものだけれど、タケオカくんは「自分には今ひとつ似合はなかつたので」と、私にくれたのだ。嬉しい。もちろんサイズは XL だ。ありがたうございました。

 これは夢ではありません。

小川顕太郎 Original:2003-Aug-31;