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 Diary 2000・7月6日(THU.)

ラスト・クルージン@オパール

 本日でパット・ディテクティブ主催によるパーティー「クルージン」@オパールは一応の終わりである。「一応の」と書いたのは、「クルージン」自体は全国様々なカフェをクルーズして存続し続けるので、またオパールで行われる可能性もあるからだ。

 が、とりあえず、毎月やる、という形は今日が最後である。だから我々も原点に立ち返って、「クルージン」の精神に忠実に倣うことにした。「クルージン」の精神とは、「エッセンス・オブ・エレガンス」! である。「エッセンス・オブ・エレガンス」。とりあえず私はフリル付きのシャツを着ることにした。GS 時代に購入していたものである。GS 時代に較べると、髪も伸び髭も生やしているので、エレガンスというよりひたすらいかがわしい感じだが、まあそれは良い。問題はオイシンだ。エレガンスとは無縁というより、次元が異なるといった方がよいオイシンだが、どうすべきか。とりあえずオイシンに「エッセンス・オブ・エレガンス」とはどういう意味か訊いてみた。「ええとお、豪華な匂い!」あ、あかん。本当にどうしたら良いのか。

 家からシャツを何着か持っていって着せてみる。私がロンドンの古着屋で購入したグリーンのシャツ、ラメの入った少し厚手のサテン地でボタンが凝っているやつ、が一番ましだったのでそれを着せる。が、どうにも野暮ったい。「髪型が悪いのよ!」と片手にウォーターグリスを持ったトモコが言い、オイシンを化粧室に連れていく。しばしの後、悲鳴とともにトモコが飛び出して来る。「と、とりかえしのつかない事にいいい!!」慌てて化粧室に飛び込むと、そこには髪の毛を濡らした蛭子能収が笑って立っていた。

 今日はオパール WEB サイト管理人の好意により、先着 20 名様に特製カクテルが用意されていた。名付けて「エッセンス・オブ・エレガンス」。ヒロキくん作。滅法うまい。おかげでいつもはスロースタートのクルージンも、今まで興味はあってもなかなか来れなかった人達が早くからやって来るし、また常連の人達はいつも通り少し遅めにやってきて、いい具合に混み合う。それどころか、日付が変わったあたりから異様に盛り上がってきて、休みの日はワインをボトルで 3 本は飲むというマツヤマさんもノリノリの選曲で、机もどけられフロアが作られてみんな踊りまくる。ヤタくんもジンを瓶ごと買ってラッパ飲み。フラフラになってレコードをまわす。あまりの盛り上がりに 1 時間程延長。ビール瓶や皿がパンパン割れまくる。ヤタくん曰く「夏のエレガンスはアロハだ!」

 最後は「有り難うございました」を繰り返すヤタくんのマイクをとりあげて、もうひとりの主催者であるミムラくんが「ヤタ社長は酔っぱらって何を言っているのか分からないと思いますので、僕が代わりに言います。有り難う御座いました!」と言って閉める。みなさん、本当にお疲れさまでした。これからも続いていくであろうクルージンをよろしくお願いします。ついでにオパールもね。

 ヤタくんの帰り際のセリフ。「オイシン、エレガンスを有り難う」。完全に酔っぱらっていました。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-8;