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 Diary 2002・5月26日(SUN.)

 先程からやたらと窓の外が光るなあ、ヤンキーのズンドコ車かなあ、あ、そういえば彼等の事を、世間ではギンギラ族って呼んでいるらしい、ギンギラ族かあ、すごいネーミングセンスだなあ、などと考えていたら、ときおり激しい雷鳴も聞こえてくる事に気づいたので、これは嵐か、と思い至った。そう思って窓の外を見ると、突如としてバケツでもひっくり返したような激しい雨が降り出して、びっくりした。人々が逃げ回っている様が見える。

 そこに電話。兵庫にある実家からで、実家の方では、激しい雷と雨の後に、直径が 3 センチから 5 センチもある雹が降り出して、30 分ほど降ってたった今止んだ所だという。庭中が真っ白になったのはともかく、台所の屋根の波板を突き破ったりしたようなので、「あなたたちも、家に帰る時は気を付けないと、怪我をしますよ」という、注意の電話だったのだ。

 そんな大きな雹、今まで見たこともないな。と喋っていると、ショウヘイくんが「ボクはペルーに行った時に、ゴルフボールよりは大きくて、軟球よりは小さいぐらいの雹に襲われたことがありますよ。ちょうどその時は自動車の中にいたので、怪我はしませんでしたが」と言う。

 仕事を終えて店の外に出ると、雨はすでに止んでいたものの、雷はまだ続いており、歩いて帰るかどうか思案していると、突然街中が真っ暗になった。停電だ。すぐに回復したとはいうものの、全快ではなく、まだところどころが暗くて、街全体がいつもより薄暗い。やはりタクシーに乗って帰ることにする。帰り道では、停電で寺町御池の信号が消えていた。

 家に着くと、また雨が降り出す。これは明日まで続くのか? 続けば店は暇だな、と考えながら、眠りに就く。

小川顕太郎 Original:2002-May-28;