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 Diary 2005年5月17日(Tue.)

俳句

 実は数日前にマツヤマさんが来店して、「俳句の会をやりませんか」と提案したのである。俳句の会? それは一体どういふものですか? 誰か指導者でも呼んで皆が持ち寄つた俳句を添削して貰ふとか?

「いや、別にそんな大袈裟な事を考へてゐる訳ぢやないんです。なにかおいしいモノでも食べて、酒でも飲みながら、みんなで俳句を詠んだり、俳句について喋つたりする、といふ感じの事を考へてゐるんですよ。この3年間、我々は『演歌サバイバーズ』で演歌を歌ひ続けてきた訳ですが、言つてみれば、あれは他人の歌ぢやないですか。そろそろ、自分の歌を歌つてもいい頃かな、と。」

 なるほど、それで俳句ですか。でも、どうするんです? 無季自由律もありですか?

「ううーん、さうですねェ。ボクらどうせ、みんな素人だし、やはり最初は有季定型でいきませうか。ちやんと歳時記とかも買つてですねェ、ある程度勉強していくんですよ。で、一人最低一句は詠んで持ち寄る、と」

 うん、では私からも提案があるんですが、ま、みんなあまりに素人で何も分かつてゐないから、放恣に流れるのを防ぐためにも、各人がそれぞれの気に入つた俳句を選んでくる、といふのはどうですか。むろん発句でも構はないし、メチャメチャ有名な奴でも無名の奴でも構はない、といふ事で。それで、この句のどこが良いのか、どこに自分は惹かれたのか、てな事を喋れば、案外いいんではないでせうか。

「さうですね! では、決まりといふ事で」

 と、言つた訳で、私は昨日から俳句を詠んでゐるのです。

 歌を詠む 他人の歌の 尽き果てし後

 稲垣足穂の云ふ「詠嘆者」にだけは成らないやう、気をつけたいと思ひます。

小川顕太郎 Original: 2005-May-21;