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Text by 小川顕太郎
2005年08月30日(Tue)

河原町の本屋
ポー, 河原町

 イナバさん来店。「今日の日経新聞に衝撃の記事が」と言ふ。私は新聞を読まないので教へを乞ふと、「なんと、ジュンク堂が、BALに京都府下最大の本屋をオープンするらしいんです。もう、ビックリして。エエー! と、今日は丸善全体に衝撃が走つてゐました」と、目を丸くする。イナバさんは、丸善で働いてゐるのだ。

「普通、さういふ情報は業界内に流れるもんなんです。それが、今回は寝耳に水で。なんで水面下で事がすすめられてゐたのか、謎です」

 なるほど。ブックファーストも撤退する、といふか、東宝にビルから追ひ出されるので、このままでは河原町通りに大型本屋がなくなる! と絶望してゐたんですが、とりあへずその事態は食ひ止められさうだと言ふことですね。それにしても、丸善も、もうすぐですね。ううむ、実感が沸かない。

「さうさう、丸善では閉店セールをやつてゐるんですよ。洋書やビデオなどが安いです。テレタビーズのビデオも安くなつてゐますから、もしお持ちでないビデオがありましたら、この機会に是非、とトモコさんに伝へて下さい」

 むむむー、分かりました。でも、…確かに昔はテレタビーズのビデオを買つて観てゐました。しかし、今やポー店長にしてもポー社長にしても、テレタビーズとは別もんですからねェ。なんか独立した存在。そもそもテレタビーズはテレタビランド以外では生きていけないんです。それが、かうやつて現実世界で立派に生きてゐますからねェ、こいつらは。

「いや、現実世界ではなくて、オパールの幻想世界の中で生きてゐるのでは?」

 あれ? イナバさんには見えないんですか? ホラ、ポー店長がこんなに生き生きと動いてゐるぢやないですか。ほら、ほら。をかしいなァ、心の純真な子供には見えるはずなんですけど。

「……」

 …すみません。冗談です。

 いや、冗談ぢやない、かも。

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