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 Diary 2002・10月28日(MON.)

ネタが定まらない

 ヤマネくん来店。「桃山城が落城するんです!」と騒いでいる。この桃山城とは、伏見桃山城のことで、伏見の遊園地にくっついて存在する。もちろん、本物の城ではなく、復元されたパチものだが、伏見区に住むヤマネくんによると、子供の頃から見慣れており、すでに伏見の風景のひとつとして定着しているらしい。この伏見桃山城が、経営難からの遊園地閉鎖にともない、一緒に撤去される事になったのだ。「なにも城まで潰さなくてもいいのに! 展望台としては、なかなかのもんなんですよ。それにしても、『撤去』って、城に使う言葉か、普通…」と憤懣やるかたない様子のヤマネくん。しかし、伏見区以外の所に住んでいる人達にきくと、一様に冷たい反応だ。「あそこショボいんですよねー」「あんなの城じゃない」など。私は行ったことがない。来年の 1 月で「撤去」という事らしいので、それまでに一度行っておくか。

 RCS のサトウさん御夫妻から、5 周年おめでとうシャンパンをいただく。有り難うございました。ところでその 5 周年パーティだが、今日は閉店後にパーティーの余興の練習をやった。しかし、練習をやればやるほど、混乱が増していく。急ごしらえの台本なので、やるたびに、こうした方がいいのではないか、ああした方がいいのではないか、それは止めた方がいいんじゃないか、などの意見が続出、紛糾して、台本は書き直しで真っ黒になっていくのだ。うーん、もう日は近いっていうのに、全然まとまらない。どないしよ。実は、家に帰っても、次々とショウヘイくんから新ネタ、あるいは改正案が送られてくる。昨日も朝方に送られてきた。ちゃんと寝ているのだろうか? と些か心配になる。いくらなんでもここらで台本を固定しないと、やばい。やばい、と思いながら家路を辿っていると、ショウヘイくんから携帯に電話がかかってきた。「ケンタロウさん、さっきのあのネタなんですけど……」。ううん、ネタが定まらない。

小川顕太郎 Original:2002-Oct-29;