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 Diary 2001・7月5日(THU.)

髪を切る

 ロマンザで髪を切る。ゴムで括っても背中にかかる髪の長さが暑くて、鬱陶しくてたまらず、適当な長さに切ってもらい、パーマも新しくあてなおしてもらった。

 カット & パ−マをしてもらっている最中、マツヤマさんと日独伊三国同盟の可能性について語る。「いやー個人的にドイツ人はダメだよ」とマツヤマさん。「だってネットオークションで、メールを使って交渉する時に、ドイツ人はまずドイツ語でメールしてくるんだよ。イタリア人や、フランス人でさえ、英語でメールしてくるのに」と言う。「それに個人的に何人か会ったドイツ人もねえ…。『ドイツは先の大戦でナチスの行った戦争犯罪についてキチンと謝罪しました。日本人も南京大虐殺について謝罪すべきだと思います』なんて言うんだよ。こっちがいくら南京大虐殺なんて捏ち上げだ、と主張しても聞く耳もたず。鼻で笑うんだよ」と、いささか諦め気味の声で語った。

 それはダメだなあ。でもイタリアはいいですよ。今イタリアでは三島由紀夫が大人気らしいんですよ。それもフランスとかのように、単なる日本の伝統を描いた美の作家という受け取られ方ではなく、憂国の侍、として受けているんですよ。イタリアで憂国忌もやったみたいだし。イタリアは日本と似ているんです。戦争放棄をうたった平和憲法を押し付けられているし、戦後も政治が凄く不安定、歴史もムッソリーニ・ファシスト党極悪説一色に歪められているし。もちろんこれは、アメリカがイタリアを敗戦に導くために、裏取り引きしたマフィアと共産党にムッソリーニを虐殺させた事があとをひいているのであって、イタリアでもそこら辺の事が分かっている人達は、激しくアメリカを憎んでいるんです。そして歪められたイタリアの歴史を取り戻そうとしているのですが、そういった人達が、三島由紀夫に同志・先達の姿をみるんでしょうね。

「確かにイタリアはいいよね。オークションでもイタリア人は対応がいいし。それに今年は日本におけるイタリア年だから、いい機会かもね」とマツヤマさん。よし! じゃあ、イタリアだ!! って、何が?

 外に出ると雨が降ってきていた。家に着くと土砂降り。まだ梅雨はあけていないのか。

小川顕太郎 Original:2001-Jul-7;