京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > diary > 02 > 0603
 Diary 2002・6月3日(MON.)

タビ缶届く

 うーん、暇だ。なんでこんなに暇なのか。きっとワールドカップのせいに違いない。みんな家に居てテレビでワールドカップを見ているんだ。そういえば今日はショウヘイくんも、ヤマネくんとともに北海道まで試合を見に行って、店は休んでいる。みんな家にいるか、試合会場まで行くかして、街から出払っているんだ…などと、我ながらいい加減だなあと思う悪態を付いていたのだが、フッと向かいのホテルを見ると、いつもなら大半が暗い部屋の電気がかなりついていて、どの部屋からもカーテンを通して、四角くて青い光が明滅するのが見える。もしかして、本当にみんなテレビを見ているのか……? 先日観た『突入せよ! あさま山荘事件』の中で、警察の人が、全国の人がテレビのあさま山荘事件報道に釘付けのおかげで、犯罪が極端に減っている、という発言をしていたのを思い出しました。

 マキさん来店。香港のカオリさんから届けられた、テレタビーズの写真が周りに付されたトマトソースパスタ缶を、大量に持ってきてくれた。さっそくひとつ開けて、みんなで試食に及ぶ。…これは…何なのか? ケチャップを水で薄めて砂糖を大量にいれたような水溶液の中に、テレタビーズやヌーヌーらしき形をしたブヨブヨのものが詰まっている。温めて、いざ口にすると、不味い! 確実に身体と頭を悪くする食べ物だ。想像通りといえば、あまりに想像通りの味なのだが。トモコは「凄い! 凄いわ、これ! 最高!」と言って、瞳孔を開きながらパクパク食べている。そういえば、トモコはあまりにも不味いものを食べると、感激することがあるのだった。

 私は……気分が悪い、です。

小川顕太郎 Original:2002-Jun-5;