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 Diary 2002・6月14日(FRI.)

ワールドカップ・
日本戦

 とうとう本日は「ワールドカップ・日本戦をオパールで観よう!」の日だ。何度も書いているように、私は個人的にはワールドカップに何の興味もないし、これだけ世間が騒ぐと、天の邪鬼の心がむくむくと沸いてきて、出来れば黙殺したかったのだけれど、今月に入ってからの圧倒的なワールドカップ不景気には、商売人として対処しない訳にはいかない。私はリバータリアン尊皇派であるし、何よりサバイバーである。ソウルサバイバーであるし、演歌サバイバーであるし、人生のサバイバーである。座して死を待つ訳にはいかない。という訳で、T 作戦を始動し、オパールにワールドカップ用にテレビを導入する事にしたのであった。

 さらに、本日の日本戦に関してはそれだけではない。レアル・クスケーニャの面々の全面的な協力を受け、高性能なプロジェクターを導入、オパールの白い壁一面に試合の様子を写す、という豪華な体勢で臨んだのだ。

 私がオパールに着いたのは、すでに試合がはじまって 5 分ほど過ぎた頃であった。宣伝期間がほとんどなかったので、人数はそれほど集まっていないが、もしこの「ワールドカップ観戦」をやっていなければ、たぶん客数はゼロだったろうから、T 作戦は成功である。それに、あまりぎゅう詰めになるよりは、これぐらい余裕がある方が、かえってオパールっぽいともいえる。

 プロジェクターに関して言えば、素晴らしい。ババさんに「朝*シネマを越えましたね」とお褒めの言葉をいただくほどだ。臨場感に溢れている。さらに「ヤマネ・ショウヘイ」コンビによる解説、「生・本日の見どころ」に関して言うと…。

「ああ!!」

「うーん」

「何や!!」

「スズキ遅い!!!」

「やったあー!!」

 …と、本人達がすっかり試合にのめり込んで、まったく解説になっていない! まあ、それもよし。日本が勝ったのだから。それも 2 − 0 。相手は…えーと、チュニジア、だったかな? 私は途中まで、どっちがどっちだか分からないまま観ていました。

 試合後、ショウヘイくんが「どうですか! サッカー面白いでしょ! ね、面白いでしょ!」と興奮気味に話しかけてきて、ヤマネくんは「いやーよかったですねー、またやりましょうよー、次回の日本戦は火曜日です!」と言う。よし、プロジェクターを借りる事がまた出来るなら、ぜひやりましょう。

 ちなみに、試合直後にアキラ 28 が京都新聞の「号外」を持ってきてくれた。もちろん、日本戦に関するもの。早い。私が号外を見たのは、皇太子御成婚の時以来だ。

 夜は韓国・ポルトガル戦。プロジェクターはないものの、テレビはあるので、それで流そうかなと思っていたのだが、その時の店内にはお客さんがひとりもいなかった! で、テレビはいちおうつけたものの、別にサッカーじゃなくてもいいやん、とチャンネルをまわしていると、サブちゃんが! 慌てて音量をあげると、「帰ろかな」を熱唱しはじめた。うーん、素晴らしい! まさか、オパールでサブちゃんを観る日が来るとは…演歌サバイバーズ!!

小川顕太郎 Original:2002-Jun-9;