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 Diary 2005年5月4日(Wed.)

困った

「困つた困つた」とばかり思つてゐると、「困つた」波動が出て、事態はどんどん困つた方向に進む、と斎藤一人が言つてゐたけれども、正にその通りで、私は今現在日記に書くことがなく、「困つた困つた」と思ひながら何時間もパソコンの前で呻吟してゐるのだけれど、どんどん精神がささくれ立つてきて、頭痛はするし吐き気は起こるし、肩も凝つてきて目も痛い、コーヒーはこぼすし、それを拭かうと思つて立ち上がれば頭をぶつけ、蹲れば足を打つてのたうち回る始末。かうなれば何でもいいから頭に浮かんできた事を次々と無検閲で書いてやれ! と思ふのだけれど、さうなれば浮かんでくるのは腹の立つことばかりで、全くどいつもこいつも天皇陛下の慈恩のおかげで温々と生きてゐるくせにその事を解せず、自分ひとりで何でもできると自惚れたり、独りよがりな正義感を青筋立てて振り回したり、自らの保身のみに汲々として卑賤、卑怯、陋劣な言動を繰り返したり、ノホホンと済まして太鼓を叩いてゐたり、ワインを傾けながら知的で洗練されてゐると勘違ひした議論を心得顔で展開したり、世の中を憂へる振りをして自分の自尊心を憂へてみたり、猿のくせに赤デミズムなどと笑止千万な主張をしたり、分かつたやうな顔をしてお互ひ頷きあつたり肩を叩きあつたり抱き合つたり、その実心の底ではバカにしあつたり、「いいよねー」「最高だよねー」「感動しちやッたよねー」「ピース」などと宣つたりしてゐる薄らボケのカス野郎ばかりで、お前ら全員潰したろか! と、怒りでキーを打つ手が震へるのだけれど、そんな事をすれば逆に私の方が潰されてしまふであらう事はほぼ確実、衆寡敵せず、他人の欠点をみるより先に己の欠点をみつめよ、日に三度自らを省みよ、と、ここで思ひとどまつて冷静になれたのは重畳だ。このままいけば本当に困つた事態になる所であつた。あー、危なかつた。ここはひとつポジティブなヴァイブを出さなければ。

 イエーイ! イエーイ! イエーイ!

 平和的に楽しくいきたいものです。

小川顕太郎 Original: 2005-May-8;